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甘粛省酒泉刑務所:学習者に対する数々の迫害

(明慧日本)甘粛省武威刑務所は2005年12月1日、20数人の「転向」しない法輪功学習者を秘密裏に酒泉刑務所へ移送した。甘粛省刑務所管理局が学習者をさらに迫害するための計画的な行動だ。冬の時期に、酒泉刑務所は学習者への迫害に全力を尽くし、刑務所の悪人リーダー・梁秋明および韓全礼、馬占明、馬文相、王東風、方向などが自ら各監禁区を指揮し、系統的迫害を行った。

 学習者たちはそれぞれ独房に監禁され、隔離された。1人の学習者に対して4人の受刑者が監視し、完全に自由を失い、誰とも話してはならず、トイレで用を足すときも、監視が付いているという。同時に12人の受刑者が24時間3交代で監視し、昼夜に関係なく1999年、2000年に放送された法輪功を誹謗中傷するビデオを流し続けた。寝かせない、座らせないなど、悪辣な警察は背後で指図をし、道徳観念の低い、良知を失い、盗み、強盗、みだら、賭博、麻薬、殺人などの悪事をした受刑者を利用し、学習者を虐待させた。彼らは学習者に対して、罵り、殴打、ビンタ、鞭でひっぱたく、豚舎や羊の飼育小屋、麦の脱穀場など人のいない場所へ連行し、ひどい殴打をした。文化大革命の時代に使われたスローガンを叫び、荒っぽい言葉で罵り、いわゆる「幇教」の手段で、学習者を「転向」させようとした。

 学習者たちはひどい迫害と精神的の重圧の下で、心身ともにひどく傷つけられ、体には傷跡が残り、多くの学習者に疾病および精神障害の症状が現れた。2006年11月、劉永春さんは酒泉刑務所で迫害され死亡した。しかし、刑務所側は、劉さんは糖尿病を患い、薬を拒否したため死亡したといって罪から逃れようとした。一方、王文忠さんは迫害を排斥したため、禁足された上、悪辣な警察・寧唯馨に拷問された。王さんは拷問に耐えられずに2階から飛び降り、腕を骨折した。また、邪悪の迫害に抗議するために断食した盛世栄さんは、更なる残酷な迫害を受けた。

 永昌県の学習者で、農民の張延栄さんは迫害で直腸がんになった。2007年6月、悪人らは張さんが刑務所内で死亡するのを恐れて、責任を逃れようと解放した。2カ月後、2007年8月15日、張さんは罪を着せられたまま、この世を去った。

 2006年に酒泉刑務所は上層部に対して「法輪功学習者は全員転向した」と報告した。もっともひどい迫害を強いる六監区は「全国先進集団」と称えられた。主管幹部警察は1人の学習者を「転向」させると、千元以上の賞金が与えられた。刑務所の看守は、受刑者が学習者に対する迫害を大々的に行うために、奨励金、減刑、早期解放などの奨励を与えた。

 元六監区の警察は七監区へ人事異動されて数日も経たない内に、残業、ひどい体罰、殴打罵りなどの邪悪な手段で学習者に迫害を加えたため、2007年5月に相次いで服毒自殺事件が起きた。人の忍耐の限界を超えるまで追い込まれなければ、誰も自殺などはしない。勿論、法輪功学習者は絶対に自殺してはならない。なぜなら、法輪大法の法理では自殺は罪になると明確に定められているからだ。しかし、酒泉刑務所の学習者に対する迫害は人々の想像を越え、耐えられる限界を越えている。七監区では、学習者の生命は常に脅されており、学習者たちは、もっとも基本的な生命を維持する権利まで野蛮に剥奪され、踏みにじられている。

 2007年8月27日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/8/22/161307.html