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オーストラリア:豪中人権対話、法輪功学習者は法輪功への迫害を制止するよう呼びかけた(写真)

(明慧日本)シドニーの法輪功学習者は2007年7月6日、オーストラリア外交部オフィス前で記者会見を行ない、今回の豪中人権対話の中で、中共に法輪功への集団虐殺をすぐに停止させ、監禁した法輪功学習者をすぐに解放させ、そして「法輪功迫害真相調査連盟」(CIPFG)を中国に行かせ、法輪功の迫害状況について現地で実際の調査をさせるよう、オーストラリア外交部に呼びかけた。請願書はニューサウスウェールズの法輪大法学会スポークスマンがオーストラリア外交部に渡した。

中共による法輪功学習者の生体からの臓器収奪に抗議


オーストラリアの民衆が迫害を終わらせるために署名で声援

中国科学研究院副教授・劉靜航氏は実際の体験により中共の蛮行を暴露

 記者会見で、スポークスマンは緊急請願書を読み上げた。請願書の内容は、オーストラリア政府に豪中人権対話の時、中共に次のようなレポートを提出するように要求した。一つは、国連人権委員会の拷問に関する特別調査官のマンフレッド・ノーワック氏は2007年3月に調査レポートを提出し、例に挙げたすべての中国の病院、臓器移植センター、強制収容所と裁判所が法輪功学習者の生体臓器収奪に関わっていると指摘した。もう一つはカナダの国際人権弁護士デービッド・マタス氏(David Matas)とカナダ国会人権委員会元主席、外務省アジア局元局長のデービッド・キルガー氏(David Kilgour)が報告した合同調査レポート『血まみれの臓器収奪』で、33件の証拠を提出し、臓器収奪の蛮行が中国で多く発生していると指摘した。中共政府はデービッド・マタス氏とデービッド・キルガー氏のレポートに何も答えなかった。

 記者会見で中国科学研究院副教授・劉靜航さんは、実際の体験を述べ、中共が臓器移植のドナーを選ぶため、強制収容所に監禁した法輪功学習者に対して、強制的に身体検査をしたことを暴露した。彼女は「私は2000年6月から11月まで、北京西城収容所に監禁されていた期間に、監禁されたすべての法輪功学習者は強制的に身体検査をされ、血圧チェックや心臓、採血検査などをされた。私たちにさまざまな拷問をしたものの、なぜかお金のかかる身体検査をしてくれ、他に病気のある受刑者が検査を要求してもさせなかったのに、受刑者も不思議に思っていた」と話した。

 劉靜航さんは2回の血液検査の経験を述べた。2000年7月18日朝、彼女は5人の警察に清河救急センター3階のある密室に連行され、強制的に血液検査をされた。彼女は固く拒否したため、結局、看護婦は採血に失敗した。立腹した警察は彼女の四肢を鉄のベッドに固定し、不明な薬を強制的に飲ませた。2000年11月29日、彼女と他の5人の法輪功学習者はスタンガンを持った警察の脅威の下で、強制的に血液検査や、心電図、レントゲン、尿液検査などをされた。

 劉靜航さんは不法に監禁された期間に、住所や名前を答えることを拒否した大量の法輪功学習者が2週間以内に移転させられ、誰も彼らの行方を知らずにいたことを暴露した。彼女は「私は今やっと分かった。中共は秘密に監禁した法輪功学習者を死刑囚としただけではなく、生体臓器提供のドナーとしたのだ。一人一人を採血、身体検査をさせ、必要な時にいつでも殺せるように…」と話した。もう一人の法輪功学習者・付紀紀さんも記者会見で自分が中国で迫害された体験を述べた。

 豪中人権対話は1997年から毎年、正式に行われてきた。しかし、それは秘密会議であることが判明した。公の場でオーストラリア政府は一度も批判したことはない。元中共外交官・陳用林さんは、豪中人権対話はただのショーに過ぎないと酷評した。

 「法輪功迫害真相調査連盟」(CIPFG)オーストラリア調査団のメンバーは、記者会見で次のように表明した。「今年5月30日に中共の最悪な人権状況に対し、CIPFGは3つの要求を提出した。監禁された法輪功学習者をすべて解放し、法輪功学習者の権利を保護すること、支持する人々や弁護士などに対する迫害を停止すること、『生体臓器収奪』の指摘に対し、国際社会からの独立調査をさせることを要求した。もし中共が2007年8月8日になってもCIPFGの要求に満足な回答をしなければ、CIPFGは全世界の正義の力を集め、2008年のオリンピックをボイコットする」。

 2007年8月27日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2007/7/11/158649.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/7/12/87617.html