印刷版   

劉淇氏、イスラエル訪問中に人道に反する罪で提訴される（写真）

（明慧日本）11月21日にイスラエルを訪問のため、到着した前中国北京市市長、中国共産党政治局委員会委員、中国共産党北京市委員会書記の劉淇は23日に法輪功学習者に拷問の罪で提訴された。

テルアビブ警察署に通告したイスラエル法輪大法学会代表のオーラ・フェッドマンさん

　法輪功スポークスマンのオーラ・フェッドマンさんは23日イスラエル法輪大法学会の代表として、テルアビブ警察署に、劉氏が北京市長および中国共産党北京市委員会書記などを務めていた　1999年から2003年の間に、法輪功学習者への迫害を関与し、拷問及び人道に反する罪、ジェノサイドの罪を犯したことを訴えた。

　フェッドマンさんは警察側に、北京で迫害を受けた7人の法輪功学習者の証言を含めた多くの物証や資料を提示した。

　この訴訟を担当するミハエル・スファール弁護士は、イスラエル刑法の関連条例に基づき、犯罪者がイスラエル公民、住民でなく、しかも犯行が外国で行われた場合でも、イスラエル刑法で処罰を与えることができると述べた。

　スファール弁護士はまた、1960年代エルサレムでナチス・ドイツ戦犯であるアドルフ・アイヒマンに対して裁判を行った後、イスラエルは今現在まで外国での犯行に関する刑事訴訟を審理したことがなかったと話した。

　市役所前で抗議活動を行う法輪功学習者

　テルアビブ市役所は23日の午後6時に劉氏の訪問を歓迎する式典を行う予定だった。しかし、市役所のラビン記念碑前で、イスラエルの法輪功学習者が劉氏の法輪功学習者への迫害に抗議する活動を行ったため、市役所は歓迎式を取りやめたと言う。

　劉氏はアメリカで有罪判決を下された

　法輪大法情報センターによると、2004年12月8日、ノーザン・カリフォルニア州連邦地方裁判所のクラウディア・ウィルキン（Claudia Wilkin）裁判官は中国共産党北京市委員会書記・劉淇氏に対して、アメリカ、中国の法律及び国際法に違反して、法輪功学習者への迫害に参与し、犯罪協力、煽動、同謀の罪を犯したとの判決を下した。

　イスラエル法輪功スポークスマンのオーラ・フェッドマンさんは「きのう11月22日はナチス・ドイツに対して国際社会が行ったニュルンベルグ裁判の61周年記念日です。当時、ヒトラーたちナチス・ドイツはユダヤ人と他の民族に対して、残酷極めた虐殺と迫害を行っていました。しかし、結局彼らは密謀の罪、平和破壊の罪、戦争罪、反人道の罪などで問われて、処罰や処刑を受けなければならなかったのです。これは正に、最終的に勝利するのは正義であるということだと思います。だから、私は劉淇氏を含めた中国共産党の官吏たちがこの教訓を学び、直ちに法輪功学習者への迫害を停止するようと心から願っています」と話した。

　2006年11月25日

（中国語：http://minghui.ca/mh/articles/2006/11/23/143038.html）