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シンガポールの李光耀独裁政権を国連に暴露(写真)

(明慧日本) シンガポール当局が2人の法輪功学習者・黄才華氏と余文忠氏を起訴し、強制的に監禁した件に対して、法輪功人権組織(FGHRWG)は国連に人権レポートを提出した。レポートは、国際社会にシンガポール政府を明確に認識させるため、シンガポール政府が長期にシンガポール人民の基本人権を踏みにじっていることを暴露した。

シンガポールの法輪功学習者と国連特別調査員(2006年9月)

 レポートには、2人の法輪功学習者は中国領事館前で平和的に座り込み、中共の法輪功学習者に対する迫害に抗議しただけで起訴され、監禁されたと指摘した。案件の審判過程は、シンガポール当局は法輪功学習者が提出した中共の法輪功迫害の証拠と証人を拒否し、当案件は証拠、証人、被害者はないものの、1人の警察の推測により、「侮辱的な文字を展示し、騒乱した可能性がある」という罪名が成立した。さらに裁判所は中共の迫害を実証できる国連のレポートも無視した。

 法輪功学習者を孤立させるために、シンガポール当局は弁護士側に、法輪功関連の案件を受理しないように脅かした。シンガポールで唯一の人権弁護士のラヴィ氏は、良知と正義のためにこの案件を受けた。しかし、李光耀政権は絶えずラヴィ氏を悩ませ、脅迫し、攻撃をした。2006年9月、ラヴィ弁護士は国連理事会で証言するように誘われたが、出発当日に警察に連行されてしまい、会議に出席できなかった。その後、彼は強制的に精神病院に運ばれ、いくつかの薬を注射された。最後にラヴィ弁護士のライセンスはシンガポール当局に取り消された。

 弁護士がいないため、2人の法輪功学習者は自分で弁護しなければならなかった。裁判所で、裁判官は法律の尊厳を無視し、法輪功学習者が自ら強く無実を弁護したものの、証拠もない状況下で有罪として判決した。しかも、裁判官は法律ルールを違反し、上告の要求を拒否して慌てて学習者を刑務所に入れた。こんな法律違反と人権を無視した行為は、もうすでに裁判所と呼ぶことはできない。シンガポールの人民はどうして政府を信用するのだろうか? シンガポールの法律の現状は国際社会で明らかになった。

 李光耀政権の長期独裁統治は国際社会でますます関心を集めている。シンガポールには言論の自由はまったくないのである。しかし、言論の自由は国連人権宣言の重要な一部とされている。

 法輪功人権組織(FGHRWG)は、国連にシンガポール政府の長期にわたる国際人権公約に違反する行為を調査し、譴責するよう、国際社会にシンガポールで起こっている人権違反の事件を注目するよう呼び掛けた。

 (法輪功人権組織の報道)

 2006年12月25日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/12/14/144668.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/12/17/80940.html