法輪功人権組織はドイツ議員に中共による迫害を公式に譴責するよう呼びかけた
(明慧日本)EU(欧州連合)中国間の人権対話は2007年5月15、16日に行われる予定である。これまでの人権対話には、いかなる積極的な効果もなく、そのうえ中国の人権が継続して悪化する中で、2007年5月3日にドイツの法輪功人権組織は、ドイツの国会議員に書簡を送り、ドイツ政府が公式に中共の法輪功に対する迫害を制止するように呼び掛けた。以下は、書簡の訳文である。
議員先生の皆様、ベルリンで5月15、16日にEU中国間の人権対話が行われる予定ですが、この対話は1996年から始まり、しかもドイツでも2003年から毎年ドイツ・中国間の人権対話が行われてきました。しかし、事実がすでに証明したように、中国共産党の狡猾な外交政策は、このような人権対話を無にさせ、中共はかえってこの対話を利用して世間の人々を騙しています。
米国政府が2006年に発表した人権報告書の中で、中国は世界中で最も人権侵害の重い国であることを指摘しました。人権委員会の拷問特別調査官・ノーワック(Nowak)氏は、中国の拷問調査を通して66%の拷問は法輪功学習者に対して行われたものだと実証しました。一部の西洋の評論家は、労働教養所で拘禁されている25万の中国人の中で、少なくとも半分は法輪功学習者であると考えています。アムネスティ・インターナショナルは今年4月30日に発表した人権報告書の中で、中国がオリンピック委員会の人権改善に対する承諾を実現できておらず、さらに人権状況が悪化していることを非難しました。
ドイツ政府はこれまで絶えず努力してきましたが、法輪功を信仰していることを理由としてドイツから中国に強制送還された法輪功学習者の姜仁政さんはいまだに拘禁されています。ドイツで生活している張震タンさんの中国にいる妻である王暁艶さんは、迫害で有名となった馬三家労働教養所で現在も不法に拷問に遭っています。中国共産党は、非公開な人権対話によって態度を変えることは決してありません。
中国共産党が、法輪功学習者の臓器を摘出する迫害および労働教養所での迫害、そして中国の人権弁護士である高智晟氏の受けた迫害などからして、私たちはドイツ政府が中国の人権を擁護する努力を大切にすると同時に、ドイツ政府が公式に、中共の法輪功学習者への迫害を制止するよう呼びかけます。
ドイツ法輪功人権組織
2007年5月3日
2007年5月4日
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2007/5/4/154092.html)
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