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イタリア:国際法とメンタル・ヘルスの専門家は中国の医師に法輪功への迫害に参加しないよう呼びかけた


 文/アメリカの法輪功学習者

(明慧日本)第30回法律とメンタル・ヘルス会議は2007年6月25日から30日、イタリアのベニスから約30マイル離れた古い町パドバ(Padova)で行われた。世界各国から数百人の法律とメンタル・ヘルスの専門家が参加した。出席者は中国で発生している医学の道徳と人権に違反する行為に関心を示した。

 6月27日の会議では、2時間の国際人権討論会が行われた。カナダ最高裁判所の元裁判長・Claine (Heureux Dube)氏が講演した後に討論が始まった。アメリカ・アジアンリサーチの張而平さんが発言した。彼は中国で発生している法輪功に対する8年に亘る迫害の原因と社会背景を紹介した。カナダの国際人権弁護士デービット・マタス氏 (David Matas)は、会議の参加者に、カナダ国会人権委員会元主席で外務省アジア局元局長のデービッド・キルガー氏(David Kilgour)と共に、中国の法輪功学習者に対して生きたまま臓器を収奪する蛮行を独立調査レポートで発表した。マタス氏は、中国医学協会は1989年から世界医学協会に参加して以来絶えず協会の医学倫理に違反した。彼は世界医学協会に対して、中国の不法臓器収奪行為を制止し、中国の会員資格を取り消すなど有効的な措置を採るべきであると薦めた。

 シンシナティ大学精神科医師・Sunny Lu氏は討論会で中国の精神病院は法輪功学習者を迫害するため、精神病用の薬を多く誤用した例と強制収容所と労働収容所、洗脳所で不明な薬を法輪功学習者に使用し、死に至る拷問をした例を述べた。国際社会はこのような国際医療規則と医師道徳に違反する行為に対していくつかの対策を実施したが、迫害はまだ続いていることに引き続き関心を寄せるべきであると指摘した。

 世界医学協会主席のDr. Jon Snaedal氏は国際医学倫理標準の討論会で次のように講演した。世界医学協会には80カ国の国家医学協会会員がおり、会員国が協会の医学倫理規則を守ることを監督するのが協会の一つの重要な責務であるという。彼は「医師は拷問に協力すべきでありません」と示し、世界医学協会は中国が死刑囚の臓器を収奪する行為に反対し、このような医師が道徳に違反する行為を制止するよう、中国医学協会に交渉しているということを話した。スイスからのThomas wenzel医師は国際拷問被害者治療協会を代表し、講演した。この協会は世界医学協会と医師人権協会(Physician for Human Rights)と協力し、医学道徳に違反し、拷問や迫害に参与する医師を調査していると話した。医学道徳に違反した医師に対して裁判すべきであると薦めた。彼らは中国で調査する計画がまだ立っていない理由は、中国政府が協力しないからだという。

 2007年8月13日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/7/16/158949.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/7/18/87785.html