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すべての衆生に対して慈悲でなければならない


 文/四川省の法輪功学習者

(明慧日本)2005年当時、私の住んでいた県と村の幹部たちは、時折「心配する」ということを理由にして私を監視し続けていた。最初のとき、私は彼らに対して、私が法輪功を修煉しているから、心配しているということでしょう、とはっきり言った。そして、私は彼らに対して、「あなた達のせいではありません。なぜならあなた達も利用されているのだから。しかし、私はここであなた達に伝えたいのは、法輪功は真・善・忍を基準にして良い人になるように教えている世界の中で最もすばらしい功法です。世界中で80カ国の人が修煉しています。そして、あなた達も江沢民に追従して法輪功を迫害しないようにしてください。法輪功を修煉することはすべての中国人の信仰の自由です。私達が北京で陳情することも、法に基づいてしたことです。私達は正々堂々とした修煉者です。私達と話したいならば、まず『転法輪』という書籍を読んでからにしてください」と話した。

 これらの人々が私の家に来るたびに、私は彼らに1時間から1時間半ほど話をしていた。その後、一部の同修は、これは常人の修煉者に対する妨害であり、自分に漏れがあるのではないかと言い出した。最初、私もこれが原因だと思って、発正念をして取り除こうとした。しかし、その後、法を学ぶことで私の認識も変わるようになり、私達は衆生を救い済度するために来たのであるから、衆生の年齢、職業、階層にかかわらず救い済度するのであるならば、せっかく来てくれるのだから、真相を伝える絶好のチャンスではないか、ふだんこのような人々に会うことすら難しいのに、と思うようになった。

 その後、彼らはまた私の家に来て、その当時ちょうど『共産党についての九つの論評』が発表されてから間もなく、私も法理についてはっきりしていなかったので、彼らには、ただ法輪功の真相だけを説明し、『九評』について触れないようにしていた。その後、同修との交流の中で、彼らに面と向かって『九評』を伝え、江沢民はどうして法輪功を迫害するのかを説明し、そして彼らに、共産党から脱退するよう求めるべきだと分かった。この過程の中で、『九評』を耳にするとただちにその場を離れる人もいれば、最後まで聞く人もいた。真相を伝える中で、時折私の心の中で恐れる考えも出てきたのだが、心の中に師父と法さえあれば何も恐れるに足りないと悟った。

 この件を通して、私は、どのようなことであっても法に基づいて考えるべきだと思った。なぜなら、「修煉の中で、皆さんは良いことに出遭っても、良くないことに出遭っても、すべて良いことです。なぜならば、それらは皆さんが修煉しているからこそ、現れたことだからです。」(「シカゴ法会」)と同時に、私はすべての衆生に対して慈悲でなければならず、迷いの中の衆生が私達の正しくない考えのため、救われる機縁を失わせることがないようにするためでもある。

 2007年2月27日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2007/2/27/149748.html