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黒龍江省:女子刑務所での法輪功学習者・劉丹さんへの残酷な迫害

(明慧日本) 法輪功学習者・劉丹さん(31)は佳木斯大学を卒業した。2005年10月、鶏西市で警察に身柄を拘束され、2006年1月、4年の刑を不法に言い渡され、同年3月1日に黒龍江省女子刑務所へ連行された。監禁期間中に、劉さんは数度にわたり断食し迫害に対して抗議した。これに対して、刑務所側は他の受刑者を唆して、劉さんを虐待させた。劉さんの体はそのために、非常に衰弱して、意識不明に陥ることが多く、深刻な状態であった。しかし、刑務所側は劉さんを解放しないだけではなく、受刑者・徐らを指図して、前よりいっそうひどく劉さんに対して迫害を加えた。

 以下は劉さんが迫害された事実。

 *鶏冠区公安市局に強制連行され、拷問を強いられた

 2005年10月24日、鶏西市へ帰省した劉さんは、他の学習者・劉淑蘭さんの自宅で警察に身柄を拘束され、鶏冠区公安市局で悪辣な警察・王偉軍、張偉、焦陽、劉加学等に、5日間日夜にわたり拷問された。

 警察は劉さんの両手を後ろに手錠で固定し、長時間にわたり壁に向けて立たせ、下品で汚い言葉を使い、劉さんを罵った。さらに劉さんの両手を後ろにしたまま、高く上げさせて、鉄の門に固定し、両足をきつく縛ったことで、劉さんは頭を下に両手は後ろに高く吊り上げられたままの姿勢で苦しませた。また、悪辣な警察・王偉軍は、劉さんの頭を自分の内股に近づけさせ、しゃがんだままの姿勢で椅子の下に押し込んだ。悪人はその椅子に長時間座ったという。一方、武術を習ったことのある市局警察・劉加学は、劉さんに対して、体中をつねったり、関節部分のツボをつまんだりして、劉さんの心拍数を早まらせ、意識不明になる寸前まで虐待した。また、ある警察はベルトで劉さんの手のひら、手の甲をひどく引っぱたき、彼女を床に押し倒し、髪の毛を強く掴んで引き上げ、頭を壁にくっつけさせ、腰を曲げた状態で体罰した。

 多くの警察に暴力を振るわれた劉さんは、全身が青あざだらけになり、唇も強く殴られたために浮腫んだ。手もひどくうっ血し、髪の毛も沢山抜かれたという。

 *鶏西拘置所で2度も危篤状態に

 2005年10月28日、劉さんは鶏西第二拘置所に強制連行されてから、2度にわたり危篤状態に陥り、救急措置を施すために市医院へ運ばれ、胃まで管を入れられ、灌食されたという。のちに、薬物常用者リハビリセンターへ移送された。そこで、劉さんはまたも灌食、注射された。劉さんは危篤状態になったときに、病院側が鶏冠区支局に対して、劉さんを引き受けるよう求めたが、断わられた。最終的に、劉さんの戸籍所在地の恒山区公安市局に責任を取ってもらうことになった。しかし、恒山区市局副局長の孫孟山も劉さんを引き受け入れたくなく、12月7日まで延ばして、劉さんはようやく家族に自宅へ連れもどされた。一方、十数人の警察が劉さんの自宅周辺で24時間の監視を行ったという。

 *警察の指図で受刑者の虐待を受ける

 2006年1月12日、鶏西市「610オフィス」に操られた警察は突然劉さんを裁判所へ連行し、4年間の不法懲役に処し、ハルピンにある黒龍江省女子刑務所に監禁した。

 黒龍江省女子刑務所で、警察は受刑者・肖立華、張静、高紅等に対して、灌食の機会を利用し、劉さんを虐待するよう唆した。受刑者らは毎回劉さんをきつく縛り、ガムテープで口を封じたり、髪の毛を掴んで劉さんを強く床に叩きつけたりした。劉さんはひどく迫害され体が極めて衰弱していたため、刑務所側は仕方なく病院の部屋へ移動させた。しかし、そこでも、殺人犯の受刑者・李桂香をリーダとして、劉さんに対して、罵ったりして迫害を加えた。灌食する度に、受刑者・商暁梅を唆し、灌食用流動物に大量のにんにくを加え、道具を使い、口を最大限まで1時間以上に開かせ虐待した。

 2006年11月29日から12月9日まで、受刑者・張芳清、周鳳麗、修淑芬、趙麗は警察の了解の下で、劉さんを心臓発作、失禁、意識不明になるまで虐待した。劉さんは意識が戻ると、嘔吐の連続だったという。しかし、それを見た刑務所所長・趙英霊、教導員・張秀麗、大隊長・于英民が劉さんに対して「横になることは許さない、座らせろ、夜10時までだ」と狂ったように叫んだ。趙の命令に従い、受刑者らは一層狂ったかのように劉さんに対して、さらに迫害を加えた。毎日長時間にわたり、劉さんを床に座らせ、両手をベッドに縛り付けて、ガムテープで口を塞ぎ、劉さんは立つこともできず、しゃがむことも出来ないように、両手を高くベッドの淵に固定した。受刑者は毎日、劉さんをベッドから床に引きずり下ろし、力いっぱいに足で劉さんの足を踏み潰し、両手を後ろいっぱいに曲げさせ傷めつけた。さらに、ビンタを食らわせ、髪の毛を強く引っ張り、殴り蹴った上に、吊り上げる拷問を強いた。劉さんはそのために、嘔吐が止まらなかったという。受刑者・趙麗は嘔吐物を劉さんの顔、首、耳、胸に塗りつぶし、甚だしきに至っては靴下に嘔吐物をつけて劉さんの口の中に突っ込んだという。

 2007年8月17日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/8/16/160941.html