日本明慧
■印刷版   

法を正す形勢をはっきり認識しよう

—香港への入国拒否と「7・20」はその性質が異なる


 文/一言(海外)

(明慧日本)今回1000人以上の台湾の法輪功学習者が、香港への入国を拒否されたことについて、一部の同修は憤り、一部の同修は、これは大陸での1999年「7・20」の再現だと言った。私は、これは今回の迫害と法を正す形勢に対してはっきり認識していないと思う。

 今回の事件は、1999年「7・20]事件とはその性質と程度とも異なるものである。「7・20」は邪悪による、天地を覆い隠すような全面的な迫害であり、現在は、邪悪がただ一部のところで隙に乗じて必死に抵抗しているだけである。「7・20]の際、邪悪は人を死の境地に至らせるような勢いであって、大法弟子が死から生還できたのは、師父が私たちの替わりにすべての実質的な邪悪の圧力を受け止めてくださったからである。しかし現在、大法弟子は邪悪を追いかけながら取り除いている。残った邪悪は灰のようなもので、ただ迫害をあきらめずに迫害を続けているだけであり、最後の一刻まで自分達を維持しようとしているだけである。 

 香港での大量送還事件は、邪悪による、法輪功学習者に対する迫害であり、一部の学習者は、熱心に仕事をしているが、正念が足りず修煉が足りないために、邪悪が隙に乗じたもので、邪悪の強い体現ではない。真相の伝播と法を正す大きな形勢の推進に従って、三界内の全体的な形勢は、もう数年前と同じだとはいえない。師父は、とっくに大法弟子が発正念を始めてから、別の空間での正と邪の力の対比に変化が起きたと、説かれた。

 大陸でも、一部の学習者に似ている情況が起きている。人が捕まるのをみたり、邪悪が何かの指令を出したと聞いたり、何かのうわさを聞いたりすると、すぐ「また大規模な迫害が始まる」などなどと言う。局部の現象を全体と見なし、無意識の内に、邪悪の代わりに形勢を作り、邪悪の気勢を助長している。邪悪が、一部の学習者に怖がる心があり、正念が足りない隙に乗じているのを、邪悪の勢力が強くて形勢を主導していると思い、邪悪の大法弟子に対する迫害を、人・常人に対する迫害だと思う。もしも、このような観念をずっと抱いたままだとすると、迫害を受け入れることになり、迫害を放って置くことになる。そんなことで、私たちはどうやって多くの衆生(何人かの親戚や知り合いだけではなく)を、救い済度する使命を果たせるのだろうか?

 2007年8月14日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2007/7/4/158179.html
(英語: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/7/17/87763.html