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ツバメも仙楽を楽しむ(写真)


 文/大慶の大法弟子

(明慧日本)法輪大法は、法輪佛法とも呼ばれ、世間に広まってからすでに15年近くなり、「真・善・忍」という宇宙の最高の法理をもって生命に万古たる機縁を開き、悠々たる歳月を経て見失った心霊を蘇らせた。法は生命の何世にも積もった汚れを洗い落とし、急速に堕落した人類の道徳を抑止でき、生命を善良な先天の本性に戻らせたのである。佛法は世に伝えられ、万物が霊であり、私達の大慶地域でも不思議な奇跡がたくさん起こった。ここで「ツバメも仙楽を楽しめる」といった物語を、世人に捧げ、大法の奇跡を証明し、より多くの生命がこの得難い機縁を惜しみ、本性に戻ることを願っている。

ツバメが網戸越しに大法の音楽を聴いている
電線の上で楽を聴いている

 ある秋の朝、私は窓を開け、テープレコーダーを窓の所に置き、最大音量にして大法の音楽を送り始めた。同時に「大法の音楽がすべての衆生を救い済度するように」という一念を発起し、そしてほかのことで立ち去った。テープを交換して窓際に戻った時、私は目の前の光景に驚いた。もう南に移ったはずのツバメがどうしてここに来たのか。しかも、数え切れないほど群れをなしていた。窓の外側で互いに寄り添って臥せり、尖った黄色のくちばしは開いたまま、黒豆のような目を大きく開いて音楽に耳を傾けていた。専念して聞いている表情は趣があった。その時突然、ツバメたちは奇妙な音楽に合わせ、上下に繰り返して飛び廻り、優美に踊り始めた。建物の上に止まったり壁にくっ付いたりしていたツバメもいた。しかし、もっと多くの燕たちは電線の上に立ち、一本一本の電線の上で一羽一羽並んでいた。弧状の電線は風に揺らいでいた。ツバメたちはこの「ぶらんこ」に乗りながら仙楽を聞いていた。なんと自由自在であろう。燕たちは絶えず小さくて尖っている口ばしで全身の羽毛をすいて、心の喜びを伝え合っていたようだ。

 ビルの前に集まるツバメは多くなってきた。さすがに世間で遭遇しがたいツバメの盛会だった。私は突然、この素晴らしい光景を記録すべきだと思い立ち、友達に電話した。40分後、ビデオカメラを持って慌てて着いた友達も、目の前の光景に驚いた。テープレコーダーの近くに、立ったり臥せたりしていたツバメたちは、大きな半円形になり、緩やかで平和な音楽にうっとりと聞きほれていた。残念なことに、友達は、興奮のあまり録画するのを忘れてしまった。さらに遅く来たので、多くの貴重の場面を見逃してしまった。

 私はテープレコーダーを近づけると、ツバメは驚いて飛んで行ってしまった。そしてテープレコーダーを片付けようとして、私は音楽を止めた。しかしその時、燕たちはがらりとまた窓に戻り、去るのをしぶった。私の心が動かされた。前の住まいでも、こうした光景を見たが、その時は偶然だと思って気にしなかった。

 今日私は大法をより深く理解してきた。つまり、法輪大法は真に宇宙のすべての衆生を救い済度できる宇宙の根本の大法である。大法は世に広まり、すべての生命が法のために来たのだ。人は世に入り、世に迷う。しかし、ツバメは霊性を具える生命であり、法輪大法がすべての命を救い済度することを分かっている。それらは、慈悲で平和な音楽の後ろに無限な天機が蓄えられ、あらゆる音符には輝く「真善忍」が大法の威力を具え、生命の微視的な各空間に到達し、善念を啓蒙し、霊魂を浄化し、命を真に最も美しい世界に戻らせると分かっている。

 私は師父が語った一つの修煉の物語を思い出した。「あるお寺で、和尚は説法しているとき、二羽の鳥が窓に止まって離れようとしないのを見ました。和尚は、『佛経を聞きたければ、人間に生まれ変わってから聞きに来なさい』と言いました。すると、二羽の鳥はすぐに飛び上がって、屋外の木にぶつかって、死んだのです。(笑) 二十年後、二人の若者がやってきて、出家したいというのです。(笑)つまり、こういう意味です。生命が天国世界に行けると知ったなら、これが何よりのことで、死んでも惜しまないのです。」(『ロサンゼル市での説法』、2006年2月25日)

 人は万物の霊長であり、最も貴重なものである。私達がこの地球に来たのは、人になることではなく、返本帰真することである。生々世々と、千年の輪廻を経て、今日大法が世間に伝わることに巡り会え、如何にしてもこの万古にも遇い難い機縁を惜しむべきではないであろうか? 「主佛の慈悲は洪大なものであり、すでに佛法を人類に残した。宇宙は人類にもう一度機会を与え、偉大なる佛法が宇宙の真の現実をこの世で再現するようにし、一切の汚れと愚見を一掃し、人類の言葉で再びきらめく輝きを造るのである。大切にしなさい! 佛法はすでに皆さんの目の前にあるのだ。」(『精進要旨』の「再び人類を作り上げる」より)

 2006年12月3日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/11/25/143202.html