日本明慧
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慈悲をもって電話をかけて、各業種の人を救い済度する


 文/日本大法弟子

(明慧日本)私は2年半前に海外に来てから、迫害の真相を伝える電話をかけ始めました。最初は、電話をかけることに恐怖感を持っていました。電話が通じると、いつも、心の中で相手が出ないでほしいと思っていました。たとえ出ても、硬い口調で大きな声で一方的に早口で話しかけました。そうすると、大体話の途中で電話を切られてしまいました。このようにうまくいかなかったので、よく法を学ぼうと思いました。ある日、ふっと分かりました。「そうだ! いったい誰が、誰を恐れているのだろうか」と。

 実は、修煉する前は、私は口数の少ない人間でした。だから、いまのように、毎日5時間くらいの電話をかけ、大法の修煉で修めた慈悲心で、真相を伝えられるようになったのは、あくまでも師父が知恵を与えてくださったおかげだと思っています。相手が真相を分かり、救えるたびに、いつも、師父によって加持していただいた慈悲心に感動して泣いたのです。いまは、電話で邪悪を窒息させるだけでなく、気軽に雑談のように真相を伝え、三退を勧めることができるようになりました。

 真相を伝える電話をかけると同時に、真相が分かった人の三退も手伝っています。中には、公安局長、610主任、政法委書記兼610頭目、教育局長、警察、村書記及びマスコミの虚言で騙された密告者がいます。それらの人の中には真相が分かってからは、自分で共産党組織を脱退するだけでなく、私が教えた脱党電話を利用して、家族に三退を勧めようとする人もいます。

 2日前に、ある公安局長に電話をかけようと思いました。相手が出ると、間違い電話だと返事しました。それは路線の故障じゃないかと思い(実は師父が工事現場の人に真相を伝えさせようと、こうやって下さったのです)「間違っていません、ちょうどあなたに話したいことがありますから」といって、真相を伝え始めました。その人は静かに聞いていましたが、回りで、がやがやと騒いでいる声を聞くと、工事現場に電話をかけたと分かりました。私はとても嬉しくて、「皆さんは本当に幸せだわ。中国に何億人もいるけど、皆さんだけがその真相を聞いたなんて! 自分の命を助けるため、早く三退しましょう」と言ったら、「脱退する方法を教えて」と返事してくれました。また「共産党のことを非常に憎んでいる」と言いました。引き続き、相次いで「法輪大法はすばらしい」と叫ぶ声が伝わってきました。

 自分から本名で脱退するというので、電話番号を教え、「命に関わることだから、さっさとやりなさい、共産党はいつでも倒れる可能性があるから」と釘をさして、向こうの感謝の言葉の中で電話を切りました。

 ある日、何人かの大法弟子の開廷をしようとする裁判官に電話をかけました。私は優しい口調で、「何々さん、こんにちは! 知っていますか。今度、6人の大法弟子に対する裁判を担当されることが、世界に知られました。このことで、不安を感じていないのでしょうか。この電話をしたのは本当にあなたのためです。元々のあなたはきっと善良で、悪を除き、善を揚げることを誓っていたでしょう。しかし、今、共産党に利用されて、真、善、忍を修煉するいい人を投獄させるなんて、それは地獄に落ちこむような行動ですよ。考えてみてください。こんなことをして自分が安心できますか。法輪大法の真相が、天下に明るみに出た時、ご両親や旦那さんや子どもさんにどう思われるかを考えたことがありますか」と言いました。それから、共産党は天によって滅ぼされること、『共産党についての九つの評論』のこと、蔵字石のこと、脱党の人数なども伝えました。彼女は静かに聴いていましたが、急にしくしく泣きだしました。彼女の良心が蘇ったのです。私も涙を流しながら続けました。「実は昔私もこの都市に住んでいました。真相を伝えるため、2回も留置場に強制連行されました。…知っていますか。両親が迫害で亡くなった子どもがなんと多いことでしょう」彼女はこの言葉に更に震撼され、すすり泣きました。彼女はもう分かったと感じました。自分の命を大事にするため直ちに三退しなさい。但し、その前提として、大法弟子に優しく対処しなければならないと勧めて、1時間ぐらいの会話を終えました。一つの生命がまた救われました。いや、一つどころじゃありません…

 ある農村の警備隊長は、夜中に、真相を伝えるチラシを配っている、大法弟子を捕まえました。後に、その人は自分の姉の旦那さんだと分かり、彼の姉さんも後で拘禁されました。「なんと愚かなことをしたことでしょう。法輪功への迫害は天地も許さないことです」と私が言ったら、「今は悔しくてたまらない。毎日お酒を飲みながら自分を責めている」と返事をしました。また、その場で、三退の事を頼んでくれました。その償いとして、早く公安局へ釈放のことを要請しに行きなさいといって、電話を切ろうとしたら、「ちょっと待って、もっと多く聞きたい。今、分かったのですが、大法弟子が資料を配るのは人を救うためであり、あくまでも他人のためなのですね」と言いました。最後に、「私も法輪功を修煉したい。これからまた電話してくれませんか。本当に法輪功に関する話を聞きたいです」と言いました。

 それと同じように、610の主任は、真相が分かってから、即座に脱党のことを頼んでくれました。また「初めての通話ですが、古い知り合いのような気がして、お姉さん、私たちはいつか会えるかな」と言いました。ちょっと意外なのですが、私はこう答えました。「いいですよ。天が共産党を滅ぼす時、悪党がなくなるとき、中国の国民が自由に戻り、迫害がなくなれば、私たち海外の大法弟子はみんな堂々と帰国します。皆さんに会いに行きます」。また厳かに言いました。「何々さん、これから、大法弟子を迫害しないでください。この職につくこと自体はたいしたことはありません。大事なのは、この職についてどのようにやるかが問題です。私たちは縁があって、私のこともお姉さんと呼んでくれる以上、これから、最近何かをしたかと、急に電話して聞くわよ」と、いうと彼は承知してくれました。

 ある時、強制労働所の警察官(ちょっと真相が分かっている)と長話をしてから、「言伝するから、今、絶食で危篤状態になっている大法弟子に、一言お願いします」と言いました。私は「必ず生きていてほしい、明るい将来はすぐ来るから、宜しく」と、こう言いました。真相電話をかけることを通じて感じたのですが、今、真相が分かるようになった警察官は本当にたくさんいます。

 江沢民を頭に発動したこの迫害はもう維持できなくなりました。迫害者は、私たちが神の正念でかけた一本一本の電話に戦慄しています。明慧ネット5月29日の総合消息で、ある大法弟子が2週間も行方不明になったという報道がありました。私は地元の610の主任にしきりに電話をかけました。すると、彼は声を震わせながら、次の会話をしました。

 610:彼は死にました。今すぐ後始末に出かけなければ。

 私:よく聞いてほしい。これは新しい血の債務です。共産悪党と610が全部の責任を負わなければならない。

 610:私たちが捕まえたのではありません。彼は家族に連れられてきたのです。

 彼は声を低くして怖そうに言いました。「彼は元々家にいた時も病気になっていたのです」。

 私:これは共産党がいかに残忍なのかを証明したのです。「病気」になっている人までも捕まえて、迫害により死亡させたなんて。

 610:もう後始末に出かけなければならない、さようなら。

 迫害は中国大陸で毎日発生しています。大法弟子は一つの全体で、必ずこのような節度のない悪人の悪行を制止し、縁のある人を救い済度しなければなりません。

 実は電話をかけるとき、いろいろな人に出会えますから、正念の状態の下で真相を伝えるのはとても重要なのです。極悪非道な人間にあったとき、我々は神の一面を発揮し、邪悪を解体しなければなりません。こんな人に会ったことがあります。受話器を取り上げるや否や、「銃殺してしまえ」と怒鳴りました。私は師父の要求通り、心を動かさず、「中国人は半世紀、共産党によって残虐に苦しめられ、8000万人もの同胞が非正常に死亡しました。文化大革命後、それらの警察も身代わりに死なせたのではありませんか…」と話をしているうちに、向こうがだんだん落ち着いてきて、聞くようになったと感じ、「実はあなたも共産党の虚言に騙された被害者です。悪党に利用されて、修煉をするいい人を迫害しています。いつか悪党の副葬品になるのに、自分はいい気になれますか。それに、そのときになって、いくらお金を持っていても、権力があっても、なんの役に立ちますか。大法弟子によく対処すれば、それなりのいい報いがあり、迫害すれば、また必ずそれなりの悪い報いがあるのです。早く自分の職権範囲以内で大法弟子を釈放し、贖罪しましょう」と言い、脱党の重要性なども教え、話したいことを大体話してから、私は軽く電話を切りました。

 学習者の皆さん、電話の作用は本当に計りしれないものです。私たちは師父の弟子です。大法徒という称号を与えられて、使命を持ってきたのです。真相電話をかけることを目の前に隔てられた高い壁と思えば、本当に乗り越えられないでしょうが、それを薄い紙一枚と思えば、ちょっと指で突くと、破れてしまうのです。だから、恐れることは何もありません。

 不当なところがありましたら、ご指摘をお願いします。お互いに交流し、ともに向上ができれば、とても幸いに思います。ありがとうございます。

 2007年8月26日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2007/6/4/156211.html