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台湾:雲林県知事は香港の暴力的な強制返還を非難、人権聖火リレーに参加(写真)


 文/雲林の法輪功学習者

(明慧日本)6月24日から7月1日まで、香港政府はビサの発行を拒絶、飛行機の搭乗を拒否、暴力的に強制送還などの手段を通して、千人以上の法輪功学習者と一般民衆の香港入国を阻止した。台湾雲林県の法輪功学習者は2007年7月4日夜10時、劉建国議員や3人の校長とともに、蘇治芬県知事にこの事件に対して請願し、人権を支持するよう、中共が香港を操縦し人権を迫害していることに譴責するよう呼びかけた。蘇県知事と劉議員は支持の意思を表し、法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)の人権聖火リレーに参加の意を示し、署名した。

CIPFGの人権聖火リレーに参加し署名した蘇治芬県知事

CIPFGの人権聖火リレーに参加し署名した劉建国議員

口湖中学校の呉校長は県知事に『転法輪』を寄贈

蘇治芬県知事に法輪功学習者が中共による迫害を受けていると説明

 法輪功学習者・顔さんは県知事に法輪功が中共の迫害を受け、すでに八年経っていると述べ、法輪功学習者はひたすら平和な方法で世の中の人々に迫害の真相を伝えた。中共が法輪功学習者に対して残酷な拷問を行っている事を話した時に、蘇県知事は衝撃を受け、何度も涙が出そうになり、あのような残酷な迫害手段があるのか、と話した。

 蘇県知事は人権擁護に対して非常に力を貸したいと表し、法輪功学習者は善良であると信じ、人権の分野で学校において真相写真を展示することを全力で支持する、と表した。

 さらに蘇県知事は法輪功学習者に、道は非常に大変だがこれから先はきっと光が灯っていると信じてる、と話した。知事は最初、臓器収奪のことに対して疑っていたが、レポートにより確かな証拠を見て、想像できないが信じるしかなかった。知事は「このような蛮行は制止、指摘、譴責すべきだ」と話した。

 顔さんは香港で一日間拘留されたことを表した。「これは、中共の迫害の手がもう香港にまで伸びている事を証明した。香港の強制送還事件から「一国二制」の失敗がはっきりと分かった。民主主義を実現できなかったものの、法治も危機に瀕し、普遍的な人権が侵害された」と話した顔さんはこの事件を通して、蘇県知事に請願し、中国の法輪功学習者と人権に対する迫害を共に制止するよう呼びかけた。

 台湾法輪大法学会の統計によると、今回台湾、マカオ、フィリピンおよびオーストラリアの法輪功学習者と一般民衆約千人以上が香港の入国を拒否された。これは中共が香港を管轄化に置いてから10年間で、人権を侵害し、法輪功学習者を強制送還する最大規模の事件であり、最も暴力的だったという。

 10年前、香港の主権を中国に移した時に、中共は香港の社会制度は50年間変わることはないと承諾した。そのうちただ5分の1が過ぎた今日、香港空港で起こった大規模な強制送還事件には、中共が最も「平和」の虚像を作り上げるべき「一国二制」で自らの承諾を否定した。このような強制的な手段で、迫害の罪人・江沢民を起訴する案件の声援と「七・一パレード」に参加する法輪功学習者を強制送還したことは、中共にはもう後がなく、慌てていることを証明した。そして再び、人々に中共の虚言、独裁と暴力的な本質を理解させた。

 中南海の高級官員からの情報によると、曾慶紅は香港事務を管理する委員として、胡錦濤国家主席とともに香港を訪問する予定であったものの、事前に突然スケジュールを取り消した。曾慶紅は胡国家主席と法輪功学習者の対立を胡意的に強めさせようとしているということがうかがわれる。

 2007年7月16日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2007/7/5/158243.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/7/6/87392.html