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日本の法輪功学習者、シンガポール司法当局の不当判決に抗議(写真)


 文/日本の法輪功学習者

(明慧日本)日本の法輪功学習者は2006年12月1日午前、シンガポール司法当局が事実を無視して駐シンガポール中国大使館前で穏やかに抗議活動を行なった法輪功学習者2人を逮捕し、罰金を科したことは不当判決だとして、シンガポールの駐日本大使館前で抗議活動を行い、シンガポール政府に対して直ちに逮捕された法輪功学習者を釈放するように求めた。

 3人の法輪功学習者は今年7月20日、在シンガポール中国領事館前で「7.20法輪功学習者に対する中共の非道な迫害にハンスト抗議/Stop Persecution of FalunGong in Ching」と書かれた横断幕を掲げ、平和的に座り込み抗議を行った。シンガポール警察は「侮辱的な言葉により騒乱の罪になる恐れがある」との理由で、この3人を刑事告訴した。被告人の1人の73歳の陳培育氏は、法廷審理が始まる前に、警察の告訴が取り下げられ、8月21日に国外退去させられた。シンガポール裁判所は11月28日に審理を開始し、同月30日午後に判決を下し、検察側が告訴した罪状が確定、被告人の法輪功学習者2人に、それぞれ1000、1500シンガポールドルの罰金刑が科せられたが、2人の学習者はこれを拒否した。また、2人の学習者の上告は認められたが、保釈を認められていないため、現在監禁されたままである。

 日本の法沈降学習者たちは12月1日午前10時から、駐日シンガポール大使館前で、横断幕を揚げ、シンガポール司法当局の不当な判決に抗議活動を始めた。学習者たちは警察官に抗議活動の事情を説明し、シンガポール大使館関係者に直接陳情し、抗議したいと求めた。しかし、大使館関係者と連絡した警察官は、学習者に対して「大使館関係者は説明する理由は無いとし、直接の陳情を拒否すると話した」と伝えた。 

駐日シンガポール大使館前で横断幕を掲げ、抗議活動を行う法輪功学習者

 日本法輪大法学会代表の蓮本氏は、「われわれは、シンガポール司法当局の判決に強く抗議します。シンガポール司法当局は直ちに2人の法輪功学習者を釈放するように強く求めます。全世界の人々が『共産党についての九つの評論』を読み、中国共産党の悪らつな本質を見極めたことによって、中国共産党からの脱党ブームをもたらしました。しかし、シンガポール当局はこれを無視し、しかも、中国共産党が法輪功学習者に対して臓器狩りを行なっているという残酷極まる事実を無視して、依然として中国共産党に追随し、犯罪を助長しています。シンガポール政府当局の行動はシンガポールの人々の意思に背いているでしょう。シンガポール当局が2人の学習者を釈放しない限り、われわれは引続き抗議活動を行ないます」と述べた。

 2006年12月5日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/12/4/143838.html