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台湾台東県議会:中共による生体からの臓器摘出を譴責する決議を可決(写真)

(明慧日本)台東県議会第16回第三次臨時会は2006年9月22日、「中共の生体からの臓器不法収奪および販売の蛮行を譴責」する決議案を可決した。嘉義県、宜蘭県、基隆市、花蓮県、台南市、雲林県などの県議会も同決議案を可決した。県市議会は台湾地方の最高の民意の機関である。これらの議案は台湾の多数の民衆が具体的な行動で民意の機関と政府に中国共産党の蛮行を厳しく譴責して制止するように求めていることを公然と明らかに示した。

台東県議会第16回第三次臨時会 当地の法輪功学習者は中共が法輪功学習者の臓器の不法摘出の蛮行を譴責

 この議案は今回の臨時議会で「通し番号衛生第1号」として提案した。陳顕興議員が提案し、黄秋議員、張順貴議員、王飛龍議員と洪コウレン議員が連署で全員の異議なしで通過した。主要な内容は生命には値段がなく、人権には、国境がなく生命を尊重するという基本的原則に基づいて、中国で起こった法輪功学習者の生体からの臓器の不法摘出および販売の蛮行、死体の焼却処分、人類の安全をひどく侵害し、人権の自由と人身の自由の権利など国際人権規約に背いた行為に対して最も厳しい譴責を与えた。

 カナダ元議員のデービッド・キルガー氏と著名な人権弁護士のデービッド・マタス氏はすでに7月6日、正式にその自主的な調査報告を公表し、中共が法輪功学習者の生体から臓器を摘出する蛮行が確かに存在していることを実証した。これは今までかつてないほど邪悪だった。中央政府の関連機関や国連、国際人権組織と世界保健機関などに呼びかけ、人員を派遣して大陸で実際に調査し、基本的な人権を守るため事実の真相を公表するように要請し、中共の残虐な行為を直ちに停止することを要求した。

 さらに間接的に臓器を売買し、生体からの臓器摘出行為の共犯者になることを避けるため、政府に有効な法律を執行するよう、民衆に大陸で臓器移植手術を行うことを軽率にしないよう要請した。そして、できるだけ早く全ての政府と民間のネットワークを使用して宣伝するべきで、民衆の医療の品質と生命の安全を守るため、大陸の臓器移植が不法に生体からの摘出に関連していることを広く民衆に告知すべきだと要請した。

 議会の決議によって、台東県政府の衛生局は10月12日すでに台東県の全ての公立と私立の病院、郷・鎮・市のクリニック、医師の同業組合などそれぞれ関連している部門に正式な公文書を出した、中共が生体から臓器を摘出する行為はすでに全世界の譴責を引き起こしており、自身に感染を及ぼし、また人道に背いた中共の共犯者にならないように民衆に大陸へ渡っての臓器移植手術を軽率にしないように導くため協力することを要求した。

台東県衛生局は医療部門に中共の生体からの臓器を摘出事件で、軽率に大陸に行くべきでないという正式な公文書を出した

 県政府の衛生局は行政院衛生署の8月4日の公告を同時に関連部門に再度強調して知らせた。医師あるいは医療関係者が民衆に海外への臓器移植を行うことの紹介について、相関的法令と倫理の規範を侵犯すれば、懲戒、あるいは処罰をすることになった。衛生局は社会局に民衆の身体障害の手帳の申請を取り扱う時、相関的不法な事情に及ぶことを避けるため、民衆にこの実情を理解させるように導くことを同時に要求した。

 真相を暴き出すことに力を尽くしている二人のカナダの調査員は先日台湾を訪問し、台湾の民衆にこれらの真相を知るべきだという注意を与えた。デービッド・マタス氏は、人間が人を謀殺してその体から臓器を奪い取り売買して利益を得る権利はないと述べ、デービッド・キルガー氏は、最大の努力をして人間の価値を尊重していくと述べた。彼らは中共が臓器を売買するために人類を惨殺することを停止するまで、力を尽くして世間の人に真相を伝えるよう台湾の民衆に呼びかけた。

 台東県は台湾の最も東南の隅に位置している。現地の県議会が譴責する決議を可決したことは、この残酷な迫害事件はすでに全省すべてにあまねく伝わり、地方政府と民意の同意を得たことを明らかに示した。この事件は二人の調査員が中共の邪悪な行為を制止するために尽くした努力を強化しただけではなく、さらに国と種族に関係なく一人ひとりが責任を持って、人類生存の価値と尊厳のため、努力に応えるべきことを証明した。

 2006年11月6日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/10/19/140547.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/10/20/79140.html