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インドネシアのNGO:シンガポール裁判所の判決は明らかに人権違反

(明慧日本)インドネシアのGHURE非政府組織の主席であるHenny Sundari氏は12月14日、720冤罪案について、インドネシアのシンガポール大使館宛に、シンガポールの裁判所は審判する過程で明らかに人権に違反していることを訴える書簡を送った。全文は以下の通りである。

 私共の自己紹介をお許しください。私たちはジャカルタから来た、全世界の人権問題に関心を寄せているNGO組織です。最近、私たちは数人の法輪功学習者から、2人の法輪功学習者・黄才華さん、余文忠さんは、シンガポールの720事件で起訴され、そして有罪判決を言い渡されたことを耳にしました。

 私たちは、この審判の過程における、いくつかの明らかに人権を侵害している問題について明らかにしました。

 一、この審判は、ほとんど秘密裁判の形で行われ、いかなる傍聴人も審判に参加することは許されなかったこと。

 二、あからじめ人証と物証に制限がかけられ、一部の人証と物証は審判の過程で、強制的にその効力を否定されたこと。

 三、被告に対して、この事件について自分自身を弁護する時間を十分に与えなかったこと。

 四、判決は、ただ可能性と推測に基づいて下されたこと。

 私たちは、シンガポールはインドネシアと同じように、自由かつ民主主義を尊重する国であることを知っています。私たちは、シンガポール政府に対して、私たちのようなシンガポールの近隣の非政府組織は、シンガポール高等裁判所で、もう一度黄さんと余さんの案件について再審するよう切に呼びかけております。彼らに本来あるべき公正な裁判する権利を与えてください。すべての人間は皆、公正かつ公開された司法体制を持つべきであると信じています。

 12月10日は世界人権デーです。この日に際して、私たちはシンガポール政府が善意のもとでこの案件を再審し、正義と公平を全うするよう願っています。私たちは、平和とは人間同士における公正と善意から生まれてくるものだと信じています。

 「人権とは、全ての人に与えられる権利であり、人権を擁護することも全ての人に課された義務である。」

 あなた方が関心を寄せてくださることに感謝致します。以上挙げたことについて、検討または応答していただけることを切に希望致します。

 誠意を込めて

 Henny Sundari, NGO主席

 インドネシア ジャカルタ

 2006年12月14日


 2006年12月22日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2006/12/17/144906.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/12/18/80975.html