日本明慧
■印刷版   

マサチューセッツ工科大学の学生 中国で拘禁された母の救援を呼びかける(写真)


 文/ボストンの大法弟子

(明慧日本)マサチューセッツ工科大学(MIT)の女子大学生チェリー・ヤン(Cherrie Yang)さんの母親・厳ネイさんは法輪功学習者で、2007年3月26日に天津市の自宅で警官に不法に捕らえられ、行方はいまだ不明だ。遠く離れたアメリカに住むチェリーさんは手を尽くして中国で迫害を受けている母の救援を呼びかけている。

MITにかようチェリーさんの母、厳ネイさん(上海にて)

 チェリーさんによると、厳ネイさんは1994年に法輪功の修煉をはじめ、すぐに病気が全て良くなったそうだ。厳ネイさんはもともとうつ病に悩まされ、たびたび深く落ち込んだりしていたが、法輪功の修煉をはじめて以来、人生に対してまったく新しい認識が持てるようになり、消極的な悲しみの深みから抜け出し、うつ病も治り、元気に毎日を過ごすようになったそうだ。

 1999年7月21日に中共が法輪功の迫害を始めた後、厳ネイさんは北京に行き、自分の体験から法輪功の潔白を実証しようとしたが、出発した後まもなく失踪した。身内の人たちはあちこち探したが、どうしても見つからなかった。それから1カ月後、彼女は公安局に北京から天津に移され、そこではじめて身内の人は、彼女が1カ月の間北京西城派出所で迫害されていたことを知った。

 2001年のある日、厳ネイさんはある同修の家を訪ねたときに公安に不法に捕らえられ、強制的に天津市の板橋労教所に送られ、そこで1年半の労教を受けることになった。

 労教の期間中、厳ネイさんは来る日も来る日も強制的に麻薬、売春、そして盗みなどを働いた若い受刑者たちとともに肉体労働をさせられた。日中も夜も関係なく、豆をさやから取り出す作業を強いられた。一袋には50キロをこえるさやが入っていて、一つ一つ豆を取り出して整理しなくてはならず、夜中2,3時までかかり、その上、労教所内の食事もとても悪かった。

 チェリーさんによると、厳ネイさんが今回警察に捕らえられた理由は、300枚の法輪功の真相のチラシを配ったことだそうだ。厳ネイさんの夫は妻が寒くならないように上着を着せようとしたところ、警官に殴るけるの暴行を受けたそうだ。

 母が不法に拘禁されたことを知り、遠い地でMITに通うチェリーさんは火がついたように気持ちが焦っている。この1月間、彼女はMITの学長やマサチューセッツ州議員やケンブリッジの議員を尋ね、母が中国で不法に拘禁された真実を話した。彼らはともに同情を示し、救援に協力することにした。上院議員のKennedyさんと下院議員のCapuanoさんは中国の関係部門に対して、即刻に厳ネイさんを釈放するよう要求した。

 2007年4月25日、チェリーさんはニューヨークの中国領事館前の集会で、「母は何の罪も犯していません。母が警官に不法に捕らえられてからすでに1カ月が過ぎましたが、彼女が労教所でどのように扱われているのか、いまだに説明を受けていません。今日になっても、中共はまだ迫害の事実を認めようとしません。私の家族が受けた迫害は生々しい証拠となり、中共の言う全てのことはうそだということは明らかです。今日、私は中国政府に要求します。母を釈放してください、彼女を家に帰らせてください!」と訴えた。

 その週の日曜日は母の日であり、同時に5月13日世界法輪大法日でもある。この日、ニューイングランド法輪大法佛学会はボストンの公園(Boston Common)で記念行事を行い、行事の中でチェリーさんは正義の人々から協力を得て、中共が直ちに母を釈放するよう署名活動を行った。

 2007年5月24日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/5/9/154396.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/5/11/85471.html