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重慶市:法輪功学習者・魏華さんは精神病院で迫害されて死亡(写真)


 文/重慶法輪功学習者

(明慧日本)法輪功学習者・魏華さん(女性)は、心身ともに健全であったが、2005年10月18日に、重慶市謝家湾街道弁事所の余付林書記らに精神病院へ連行され、同年11月25日に家族は病院側から危篤通知を受けたという。家族が病院へ駆けつけたときには、魏さんはすでに息絶え絶えになっており、家族の顔も認識できず、話すこともできず、吐いたり下痢したりした。その上、酸素マスクをつけられ、下半身には尿管をつけられて、ベッドに無気力に横たわっていたという。魏さんはそれからずっと、意識が朦朧として身動きができないままでいた。1年余りのひどい迫害を受けた魏さんは、2007年4月30日にこの世を去った。

魏華さんが精神病院で迫害された後の様相

 57歳の魏さんは重慶市謝家湾百貨公司(または、謝家湾工鉱貿易公司)の退職工員で、1996年より大法を修煉し始め、心身ともに恩恵を受けた。99年に迫害が開始されてから、修煉を堅持したことで2年間にわたり、不法に強制労働を強いられた。2001年から1003年までは、毛家山重慶女子強制労働教養所に不法監禁され、迫害を受けた。

 2005年9月6日、重慶市のアジア環太平洋サミットの開催前日に、謝家湾街道派出所の民間警察らが魏さんを洗脳班へ強制連行し、迫害を加えた。同年10月18日、謝家湾街道弁事所の余付林書記および洗脳班の楊志学(音)らは、魏さんが「文化性精神障害」の理由で、魏さんの夫・廖林甫さんに同意書に署名を強要し、魏さんを精神病院へ連行した。当時、その場にいたのは余書記のほか、楊所長、居委会の杜朝軍主任、謝家湾百貨公司の工員、医務人員2人だった。魏さんは九龍坂区精神病院石坪橋別館へ連行された時に、余は医師に対して「これは法輪功だ。1年と半年間、強制労働させられた」と付け加えたという。

 のち、夫の廖さんは何度も妻を見舞ったが、魏さんは心身ともに正常だった。11月22日、廖さんは再び病院を訪ね、妻も元気だったため、出張で出かけた。廖さんは何度も病院側に対して、妻を退院させたいと求めたが、拒否された。

 しかし、3日後の11月25日、病院側から魏さんが危篤状態であることを通知された。妹が病院へ駆けつけた時に、魏さんはすでに息絶え絶えになっており、家族の顔も認識できず、話すこともできなかった。病院側は重病患者を受け入れないことから、家族は魏さんを自宅へ連れて帰った。

 それからの1年あまりの間に、魏さんの親族たちは魏さんを迫害した先、すなわち、九龍坂区精神病院石坪橋別館、謝家湾街道派出所、謝家湾百貨公司を問い詰めたが、責任者らは、魏さんは持病からこの結果をもたらしたと言い逃れをし、迫害による結果を否認した。

 例えば、九龍坂精神病院石坪橋別館の関係者が魏さんを家族に引き渡したときに、魏さんはすでに麻痺状態に陥っており、話せない状態だったのに対して、翌日になると、すべてのことを否認した。また、親族が街道弁事所の責任者に対して、魏さんの医療費用を負担すべきだと求めた時に、彼らは責任を負うこともないし、そんな義務もないと拒否したという。親族は魏さんの元の勤務先の謝家湾百貨公司に対して、賠償責任を求めたが、同社はすでに破産しており、支払う金はないし、魏さんは持病で亡くなったと回答したという。

 親族たちは法的手段に則り、魏さんを迫害した関係者に対して責任を追及しようとしたが、九龍坂区裁判所および検察院に対して提訴したが、双方から共に証拠不足との理由で、訴えは成立しなかった。

 2007年5月23日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2007/5/22/155372.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/5/26/86105.html