人生の重要な任務
文/天南星
(明慧日本)エビリンは優雅で荘重なドイツ人で、大きな目が澄んで心の善良を示していた。彼女は私と会ってすぐに打ち解けて、心の困惑を教えてくれた。
彼女はある会社の社長で、事業に成功し、家庭も円満で、夫は非常に彼女を愛していて、16歳の息子は頭がよくて可愛い。家庭のため、彼女はきつく締めたゼンマイのように全力で仕事をした。しかし、ある臨死体験が彼女の人生を完全に変えた。あれは2年前のクリスマスだった。彼女は脳卒中で倒れ病院に送られた。そのとき彼女は自分の体を離れ、天井から医者や看護婦たちが彼女を囲んで忙しくしているのをみていた。その後、彼女は空に上り、暗いパイプを通過してある明るいところまできて、体が非常にリラックスできた。彼女の周りに無限に暖かい「光」があり、子供の時キリスト教の洗礼をうけた彼女は、これがキリストと感じた。彼女はその瞬間に自分が生まれてから死亡するまでの一生を目にして、自分の過ちに恥じ入った。その「光」が彼女に戻るよう命じ、はっきりと彼女に伝えた「あなたにはまだ重要な任務がある」彼女は戻りたくなかった。しかしある強力な力が彼女の体を押し戻した。彼女は蘇ってすぐに自分の体験を医者、看護婦、家族に教えた。彼らは信じなかった。彼女の脳が刺激をうけた幻覚だと思った。病院を出てから、彼女は非常に敏感になった。なぜなら彼女は特殊な能力をもって、人の病気や考えていることがわかるようになった。これがその暖かい光が彼女に与えた能力とわかった。しかし、彼女は他人にこの体験を交流することをあきらめた。彼女のもっともいい友達も彼女の頭がおかしいと思ったからだ。彼女は孤独を感じ、ときどきこの体験が真実かどうかも疑った。しかし、彼女はもはや家族と自分の小さな輪の利益のために生きることをしたくなかった。彼女がずっと考えていた時、その「光」が、「重要な任務」とはなにかといった?彼女は2年間探し続け、教会を訪ね、新興宗教団体を尋ね、多くの霊的な本を読んだ。しかし、ずっと満足な答えが得られなかった。彼女はネットで私を知って、仏教から出口を探せると思ったようだ。
彼女は私があった初めて臨死体験をもった人だった。彼女の言葉は、私が本から知った数千数万の臨死体験者の共通体験を証明できた。しかし、「重要な任務」は私にとって初耳だった。私は偶然を信じない。彼女が私に会うのは、私からその「重要な任務」を知るためだった。いまの世の中、法を正すことと修煉に比べてもっと重要な人生の任務があるだろうか?残念ながら多くの縁のある人が伝統仏教で道に迷った。私は急に自分がこの世の中の職場にいる意義がわかった。私は彼女に教えた。彼女の体験は真実であり、疑うべきではなくて、幸運な人しかない体験で、これが神からもらったチャンスである。このチャンスをつかんで生命の本当の意義を実現すべきである。仏教は、もはや釈迦の教えに背いたと私ははっきりと彼女に教え、この世界に同じく出家した人は自分を済度することもできないし、まして彼女の問題を解決できない。師父はいま、人間界で法を正して、法輪大法が全世界で伝わり、新しい世界が開かれ、すべての人が選択の場に立たされている。「重要な任務」はつまり真・善・忍の洪流に溶け込むことで、師を助け、法を正すことです。彼女は真剣に私の言葉をきいて、頷いた。最後に、私は彼女に『転法輪』が天書で、彼女のすべての問題を解決できると教えて、彼女に法輪功の煉功点で学ぶようアドバイスした。
1ヶ月後、エビリンから暖かいメールがきて、私が彼女に力を貸して、ずっと探し続けた答えが見つかったことを感謝した。彼女は2回『転法輪』を読んで、毎回新しい体験と収穫があった。彼女が煉功をはじめて、功能を求めるわけではないが、特殊能力も強まった。友達が彼女の生活方式の変化を受け入れられないことは残念なことだが、一方うれしいことに彼女は多くの新しい友達ができた。特に夫がだんだん彼女を理解し、彼女の選択を支持したことにうれしかった。息子も法輪功に興味をもった。彼女はこう書いた「多くの善良な人が同じ道を歩んでいることに心からうれしくて幸せだと思う。」
2006年11月13日
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2006/11/12/142249.html)
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