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王博訴訟の第二審で6人の弁護士が無罪弁護を行った(写真)

(明慧日本)河北省石家庄の法輪功学習者である王博さんの訴訟の第二審は2007年4月27日午前8:30に石家庄の中等裁判所で開廷し、午後1時40分に閉廷した。北京の6人の弁護士(李平和、黎雄兵、張立輝、李順章、藤彪と鄔宏威の各氏)は法廷で「憲法上、信仰の自由と人権を守る」などの角度から、憲法と立法、司法過程及び法律事実などの側面から王博さん一家の無罪弁護を行った。

王博さんと両親

 2007年4月27日午前8時半、法廷内外は恐怖に満ちており、中には法廷警察がおり、法廷外に公安と特殊警察がおり、しかも昨日の26日の夜から数多くの警察が街頭を巡回し始めていた。

 「王博訴訟は公開審判であり、如何なる人でも26日午前に身分証明書で傍聴券をもらえる」と裁判官は弁護士たちに知らせた。当時27人が裁判官の知らせによって傍聴券をもらったが、26日の午後、傍聴券をもらった法輪功学習者は皆妨害された:石家庄の公安局の警察と町内会の責任者がこれらの法輪功学習者の家にやってきて「傍聴するな」と法輪功学習者を脅した。その中、数人の法輪功学習者は強制的に人身の自由を奪われた。

 27日の午前8:10ごろ、傍聴券を持っている人々が裁判所のロビーに入ったが、一人の裁判官はロビーで「何でこんなたくさんの人を入れたの? 警察は何をやっている?」と警察を叱責した。すると、その場で3人の女性法輪功学習者がパトカーに入れられて連行された。「27人が傍聴券を持っているのにわずか数人しか入れなかったのはなぜですか?」と弁護士たちは裁判官に詰問した。おずおずした裁判官は仕方がなく、数人の入場を許可した。結局、8人しか傍聴しなかった。

 3台のパトカーの護送の下で、王博さんの一家3人が裁判所に入った。閉廷するまでに裁判所の周りで戒厳している警察は600人を超えていた。裁判所の正門の前の道は戒厳され、歩道と車道の両側に警察が列をなして立っていた。パトカーが通った後に、1人の法輪功学習者・呉磊さんは連行された。理由は写真を撮ったからであり、いままで釈放されていない。

 法廷で弁護士らは「適用する法律が妥当ではない、事実がはっきりしない、証拠が不十分、司法過程に誤りがある」などの側面から無罪弁護を行った。王博さん及び両親も警察からの暴行(滅多打ち、体罰、脅かし、拷問)を暴きだした。王博さんが最後の陳述をしようとしたが、警察に粗暴にさえぎられた。

 閉廷後、数人の警察が藤彪弁護士を法廷外へ粗暴にぐいと押したりして、結局、藤彪弁護士は4回ほど転がった。法廷外で4人の警察が藤彪弁護士の両手と両足を掴んで裁判所の外の歩道に投げた。そのうち1人の20代の警察は藤彪弁護士を殴ったり、けったりした。

 2007年5月1日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2007/4/30/153820.html