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欧州議会副議長が中国大使館に書簡を提出 曹東氏、高智晟氏の釈放を呼びかけた

(明慧日本)欧州議会副議長のエドワード・マクミラン・スコット氏は2006年10月27日、中国駐欧州大使の関呈遠氏に書簡を送り、法輪功学習者の曹東氏および弁護士の高智晟氏を直ちに釈放し、さらに自ら曹東氏、高智晟氏の案件を国連に提出すると示した。

 エドワード・スコット氏の手紙の中で、もし曹東氏と高智晟氏を即釈放をしなければ、2006年11月8、9日の国連訪問期間に、自ら国連に二人のことを介入するよう要求すると記した。エドワード・スコット氏はまたこの手紙を複写し、欧州委員会対外関係コミッショナーFerrero Waldner氏と欧州議会議長Borrell-Fontelles氏と欧州議会対中国代表Dirk Sterckx氏にそれぞれ書簡を送った。

 エドワード・スコット氏は今年5月北京を訪問した際、法輪功学習者の曹東氏を訪ねた。曹東氏が拘束されていた期間に、法輪功学習者の遺体に臓器を取り出された後の穴を見たことがあったと証言した。その直後に逮捕された。

 明慧ネット10月26日の報道によると、当局は曹氏を密かに甘粛省公安庁留置場に移転した。当局は2006年9月29日に「法輪功資料の製作」の理由で逮捕状を出した。 

 エドワード・スコット氏は今年8月に豪州を訪問した際、豪州政府に中共が法輪功学習者の生体から臓器を摘出している犯罪行為を調査するよう呼びかけた。澳州での活動は曹東氏の逮捕に直接関係していると話していた。

 エドワード・スコット氏は豪州に着いてから三日目に、電話で会談したことのある高智晟氏も逮捕された。エドワード・スコット氏はメディアに、高智晟氏の逮捕は中共当局の自らの豪州での活動への答えであると語った。

 エドワード・スコット氏はカナダ独立調査団員、前カナダ国会議員デービッド・キルガー氏と豪州訪問期間中に豪州政府の野党と各党派も中共が法輪功学習者の生体から臓器を摘出していることに多党派の独立国際調査を実施するよう求めた。

 以下はエドワード・スコット氏の関呈遠大使宛ての手紙の訳文。

 (関呈遠)大使殿: 

 2006年6月5日、初めて大使に曹東氏の件で書簡をお送り致しました。そして6月16日、再び書簡をお送り致しました。今になっても返信がございません。

 私は、5月21日に北京で法輪功学習者の曹東氏を訪ねました。彼は「宗教信仰」のため「行政拘留」の罪名で服役させられました。彼には罪がありません。訪ねた直後、彼は逮捕されてしまいました。

 最近の情報によると、彼は依然逮捕されたままだそうです。また、甘粛省の公安庁留置場に移送されました。2006年9月29日に逮捕状を出されました。理由は「法輪功資料製作」です。欧州議会副議長の エドワード・スコット氏は直ちに彼を釈放し、さらに自ら国連にこの件について提出する」との堅い意志を示しました。 

 6月4日、高智晟弁護士と長時間にわたる電話会談により、あなたもご承知の通り優秀な人権弁護士です。あなた達の政府は彼を逮捕し、「転覆罪」で告訴しました。彼を直ちに釈放し、さもなければ11月8、9日の国連訪問時にこの案件を提出することになります。 

 複写を送ります:Ferrero Waldner様、Borrell-Fontelles様、Dirk Sterckx様

 書簡の英文http://pkg2.minghui.org/mh/2006/10/30/euletter.pdf

 2006年11月5日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2006/10/31/141443.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/11/1/79545.html