■日本明慧 http://jp.minghui.org/2007/07/22/mh252380.html 



台湾:法輪功学習者は請願書を送り、香港政府に中共の迫害政策を拒否するように要求(写真)

 文/台湾の法輪功学習者

(明慧日本)香港政府は中共のブラックリストに屈服し、2007年6月25日から合法ビザを持つ法輪功学習者の入国を拒否し、暴力的に強制送還した。この事件に対して抗議するため、香港政府に二度強制送還された人権法財団のアジアディレクターのテレサ・チュウさんは28日、立法院および大陸委員会(MAC)に請願書を送り、台湾政府にこの事件を重視するよう呼びかけた。

28日午後、立法院に請願書を送った法輪功学習者および人権弁護士テレサ・チュウさん 請願書を受け取った立法院秘書係副係長・鄭健中さん


立法院の次に大陸委員会(MAC)に送ったテレサ・チュウさん 請願書を受け取った香港・マカオ係長・蔡之中さん

法輪功学習者は台湾FTVテレビの取材を受けた

一部の法輪功学習者は高雄小港空港でパネルを揚げ、香港政府が強制送還する事件を人々に伝えた

 テレサ・チュウさんと強制送還された法輪功学習者は28日午後、立法院に請願書を送り、立法院秘書係副係長・鄭健中さんが院長・王金平さんに代わり受け取った。請願書は次のような内容だった。「香港政府にすぐに拘留した台湾民衆を釈放し、彼らを香港に入国させること。暴力的な対応を受けた台湾民衆に謝ること。香港政府に法律に従い、中共の法輪功迫害政策拒否を要求するよう陳水扁総統に呼びかけた」。

 今回は香港史上最大の強制送還事件であり、今に至ってすでに140人の法輪功学習者が強制送還された。香港は自由と人権を主張し、自分自身の法治を尊重すべきであるとテレサさんは話した。請願書の要求は非常に簡単で、台湾は人権に基づいた国であり、政府は自分の人民の人権を守るべきであり、海外で合法的なビザを持った人たちが、このように不適切な暴力で対応された。人権に基づいた台湾政府は立ち上がって香港政府を譴責し、抗議すべきである。

 厚生省大陸委員会(MAC)主席・陳明通さんは記者会見で次のように指摘した。「中共が香港を管轄化に置いてから10年間、香港は『高度の自治』から『高度の統治』になった」。

 今回、法輪功学習者の強制送還事件に対して、陳主席は法輪功は台湾では信仰の自由があると話した。「彼らは世界的なグループで、香港とアメリカにも学習者がいる。早期に中国大陸を訪問した時に、よく公園に『法輪大法』の旗を揚げ、学習者が煉功している様子を見かけた。数年後にはいきなり禁止されたなんて実に信じられなかった。香港の主権は中共に移された後、自由で開放的な社会として、人民の集会、組織の自由を尊重すべきだ」と話した。

 陳主席は法輪功学習者が抗議しても入国することはできなかったのは、香港政府にとって非常に不幸なことだと話した。さらに「それは政府の独裁専制を実証し、自由で開放的な社会を受け入れない」ということで、自由で解放的な社会は、これらの人たちの意見を述べさせるべきだ。香港政府の行為は非常に残念であると話した。

 記者会見でメディアは次のように質問した。「法輪功学習者ではない一般人民も多く強制送還された。彼らの名前はただ学習者と同じ名前であったことからで、香港政府が『ブラックリスト』を持っていると証明し、大陸委員会が香港政府にそれについて説明させるべきでしょうか?」。

 陳主席は台湾の元官員さえ香港へ入国できなかった、と話した。香港政府の「ブラックリスト」は無意味なことで、ちゃんと開放すべきである。独裁専制の政権だけがこのような政策をし、台湾と香港の交流にとって障害を生むだけだと言った。

 香港・マカオ係の蔡之中係長は午後、テレサさんの請願書を受け取った時に、香港の入国管理局は大陸委員会が入国拒否された法輪功学習者に毛布や食事を運ぶことさえ拒否し、非常に態度が悪かったと蔡係長が話した。香港が自称民主的、法治的であるということは実に不思議に思ったと言う。

 しかし、蔡係長は引き続き香港の関係部署と話し合い、香港政府に正式な説明をしてもらうよう要求するという。

 もし香港政府がこれ以上やり続けるなら、国際的なイメージを壊してしまうし、航空会社が民衆の搭乗を拒否することも非常に不条理であったと話した。

 28日、高雄の小港空港も香港政府に送還された台湾の民衆と法輪功学習者が現れ、彼らはメディアの取材を受けた時に、香港政府が中共のブラックリストに屈服し、台湾観光客の入国を拒否したことは、自由、民主、法治と矛盾したと指摘し、一部の民衆は香港警察に「反暴動毛布」で身を包まれ、キャンプ用ベッドに縛られたせいで出来た打撲傷をメディアに見せた。

 その中で、廖淑慧さんは香港空港で記者という身分を表明し、カメラ、携帯電話、マイクで取材しようとしたが、香港入国管理局のスタッフは暴力的に廖さんの携帯電話とカメラを強制的に収奪し、廖さんに多くの打撲傷を負わせた。

 香港入国管理局は暴力的に記者の取材を妨げ、暴力的に記者を強制送還した事件に対して、台湾新聞記者協会は下記のような声明を発表した。

 1.台湾新聞記者協会は、香港政府が記者のカメラ、携帯電話、マイクを収奪し、撮影した写真を削除した行為や、暴力的に記者の取材を妨げたことを強烈に譴責する。香港政府は新聞の自由を無視している。

 2.香港政府は香港に取材に行った記者に対して、入国を拒否し、暴力的に強制送還したことは新聞の自由が退歩していると証明した。

 3.台湾新聞記者協会は香港記者協会の協力を得て、香港入国局に事件について説明を要求する。

 台湾法輪大法学会の統計によると、今まで全台湾の法輪功学習者は140人が香港政府に強制送還され、270人がビザ発行を拒否され、19人が飛行機の搭乗を拒否された。

 2007年7月22日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/6/29/157837.html

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