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オーストラリア:法輪功学習者たちは江氏を提訴し、中共の妨害を制止するよう呼び掛けた(写真)

(明慧日本)(明慧記者羅娜悉尼の報道)2007年2月22日、豪州の華僑画家で、法輪功学習者である章翠英女史は、シドニー高等裁判所前で記者会見を行い、豪州の人々がニューサウスウェールズ州最高裁判所で行われる予定の江沢民に対する訴訟に注目し、中共の黒幕が豪州の司法分野に与える妨害を全面的に制止するよう呼び掛け、令状が届く有効期間が延長できるよう裁判所に期待した。さらに、豪州の外交部が司法院の要求に従って令状を滞ることなく被告に届けるよう求めた。

記者会見現場

 ニューサウスウェールズ法輪功学会、法輪功迫害真相連合調査団豪州支団代表、中共の邪悪の巣から逃げ出したばかりの王漣博士などが記者会見に出席し、江沢民訴訟に対し声援の意を表した。同時に、法輪功迫害追跡調査国際組織も支持を声明した。 

 記者会見の中で章翠英女史は、公開状を読み上げた。公開状の中で彼女は、2004年9月15日ニューサウスウェールズ州最高裁で前中国国家主席・江沢民と610オフィスをジェノサイド(集団殺りく)、拷問、反人道罪で提訴訴し、法輪功に対する中共の首魁である江沢民及びその他専ら法輪功迫害を目的として設置された610オフィスの事務室を紹介した。本案件は、中共の悪質な干渉を受けて、1年を過ぎても令状が被告人の手に届かなかった。 

 原告側は、かつて代替といったやり方で令状を被告に送り、被告は配達証明書を持っている。しかし、ニューサウスウェールズ州高等裁判所は、江沢民は元首免除権があるので外交によるアプローチが当然必要だとして原告が取った代替のやり方での令状の送り届けは無効にされた。2005年9月20日、最高裁判所は、令状を律政部送り、律政部を通じて豪州外交部が令状を中国被告に送るようにした。章翠英女史は、連邦政府責任部門は速やかに裁判所に協力したわけではなく、かえって力の限りを尽くして延長し、法廷の正常な実施を妨害し、令状が期限内に到着できなくしたと指摘した。2006年2月、彼女は再び法廷令状の送達期限の延長を要求し、その一年後の2007年2月26日にやっと裁判が決定した。

 章翠英女史は、自由情報条例によってオーストラリア外交部から21種類の江沢民訴訟案件に関連した書類を入手したと表明した。2003年以来、豪州外交部は、紐省裁判所の江沢民訴訟案件の中で、8回にわたって中共に通知を出したという。大部分の書類内容はすでに削除されているが、しかし、その中から豪州は、できる限りのことを尽くして、法律的範囲内で本案件が双方にかかわる「一つの問題」ではないことを確保し、外交部とすでに法律諮問を行っている。同時に中国政府に、法律の範疇内で力を尽くして中国政府のいわゆる「心配」ごとに対する配慮を保証した。章翠英女史は、これらの資料は陳用林氏と『豪州人新聞』の中で暴露したオーストラリア外交部が本訴訟案件の中で、裏で中共に情報を提供した事実を説明し、人々に豪州は自主的な司法を維持すべきで、全面的に中共の黒幕と妨害を制止するよう呼び掛けた。

 2007年5月15日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2007/2/25/149708.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/3/15/83553.html