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清華大学の博士・王欣さん、不法に懲役される

(日本明慧)清華大学の博士・王欣さんは自らの信仰を堅持したため、9年間の懲役を言い渡され、遼寧省カ子刑務所で非人道的な待遇を受けており、身体はかなり衰弱しているという。

 王欣さん、沈陽市沈河区在住(27歳男性)。高校時代から、成績が優秀で、評判の良い人であり、当時の高校では唯一清華大学に進学した学生だった。1999年、清華大学の博士課程に進学し、優秀な学生幹部、優秀な学生として奨学金をもらい、好来西校友奨学金、細川育英奨学金などさまざまな奨学金を授けられた。さらに、クラスと学部のまとめ役として活躍し、学部を卒業後、推薦入学で博士課程に進学した。

 1996年、清華大学在学中の王欣さんは、法輪功を修煉した後、心身ともに大きな変化を遂げた先生の姿を目の辺りにし、修煉を始めた。1999年10月、清華大学から休学を命じられ、「法輪功を根本から放棄しない限り、大学に戻ってはいけない」と告げられた。

 2001年4月、王欣さんの恋人は法輪功を修煉したため、修士課程への進学を拒否された。指導教官は彼女をある研究所に推薦したが、研究所の幹部は法輪功を修煉する学生を進められたことに恨みを抱き、この恨みの矛先を王欣さんに向けた。王さんは恋人を研究所に送ったとき、研究所に密告され、西区公安支局に不法に逮捕され、北京市公安局七処に監禁された。2001年12月13日、北京市中級裁判所は「インターネット上で大法の真相資料を配布した」、「横断幕を吊るた風船を飛ばした」、「大法のチラシを配布した」などの罪名で、不法に9年間を求刑した。

 2002年、王欣さんは地元に移送され、沈陽市大北刑務所に監禁され、迫害に遭っている。2004年7月から、か子刑務所は迫害の手を強め、王さんら14人の法輪功学習者を生産部門に移動し、迫害を加えた。生産部門では、全員ひどく殴打され、精神的にも肉体的にも迫害されていた。

 2005年9月、王さんは刑務所のバッジを身につけることを拒否したため、日常用品の購入、家族との面会、入浴を禁止された。刑務所はこのような卑劣な方法で大法弟子を迫害している。王さんは自分の基本的人権を守るために断食の方法で抗議した。この邪悪な迫害は99日間も続いた。

 2006年4月、王さんは自分の信仰を守るために、刑務所に幾つかの要求を出したが、何の返事も得られなかったため、仕方がなく再び断食をした。断食の間、王さんは非人道的な待遇に遭い、身体はかなり衰弱したという。

 王さんの母親は息子のことを憂慮したあまり、2005年に亡くなった。

 2006年12月7日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/12/6/143973.html