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台湾:香港政府による強制送還事件に厳しく抗議(写真) (明慧日本)香港返還10周年の7月1日を前にして、香港で再び法輪功学習者を強制送還する事件が起きた。香港政府は中共に与えられたブラックリストに従って、米国人権弁護協会(Human Rights Law Foundation)アジア支部の執行長・朱婉琪弁護士の入国を拒否し、そして強制的に台湾に送還した。しかも、正当な理由なく、多数の台湾の法輪功学習者の入国を拒否し、強制送還した。この件について、台湾法輪大法学会は2007年6月27日に記者会見を開き、厳しく抗議した。
朱婉琪弁護士は6月19日に香港へ無事に入国した。24日、合法的な香港ビザを持って再度香港へ向かったところ、香港空港の入管職員によってある部屋に連行された。その職員は朱弁護士に対して、香港に不利益をもたらすという理由で入国を拒否するという「上から」の決定だ、と言った。
朱弁護士は、ある航空会社の内部電子メールを公表した。文書には、「7・1」期間(7月1日前後)に香港入管が「ブラックリスト」を提供し、台湾発香港行きの便において、法輪功学習者の搭乗を拒絶するよう航空会社に求める内容が記されている。文書の内容はおよそ以下の通り。 香港入国管理事務所の空港管制課指揮官・陳孟麟氏は今日(25日)午後5時に当航空会社の関係者を招集し、「法輪功」旅客の入国拒否についての緊急会議を行った。 一、香港は2007年7月1日に香港返還10周年祝賀行事を開催する。法輪功学習者を歓迎しない旅客として、香港への入国を拒否する。台湾地区から香港への航空会社は、下記の措置に協力するよう求む。 1.期間は2007年6月26日から7月1日まで、台湾発香港行きのすべての便、台北、高雄及び台中も含めて、取り締まりの対象とする。 2. 香港空港の入国管理事務所は、この期間内において毎日午後5時に、空港本部事務室から翌日の台湾発香港行きの旅客名簿を受け取るようにする。本部の者はすでに旅客名簿の提供に同意している。 3. 入国管理事務所は当日の夜、翌日の旅客名簿と照合して、目標人物を発見した場合は、本部に対して当該顧客の搭乗記録を確認することを要求する。そして、当該顧客の情報が記入された入国拒否の文書を本部に送信したうえ、同時に台湾空港にも転送し、当該旅客を搭乗させないようにする。 4. 当日、飛行機の離陸後に(STD)、入国管理事務所は再び本部からすべての旅客名簿を受け取る。 5.関係する旅客が香港到着後、入国管理事務所は入国を拒否する。当航空会社は、台湾に送還するための席を確保すること。 朱弁護士は、「この資料から、香港政府がブラックリストを持っていることが分かります。それだけでなく、香港返還10周年に際して、中国共産党が『一国二制』、『高度な自治』の業績を宣言する中で、航空会社と協力して、合法的なビザを所持している法輪功学習者の香港入国権利を剥奪することを企んでいるのです。香港政府を厳しく抗議するよう、台湾政府及び国際社会の人々に呼びかけます。」と述べた。 台湾行政院大陸委員会(略称、陸委会)は25日、香港政府が人権を侵害する行為をやめるよう呼びかけた。香港政府が改善しなければ、「一国二制」のもとで人権が保障されなくなりつつあることを指摘した。 陸委会はまた、法輪功は香港では合法的な組織であり、かつ台湾の法輪功学習者・朱婉琪弁護士は香港政府によるビザを所持していながらも入国を拒否され、暴力的な扱いに遭ったことは、信仰の自由および人権が保障されている法治国家である香港で起きていることは非常に遺憾である、と強調した。 台湾法輪大法学会は最後に、三項目の声明を発表し、香港政府が強制的に人権弁護士および法輪功学習者を強制送還したことを抗議し、そして中共による香港の一国二制および法制への干渉を譴責し、そして胡錦濤国家主席に対して、ただちに法輪功への迫害を制止させ、江沢民を法のもとで裁くよう呼びかけた。 2007年7月8日 (中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/6/27/157731.html) (英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/6/29/87178.html) |
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