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サンフランシスコの法輪功学習者:香港政府に対し中共の人権侵害に追随しないよう呼びかけた(写真)

(日本明慧)香港返還10周年記念である「7月1日」を前にして、香港政府は、入境ビザの発行拒否、飛行機の搭乗阻止、暴力による強制送還などを行い、約千人以上の法輪功学習者及び一般民衆が入境を拒否される事件が起きた。2007年7月2日、サンフランシスコ在住の法輪功学習者らは、香港駐サンフランシスコ経済事務所を尋ね、陳情した。そして、香港政府は中共と共に法輪功の迫害をしないよう呼びかけ、それは香港の未来を損なうことになると忠告した。

サンフランシスコの法輪功学習者が、香港政府に対し中共が法輪功の迫害に追随しないよう、そして未来のある香港を潰さないように呼びかけた

 6月24日から7月1日まで、香港当局は入境ビザの発行拒否、飛行機の搭乗阻止、暴力による強制送還などの手段により、およそ千人近くの台湾、オーストラリア、フィリピンおよびマカオからの法輪功学習者、一般民衆の香港入境を拒否した。そのうち確認がとれただけでも800人の台湾法輪功学習者が含まれている。法輪功学習者の盧輝さんは、香港が中共に返還されて10年、卑劣な手段による法輪功学習者の強制送還は、人権侵害の中で最大規模の事件であり、送還の過程において最も暴力的であったと述べた。

 香港駐サンフランシスコ経済事務所代表のPatric氏は、事務所の前で盧輝さんと面会し、今回の香港で起きた強制送還による人権侵害事件について陳情した。盧輝さんは、香港は民主主義を実施している一つの場であり、このような事は発生してはならない、これは香港のイメージを損なうことになる、と話した。

 Patric氏はこの度の事件について確認できていないが、法輪功の陳情書を香港政府に渡すことを約束した。

 法輪功学習者の代表者・史蒂夫さんは、「今回の暴力による強制送還事件は、香港の行政を牛耳っている曾慶紅中共国家副主席のによって作り出された、国際人権侵害の大事件である。これは胡錦濤主席が香港を訪問する前に発生させたものであり、その目的は、胡錦濤主席に法輪功に対する迫害の罪を着させようとし、胡主席と香港政府を谷の底に突き落とそうとしている」と話した。

 史蒂夫さんは、「香港政府は中共に服従して法輪功の迫害に協力してはならない。それは、香港のイメージダウンだけでなく、香港の未来を損なうことになる」と呼びかけた。

 2007年7月5日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2007/7/3/158113.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/7/4/87332.html