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法輪功学習者はカナダ首相の中国人権に対する関心を声援(写真)

(明慧日本)カナダのスティーヴン・ハーパー(Stephen Harper)首相は2006年11月15日、カナダは人権と引き換えに中国の貿易投資を得ることはありえないと表明した。11月19日に法輪功学習者を含む複数の人権および信仰団体がカナダのトロントチャイナタウンで集会し、政府の立場を支持した。

アムネスティ・インターナショナルのMichael Craig氏が集会で発言

カナダ法輪大法学会スポークマン張照進氏が集会で発言

 カナダのCTVの報道によると、はーパー首相はベトナムでのアジア・パシフィック首脳会談に参加する前に次のように表明した。「私が思うに、カナダ民衆は我々に全世界範囲に貿易を拡大することを望んでいるし、我々はそのようにしている。しかし、カナダ民衆が我々にカナダのもっとも重要な価値観——我々が民主、自由と人権を売ることを望んでいないと思っている」。

 カナダ法輪大法学会スポークマンの張照進氏は「中共の法輪功学習者への迫害はすでに7年間続いた。公然と無数の『真、善、忍』の信念を貫く修煉者を殺害したと同時に、中共は中国人の道徳文化を破壊し、中国人に残りわずかな良知を消滅させた。」「この迫害の惨烈さは法輪功学習者の生体から臓器を摘出するにまで達している。カナダの2人の独立調査員の調査報告が示したように、法輪功学習者の生体から臓器を摘出する犯行は、中国の広範囲で存在するだけでなく、いまなお進行している。」

 「人間性を失った迫害を維持するため、中共は中国人を人質にして世論の譴責をかわし、中国の市場の餌をつって、各国の機構と政府を沈黙させた。」と述べた。張氏は続けて、「われわれがはーパー首相の、人権が金銭より重要だという価値観を支持し、カナダ政府は外交上道徳原則を守り、これこそカナダ人民と中国人民の共同利益にかなうものである。」と強調した。

チベット女性協会スポークマンのTsering Norzom代表はカナダに在住しているチベット人を代表して、ハーパー首相がアジア大会で中国に人権問題について言及したことを感謝した。「チベット人は共産党に統治されているほかの地区の中国人と同じく酷刑を受け、言論と思想の自由がない。」Tsering代表は、海外のチベット人と漢民族が「依然中共に迫害」されている人々に関心を寄せ、それらの真相を明かすよう呼びかけた。

 アムネスティ・インターナショナルのMichael Craig氏は、今回のハーパー首相の中共に対する対応について「カナダ人はカナダの基本価値を重要視している。よってハーパー首相は国内の多数の民衆の支持を得られた」と話した。

 民主陣線カナダ副主席の盛雪氏は、次のように指摘した。「今3千万の華人が海外にいる。6.4以降、海外に逃れた人も改革開放後に海外に来た人も、皆もっとよい、もっと自由な生活を求めているためである」。

 盛雪氏はまた、「もしあなたは誠実で独立した人であれば、あなたはカナダの基本価値観を認めてここにきたはずだ。」「われわれは心からハーパー首相に中国人の人権を守るために立ち上がったことに感謝している。」「それら大金を果たし、海外に密入国した中国人が、もしカナダ政府のやり方に反対したら、本当にあまりにも利己的で、人格がない」と話した。

 トロント中共脱退センターの柳済南氏は、「ハーパー首相は中共政権に接するとき、民主の自由と人権原則にこだわる発言は、カナダ政府と人民の高度な道徳勇気と信念を表した。国際社会の中共に対する公な譴責は、中国大陸の中共脱退の流れを加速させるだろう」と指摘した。

 2006年12月29日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2006/11/21/142936.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/11/25/80284.html