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欧州連合議会副議長に面会後、秘密裏に連行され監禁されていた曹東さんが甘粛へ送還

(明慧日本)欧州連合議会副議長エドワード・マクミラン・スコット氏(Edward McMillan-Scott)に面会した後、秘密裏に連行されて監禁されていた曹東さんは、すでに本地の甘粛省に送られ、省公安庁の留置場に不法に拘禁されていることが分かった。中共メンバーらは2006年9月29日にいわゆる「逮捕命令」を出したが、逮捕の理由は「資料を作成」したことだった。これは、中共メンバーらは国際反響が引き起こされることを恐れて、わざと真実の原因と場所を避けようとしたためである。

 2005年5月21日に2人の法輪功学習者・曹東さんと牛進平さんは欧州連合議会副議長エドワード・マクミラン・スコット氏と北京で面会した。彼らは本人と強制労働教養所で迫害を受けていた妻の自らの体験で、中共の法輪功に対する迫害、不法な尋問、生きた法輪功学習者から大規模に臓器を摘出し、暴利を貪る真相を暴露した。その後、曹東さんは5月21日当日、北京国安スパイに秘密裏に拉致され、不法に尋問され、ずっと監禁されていた。彼の自宅(北京趙家ビル宝珠子胡同3単元704室)は5月26日にスパイにより2時間かけて不法に捜査された。もう1人の幼女を連れて面会に参加した法輪功学習者の牛進平さんは厳密に監視されていて、常に生活を侵害され、脅かされている。

 ひいては曹東さんの友人・高鋒さんさえも、その面会とは何の関連もなく、ただ偶然に曹東さんの自宅に泊まったりしただけであるが、曹さんの自宅が捜査されたときに発見されて連行され、5日間不法に尋問された。最後にはまた手錠をかけられて、強制的に列車に乗せられ、本籍の甘粛省に送還され、住まいを監視された。現在、高鋒さんは路頭に迷うよう生活を強いられ、家に帰ることができない。

 国安スパイは男性5人、女性1人で計6人を動員して曹東さんの自宅を捜査した。彼らは勝手に玄関をこじ開けた。捜査時、絶えず室内の写真を撮り、その後大法の書籍、資料、『九評共産党』、外付けハードディスク、MP3、未使用のCD-ROM、写真、フィルムなど数多くの曹東さんの個人所有物と身分証明書、証券など、ひいては結婚証明書さえも持って行った。これらのスパイは拉致や曹さんの自宅の捜査、尋問の時にずっと陰でこそこそやっており、極力自分達の身分を隠してごまかそうとしていた。人の前で互いに話をする時、名前や職務は言わず、彼らに名前を聞くと、言い逃れをし、しかも素早く話題を変えた。

 曹東さんと牛進平さんの遭遇が分ってから、国内外の法輪功学習者と世界の正義なる人々に緊急救援を呼びかけた。その中で、欧州連合議会副議長マクミラン氏は直ちに中共のEU駐在大使と緊急会見をすることを要求し、緊急会議を開いた。その後、何度も中国政府と交渉し、中共当局が彼と面会した後、連絡が取れなくなった2人の法輪功学習者が安全に家に戻ることを保障するように呼びかけた。同時に、国際社会に向けて、この件について緊急なる重大な関心を寄せるよう何度も呼びかけた。

 曹東さんと妻の楊小晶さんは結婚して4年余りが過ぎた。夫婦は順番に中共メンバーらにより、不法な勾留、強制労働教養および刑罰を受け、一緒に過ごした時間は合わせて数週間しかない。2000年11月20日の夜、結婚式をして9日目、曹東さんは逮捕された。北京の数箇所の留置場に監禁され、その中には死刑囚と重刑犯を監禁する7ヶ所も含まれる。2001年3月、北京の裁判所は曹さんに対して不法な審判を行い、曹さんに4年6ヶ月の実刑判決を言い渡し、本籍の甘粛に連行して刑務所に監禁した。監禁されている間、さまざまな手段で痛めつけられ、迫害された。4年半後、九死に一生を得た。最近の情報によると、曹東さんの妻・楊小晶さんは北京女子強制労働教養所を離れて、2年半の恐怖なる監禁を終えたが、夫が再度連行されるという迫害に直面している。

 北京と甘粛の法輪功学習者は協力して、多く発正念して、法輪功学習者・曹東さんを迫害するすべての要素を取り除くことを願う。

 2006年10月29日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/10/26/141067.html