一字も知らない母が修煉した後に『転法輪』を通読できた
文/大陸法輪功学習者
(明慧日本) 私の母は湖北省の年老いた法輪功学習者で今年83歳、1996年、娘の修煉について、法輪大法に縁があり修煉を始めた。母は字が読めないので、師父の講法の録音を聞き、先生の講法ビデオを見ることしかできないが、母はいつも感動して「先生の言われたことは本当に素晴らしい、世の中のことをすべて知っていらっしゃる」と言った。母は文化のことが全く分からない。しかし先生の講法は理解できるまでしっかり聞いた、聞けば聞くほど聞きたがった。
絶え間ない学法と煉功により、母は身についていた40数年たばこを吸う習慣を何カ月か後についにやめた。母がたばこをやめることは大いに手数がかかった。母には他の嗜好がない、ただたばこを吸うことだけだった。ある時母は便所に行ったとき、たばこを吸いたくなった。ちょうど火をつけたところで、たばこが突然落ちて、どこにも探し出せなかった。母は断念せずまた引き続いて探した。「こんなに狭い場所なのに、たばこはどこに落ち込んだだろう」と言った。偶然のできごとで、あちこちを探していると、たばこは壁の水道管の中にしっかり挟まっているのを見つけた。もうすっかり濡れてしまっていたが、母はたばこを拾った後に、炉火であぶって乾かして、引き続いて吸っていた。私達は彼女にたばこを吸わないで、やめるべきだと教えても、母は「子供たちに買ってもらったたばこを吸い終わったらやめる」と言った。ある日母は10回くらい下痢をした。下すのはすべて黄色い水だった。母は師父が彼女の体を浄化しているのを知っていて、恐れず、病院にも行かず、とても元気で、気分は悪くないと感じ、その上全身が軽くなった。それからは、母はたばこを吸うとき、味がなくなった。これでやっとたばこをやめた。
ある日母は『転法輪』をささげ持って、あちこちひっくり返して「師父はこんなに多く講法をされたのに、もし私に字が読めたらどんなにいいのか」と独り言を言った。私は何気なしに聞いていたが、母が『転法輪』を読むということは彼女に対してとても不思議なことと思っていた。
中国大陸では私の母のような老年女性は学校に行かなかった。母は一生とても貧しくて、1歳の時、母の父親が亡くなり、母親とお互いに頼り合って生きてきた。1957年中年になって、夫が「百花斉放、百家争鳴」のスローガンのもとで冤罪を晴らせずに死んでしまった。ある人は母に再婚するように勧めたが、母は「このようにすれば不道徳になる、どんな苦労があっても子供達を成人に育てる」と言った。だから母の一生は生活のために苦労し、あくせくと働いてきた。
今生に大法を知ったことは、母にとって最大の幸福だった。母は根気を持って学法して字を読むことができ、私達も彼女に教える自信が増してきた。私達はまず『転法輪』の3文字から教えて、それから『論語』に入り、更に法を学びながら字を覚えるようにした。母は字を覚えられないとき、いつも手に一つの記号あるいは何かを書いておいた。それは彼女自身が見れば分かるが、他の人は見ても分からないことだった。それで眠るときも、食事をするときも、洗濯するときも、母は覚えるまですべて繰り返して読んでいた。家族は家にいる時、彼女に教えた。家にいない時、彼女は自分で読みながら、この字はこう読んでいいかどうかと考えていた。家人が帰って来ると、すぐ「この字はこのように読むのではないか、正しいか」と聞いた。家人が正しいと言うと、母は合掌して「先生が私に本を読むように教えておられる、先生、ありがとう」と言った。母は本を読むことにとても真面目で、特によく似た文字を間違いやすかった、例えば「間」と「聞」、「語」と「悟」、「看」と「着」このような字が混乱した。何回正してあげても、彼女は覚えられなかった。しかし母は気を落とさず、毎日できる部分をちゃんと読んで、できない部分も推量しようとしていた。ある時『転法輪』を読んでいる時、母は難しいところを楽に読めた。私達はみんな喜んだ。母はやっと完全に『転法輪』を読み終わることができた。これは大法の威力が母の身に起きた体現である。
1999年大法が迫害に遭った時、私は娘と北京へ陳情に行った。北京の陳情局の入口で私服の警官に厳しく遮られ、私達を強引にパトロール・カーまで引っ張って行き、その後武漢公安局の現地派出所に拘束されて帰った。家人はこの情況を見て、とても恐怖を感じて恐れ、天が崩れて、母が捕えられることを大変心配して、母に大法を学ばないようにと言った。その時の母は圧力がとても大きく、しかし母の決意はかたくて「私はテレビで人を騙しており、それを信じない、すべて嘘だ。先生は私達に真、善、忍 のいい人になるように教えられている、これはどんなに素晴らしいか! その上に私の2人の子供は煉功してすべてよくなった。1人の子供はもともと癌で、もう1人の娘は病院に検査に行ったが、どんな病気なのか診断できず、ベッドで数年過ごした。今子供たちの体はすべてとても良くて、こんな良い功法なのに、誰も私にやめることを勧めてはいけない、私はきっと学ぶ」と決意した。母の話にみんなは答えに詰まって言うべき言葉がなかった。今母はどこに行っても、子供達の家でも、いつも『転法輪』を持っている。
ある時私は母と一緒に田舎の親戚の家に真相を伝えに行った。私達は『転法輪』を持って行った。親戚の家に着いて、初めは日常のありふれた話をして、それから法輪功の話になった。彼らはテレビの嘘に深く毒されていた。私達は「天安門焼身自殺」の罪を着せるのがどういうことか、法輪大法は80余りの国々で伝えられていると、ビデオや真相の小冊子をすべて彼らに見せた。それから母は『論語』を彼らに読んだ。親戚はすべて「素晴らしい」と言った。その時親戚の1人の子供が『転法輪』を受け取った。私達は彼女に「よく見て、これは宝の本だよ」と教えた。彼女は続けざまにうなずいて「分かった」と言った。本当に大法は縁がある人を救った。その上彼らは真相を分かった後に、親戚と何人かの子供はすべて「三退」をした。
私が下書きを書き終わった後、母に読んであげた。母はうれしそうに「更に一言を追加して、『先生によろしく、先生にお礼を言います』」と言った。
2007年4月28日
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2006/12/5/143928.html)
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/12/28/81219.html)
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