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私たちは誰に期待しているのか


 文/中国湖北省大法弟子

(明慧日本)『明慧週刊』に載っている迫害された学習者の悲惨な遭遇を読むたびに、いつも心が痛いです。法を正すことは今に進み、元々大法弟子が円満成就する最後の時になるはずなのに、迫害は依然として存在しています。それはなぜでしょうか。内に向けて探すとき、自分のとても怖い、深く潜んでいる、旧勢力が更に大きな魔難を設ける十分な口実になる執着に気づくようになりました。それは一体、私たちが誰に迫害を終わらせてほしいのかということです。

 共産邪党が迫害を発動する前の4.25中南海事件から今にかけて、ずっとあの清廉で公正な総理大臣、国際人権組織、アメリカ政府、共産邪党の第十六回代表大会…事あるたびに期待している学習者がいますが、その取り除かない執着のせいで、大法弟子が更にひどく迫害され、情勢を更に悪化し、とても挽回できない損失をもたらしてしまいました。今私たちが目覚めなければならないのですが、この残忍非道な迫害が今まで続いたのは、きっと私たちの非常に悪い執着と関係しているのです。私たちはまたしても共産邪党の第十七回代表大会、共産邪党の新しい党首・胡と温の二人に迫害を終わらせることを望み、邪悪な党首・江沢民及びその共犯者を懲罰するのを望んでいるのではありませんか。

 共産邪党が成立して以来、内部の軋轢や闘争は止むことはなく、数え切れない無辜の民の命を奪いました。最近、胡と温が江派のやり手である上海市書記・陳良宇氏を取り除いたのは他ならぬ邪党内部が権力と地位を争奪した結果で、決して、「法輪功」の名誉回復のための施策ではありません。何年か前、胡錦濤が外国を訪問した際、大法弟子は「胡錦濤さん、神が与える時間には限りがある」という内容の横断幕を掲げて見せ、江沢民が法輪功を迫害する袋小路に入り込まないように勧告しました。しかし、時間の推移に従い、特に、世の中の良知、正義感のある人々を驚かせる法輪功学習者の臓器摘出事件が水面に浮かんできたとき、胡と温は何を選択したのでしょうか。彼らは共産邪党体制下の地位に未練がましく、沈黙を選んだのです。それだけでなく、偽りの繁栄の情勢を作るように八方手を尽くし、国際社会と中国国民の注意力を逸らそうとして、人類歴史上未曾有の邪悪な蛮行を続けさせています。臓器摘出事件を目の前にして、沈黙を選んだのは、この上なく罪を犯すことになりましたが、まして、真相を隠そうとするなんて…

 学習者の皆さん、この迫害の原因については師父がもう説明してくださいました。師父は迫害及び旧勢力そのものを全然認められないのです。大法弟子はずっと世の人々に真相を伝え、その迫害を排斥してきています。師を助け、法を正す大法弟子は反迫害の中で自分の威徳を樹立し、自分の円満成就の道を歩んでいます。しかし、その過程で、人心を持って、かれらに迫害を終わらせることを望むなんて、それはよく反省しなければならないのではありませんか。

 師父がこうおっしゃいました。「常人社会の誰それが本当に大法の名誉を挽回してくれたのならば、皆さん考えてみてください、人類はこのようにするかもしれませんが、私がこの人をどれほど 高い位置に置くのか皆さん考えたことはありますか? そうではありませんか? 皆さんは修煉者であり、全ての変化は皆さんの修煉と法を正すことの中に生まれます。皆さんが悟った全て、得ようとしている全ては、皆さん自身が歩んだこの道の中に生じるのです。旧勢力が私たちに何かの恩恵を与えてくれることや、 常人社会が私たちを助けることなどと決して考えるべきではありません。皆さんが常人社会を救い済度しており、皆さんが衆生を救い済度しているのです!」。(『各地の説法二』『2002年米国フィラデルフィア法会での説法』)

 学習者の皆さん、目覚めましょう。未来は師父が大法弟子を率いて作り上げるのです。

 2007年8月18日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/8/15/160826.html