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デンマーク『号外』: 駐EU議員が北京オリンピックを質疑(写真)

(明慧日本)2007年6月26日、デンマーク国内の最大の日報『ユランポスト』が『デンマークの両党からの要求:王子陛下が北京オリンピックに近づかないように』と題する文章を発表した。それに引き続き、7月7日にデンマークの最大の体育新聞『号外』(Ekstrabladet)が、またデンマークの駐EU議員・ギタ・シブルガ氏(Gitte Seeberg)の『中国でオリンッピクを?』と題する文章を登載した。

デンマークの駐EU議員・ギタ・シブルガ氏

デンマークの最大の体育新聞『号外』:ギタ・シブルガ氏の『中国でオリンピックを?』

 文章によると、一年後にオリンッピクは開幕する予定だ。今回は北京が開催地として選択されたが、これは問題がないわけではない。なぜかと言うと、中国においてたくさんの人権問題が存在しているからだ。

 例えば、2006年に中国では1000人以上の人が死刑に処された。中共は相変わらず国家機関を利用して弱い勢力群体を鎮圧している。法輪功に対する迫害について、依然として人体器官の売買が発見されている。1989年の「6.4天安門事件」について、民主の人士が依然として監禁されている。その上メディアが全面的に中共にコントロールされている。中国においてBBCのホームページを検索することができない。もしGoogle或いはYahooで「人権」と「天安門」を入力して検索しても、何の答えも出てこない。

 このような状況にある中国において、我々はオリンピックのたいまつを点すことができるだろうか?なぜ、国際社会が中国の厳重な人権問題を譴責せずに、却ってそれに褒美を与えるのか?

 一部の人々が、「ちょっと今回のようなオリンピックを開催する際、中国が世界の各メディアに焦点を当てる機会を利用し、中国の人権問題の改善を促す」と思っている。

 これは通用するかもしれない。私も心より事態がこうした方向に進むことを希望する。しかし、各方面の事実を総合的に分析すると、私はそれを疑わざるを得ない。各国のメディアは、中共政権が短期間において一つの華麗なオリンッピクを開催することに感心することにより、自分の初心を完全に忘れてしまいがちであろう?

 そしてオリンピックが終わったら、中国はまた元の様子に戻って自国を封鎖し、我々西方社会はどうしようもないのだろう?

 オリンピックのメンバーとして、デンマーク王子・フレデリク陛下がまさかデンマークを代表し、オリンピック聖火を点火するために北京にいらっしゃるのだろうか?明らかにこの議題が引き続き討論され、その上より多くの人々が参与してくる見込みだと思う。……

 2007年8月15日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/7/13/158778.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/7/18/87804.html