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王博さんの近況:母と娘は断食で迫害に抗議、父は重篤な心臓病

(明慧日本)北京の6人の代理弁護士は一審において当事者の法輪功学習者・王博さんに無罪を弁護し、その後3回にわたって意見書を提出し、二審の開廷を要求し、外界から注目されていた。最近、代理弁護士たちは相次いで北京市司法局、北京市国家保安警察らに王博さんの案件から手を退くように脅かされている。現在、王博さん一家3人は、依然としてそれぞれ不法に二か所の石家荘拘留所に監禁されている。父・王新さんは先日動脈硬化型の心臓病と診断され、いつでも命の危険な状態にある。

 2007年3月下旬、不法に監禁されている王博さんと母・劉淑芹さんは、5日間ほど断食して不法監禁に抗議した。また、劉さんは煉功を堅持しているため、吊り上げられ、拷問を受けた。しかし、2人の精神状態には問題はないようである。

 父・王新さんは石家荘趙県拘留所に不法に監禁されており、体調はずっと悪く、最近、病院で動脈硬化型の心臓病と診断され、血圧は最高200、最低120であり、医学的には高危険度の状態であり、いつでも命を落とす危険がある。しかし、中共は法輪功学習者に対して集団殺戮政策を実行し、全く法律の手続きに従わないため、病気治療の為の一時保釈を申請するのは不可能となっている。

 北京の6人の弁護士たちは、案件の詳細な書類を研究、当事者との会見を通じて、審理過程において司法手続きに違反したり、証拠が不十分であったり、適用された法律が不当だったという諸問題があったことに気づいた。そのため、最近弁護士たちは相次いで北京市司法局、北京市国家保安警察に、王博さん案件から手を退くように脅かされたが、弁護士たちは3人の当事者に無罪の弁護申立書を提出し、そして3回に渡って意見書を提出、二審で公開審理するか又は長安区法院に差し戻すよう要求した。

 最近、石家荘中級法院の裁判官・裴衛華は「上」の指示に従い、裁判を公開しないという口頭による回答のみだったが、理由などについては一切説明しないとした。明らかに中共は恣意に元の判決を維持し、王博さん一家を監獄に入れ、沈黙させようとしている。

 石家荘中級裁判官らに厳正に警告し、もしこのような手抜きだらけの判決書に署名し元の判決を維持するならば、法律を汚し、自らを侮辱し、法律をもてあそぶことに等しい。王博さんの親戚と代理弁護士たちは、必ず法律に基づいてすべての必要な措置をとることができ、裁判官の法的責任を追及する。国内外の人々も立ち上がって強く非難するに違いない。

 いかなる口実があるにしろ、裁判官は司法の公正を守るべきであり、裁判官としての職業道徳の下限を守らなくてはならない。今日を語るすべてが歴史になった時、裁判官らは当時のナチス時代におけるナチス参与者と同じく、善良な法輪功学習者を迫害したことで歴史の審判を受けざるを得ない。そして今日の良心に背く誤った判決に対して、法的責任を取らなければならない。

 2007年4月7日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2007/4/7/152336.html