修煉者はどんなことでも執着してはならない
文/大陸の大法弟子
(明慧日本)ある日、私は同修と一緒にある年上の同修の家に行き、皆で一緒に大法弟子が三つのことを実行する中での体験談を交流したいと思っていたが、年上の同修は、すべての矛盾が私に集中しているとして、私たちに修煉体験について交流することを許さなかった。そこで、私は同修と一緒に交流はまた次回にするとして、先に発正念する要領を書きとめて、目標となる邪悪をはっきりとしたほうがよいと話した。しかし、年上の同修はただちに顔をしかめて、ぺんと紙を取り上げた。この状況を見て、私は微笑みながら「書きたくなければ書かなくていいですよ、あなたが覚えていればいいですよ」と言った。しかし、この年上の同修は非常に態度が悪く、「いつもあなただけがそのように言って、自分について探さず、他人の問題ばかり探していますね」と言った。
その当時、私はこの同修が私に意見があって、私に対して指摘してくれることで私の修煉を助けてくれているのだ、悪いことではないと思っていた。なぜなら私自身も自分にある問題を探しているが、どうしても見つからないことがある。今日、同修がただちに私の問題点を指摘してくれた。私は心の中から、同修が指摘してくれたことに感謝したいと思う。そして、私はその同修に、私のほかの問題点を指摘するよう頼むと、その同修は続けてたくさんの問題点を指摘してくれた。しかし、その中のかなりの問題点は、私が発言した内容ではなく、たくさんの問題は、私によるものではなかった。その当時、私は自分の心性を守って、師父も説法でおっしゃったように、「マッチのように、こするとすぐに火がついてしまい、地雷のように、踏まれるとすぐに爆発してしまう人がいます。」(「ロサンゼルス市での説法」)とおっしゃっていた。私はその場を耐えることができた。そして、心を静めて発正念をして、旧勢力の同修の間における隔たりを拡大させるすべての邪悪な要素を取り除くようにした。
その後、私は自分自身の中をもう一度探してみると、私は他人ばかり変えたいと思い、自分自身を変えず、法を学ぶにしても表面的にとどまり、しかも非常に強い自尊心と不満な心があり、心性に関するたくさんの関もあると気づいた。それ以来、学法するときに法の内容が私の脳裏の深い所まで入るようになった。「瓶びんの中に汚い物を一杯入れて、蓋をしっかり閉めてから、水に投げ入れると、直ちに底まで沈んでしまいます。中の汚い物を出せば出した分だけ瓶が浮き上がってきます。」(『転法輪』)とおっしゃっていた。師父は、私が修煉することで次元を高め、法を学ぶことで絶えず自分自身の執着を取り除くことを待っているのだ。人間にはたくさんの業力があり、しかも後天的に形成された観念や、さまざまな執着があって、まさにその汚いものが入っている瓶のように、自分自身の執着を抱いたままでは、まさに蓋を強く閉めているのと同じではないか。腐敗したのものを取り除かなければどうして沈まずにいられようか? 絶えず自分の不足を見出し、自分を正しく修め、さまざまな執着を取り除けば、それで良くないものを取って捨てることになるのではないか。それで初めて、考えも浄化し、浮き上がってくるのではないか?
その後、またその年上の同修の私に対するさまざまな文句が私のところに伝わってきた。私は、なんとも思わず、ただこの同修が私に対して指摘しているのならば、私には必ずまだ問題があり、まだきれいに取り除いていない執着があることを意味し、ただちに無条件で内に向けて探すべきだと思った。「修煉はほかでもなく、内に向けて探すことであり、自分が正しくても、正しくなくても自分の問題を探すべきです。修めることは、ほかでもなく、常人の心を取り除くことです。」(「ロサンゼルス市での説法」)という説法を私は成し遂げることができた。
私は自尊心を見出してから、それをきれいに取り除かなければならないと分かった。今後も続けて法に基づいて向上する必要がある。修煉者はどんなことにも執着してはならない。すべてを放下しなければならない。自尊心をも放下しなければならないのだ。私は何度も繰り返して心の中で、自我がなければ他人が何を言おうと心はもう動じることはないと言い聞かせた。
私の身に起きたすべてのことは、私が修煉するため、私が向上するために用意されたものであり、私はたくさんの自分を修める機会を失っていた。師父は、すべての大法弟子を一人もだめにしたくはない、早く常人から抜け出すようにと話してくださった。私は、真に自分を修めることができたら、師父は必ず加護してくださるのだと悟った。師父は、大法弟子に向上したいという精進する心があるのを見て、必ず私たちに啓示を与えてくださる。
2007年1月25日
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2007/1/6/146182.html)
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/1/26/82048.html)
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