EU副議長と面会した曹東さん、秘密裏に二審が行われた
(明慧日本)2006年5月に欧州議会副議長と会談した法輪功学習者・曹東さんは、2007年2月8日邪悪な中共悪党らにより、甘粛省へ強制連行され不法に5年の刑を言い渡された。一審判決が下されてから、曹さんの弁護士は収集した新しい事実証拠をもって、一審判決は事実に反すると弁護した。中共側の司法系統は、悪党が中国公民の基本的人権を剥奪する罪を隠蔽しようとし、全世界からの正義の呼びかけを無視し、二審は公開審判をせずに秘密裏に行われた。最終結果は、甘粛省中級裁判所において二度にわたり主審を務めた裁判官ですら不明である。完全に「上層部の決定」であり、裁判所および裁判官は執行する操り人形に過ぎなかった。
情報筋によると、二審判決の結果は5月29日に曹さん本人に宣告するとしたが、家族は今でも分からず、弁護士も判決書を受け取っていないという。中共悪党は大勢の民衆に対して法律的根拠および法律手続きに則ることなく、完全に専制であり暴政なのである。今回、曹さんになすり付けた罪とは「国内外の反中勢力との不法結託」、「不法に取材に応じる」等であるという。
中共が曹さんの二審を秘密裏にすることの原因の一つとして、2007年5月15日および16日にベルリンで開催された、欧州連合における中国の人権対話公開シンポジウムで、法輪功学習者の生体から臓器を摘出し売買する罪を含め、中共の法輪功学習者に対する迫害について、ますます多くの欧州連合関係者らから、中国に対する譴責の声が上がっていることがあげられる。11年にわたる欧中間の水面下での人権対話は、中国の人権改善には至らなかったため、欧州議会のエドワード・マックミラン・スコット(Edward McMillan-Scott)副議長は、対中国との人権対話を中止し、公開譴責を実行するよう提案した。
5月10日・ブリュッセルの記者会見で、スコット副議長は中共の人権が悪化したことに対して特に言及し、昨年北京で真相調査を行ったときに、2人の法輪功学習者・牛進平さんおよび曹東さんと面会した。曹さんについては、自分と面会したことが罪とみなされ逮捕された例として挙げ、さらにスコット副議長は「カナダ独立調査員2人の調査による、生きた法輪功学習者から臓器を摘出したという報告は絶対的に信用できる」と強く強調した。
曹さんは迫害を受けている妻を救出するために、2006年5月21日に北京でスコット副議長と面会した。曹さんは自分と妻および周りの熟知する法輪功学習者たちが受けた残酷な迫害を述べた。面会終了2時間後、曹さんは中共国安スパイに強制連行された。中共国家安全部、および法輪功を迫害する専門組織「610事務所」は、北京で曹さんに対して、行動を起こすのが目立ち過ぎるということから、同年9月曹さんを甘粛省安全庁および司法機関へ移送した。
2007年5月27日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/5/25/155573.html)
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