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胸腔医学年次例会で真相を知った中国大陸の医師が中共から脱党(写真)

(明慧日本)(明慧記者・王英サンフランシスコにて報道)5月18日から23日にかけて、サンフランシスコで米国胸腔医学会の年次例会が行われた。Moscone Centerで行われた今年の例会には世界90カ国から1万4千人あまりの医師や科学者らが参加し、6日間にわたって交流が行われた。5月20日の日曜日にはサンフランシスコの法輪功学習者らが会議の開催者らに法輪功が80あまりの国家で愛好され、中国で残酷な迫害を受けている真相を伝えた。

法輪功学習者に対する迫害の真相を世界各地から来た医師に話す法輪功学習者ら

会議の参加者に中共の蛮行を暴く

 今回の米国胸腔医学会の年次例会には中国大陸からも多くの医師が参加した。国内の某省から来たある医師によると、彼の地区からだけでも100人近い医師が例会に参加したという。

 中国大陸から会議に参加した范医師は中共の法輪功に対する迫害の真相を知った際、なかなか信じられなかった。中国大陸のメディアはすでに法輪功への迫害について何も報道しなくなったので、人々ももうこれ以上迫害について話すのをやめて、迫害はもう終わったことだという錯覚が生じているそうである。范医師によると、彼の病院で昔ある法輪功学習者の医師がいたが、江××が迫害を始めた後、その医師は監視と迫害を受けたという。

 范医師は中共の法輪功学習者からの生体臓器摘出という蛮行を知ると、衝撃に震え上がり、「中共はここまで腐ったか! あまりにも残忍だ!」と言った。

 范医師はまた、彼自身は臓器移植はしないが、中国の警察は死刑が執行されると病院に連絡して死刑の現場で臓器を摘出していると話した。このことは中国では、もはや誰もが知っている「秘密」なのである。

 范医師は中共の残虐な暴政の真相を理解し、今の脱党ブームを知ると、その場ですぐに中共の少先隊と共青団から抜け出すことを宣言した。

 ヴァージニア大学の肺移植主任のマーク・ロビンズ(Mark Robbins)助教授は取材で、彼が勤める医療センターでは毎年約35件の肺移植が行われていて、患者が臓器を提供してもらうまで平均で半年ぐらい待っていると話した。彼によると、臓器のドナーは車の事故などによる脳死者で、その中でも生前に臓器提供に同意している人だけで、普通は免許証で分かるそうだ。

 ロビンズ氏は中国での生体臓器摘出について関心を示し、極刑犯に対しても生体臓器摘出をするのは道徳に反すると述べた。彼はまた、中国では臓器移植の待ち時間が短いが、中国での臓器移植は勧めないとした。中国の臓器移植は解決されていない問題があまりにも多すぎるからだ。彼はすすんでカナダの独立調査団の中共の法輪功学習者に対する生体臓器摘出の調査報告書を受け取った。

 ロンドンから来たピーター医師は、中国での法輪功学習者の迫害について聞いたことがあると話したが、中共が法輪功学習者から生体臓器摘出をしていたとはまったく知らなかったと驚いた。彼は「共産党は暴政で、政府は国民に強制的に何かをさせようとする。そのため人々はいかなる人権も与えられない」と話した。彼はまた、中国の未来が良いものになるように祈り、そのときにはまた中国に旅行に行きたいと話した。

 シンガポールからきたアンドルー医師は中共の法輪功学習者からの生体臓器摘出のパネルを見て、これはまさしく悲劇だと話した。彼は、「あなたたちがここでこのようにして人々に真相を知ってもらうのはとてもすばらしい」と話した。

 日曜日には会場の外で真相の資料を配っている法輪功学習者の郑女史は、「真相の資料を配っているとき、中国大陸の法輪功学習者たちが真、善、忍の信仰を守るだけで生体臓器摘出され、そして燃やされて証拠隠滅されていることを思い、とてもつらくなった。人々が真相を話し、中国で行われているこの蛮行を一日も早く制止したい」と話した。

 2007年6月4日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2007/5/22/155384.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/5/23/85993.html