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吉林省長流留置場:不潔な環境で爪楊枝を包装し、輸出、暴利を貪る


 文/大陸の法輪功学習者

(明慧日本)吉林省通化市長流留置場は、長い間監禁されている受刑者を奴隷のように酷使し、爪楊枝の包装作業をさせて、金儲けをしている。 

長流留置場で生産された爪楊枝

 長流留置場のどの部屋にも30人以上が監禁されている。その面積は28平方メートルで、トイレが2平方メートルを占め、その残りの部分が食事をする場所でもあり、寝る場所でも、又仕事をする場所でもある。(人が多い時は40数人)。狭いので眠るときは体を斜め(横)にして寝ることしかできず、寝返りも出来ない状態である。獄警官は各部屋に獄吏を指名している。(社会のごろつきで、体が大きくて、力持ち)獄吏は寝る位置を手配する。彼らは体が大きく、人を殴るのが得意で、自分を手伝う者を自分の近くに手配し、寝る場所も広く取っている。彼らは留置場のボスになり、思うままに人を殴り、財物を奪い、思うままに人に世話をさせている。奴隷のように扱われている受刑者は、朝早く起きて、彼らの顔を洗う水を用意し、歯磨きを歯ブラシに付けて置き、食事を用意し、布団をたたみ、洗濯をする等をしている。他の人は朝早く起き、並んで洗面をしているが、時間も短く、人が多いため、洗顔も出来ないで食事をする時が多い。2列に並んで坐って食事をし、食後は床板を拭いてから、両手を膝の上に置き、並んで座り、話しをさせない状態で「反省」会をする。トイレ(小便)は、午前、午後の各1回、夜は夜中に1回(大便)と決めている。これは仕事が無い時のことである。

 長流留置場は金儲けをするため、(外国のお金を儲けるため)、狭い28平方メートルの部屋に30人も詰め込んでおり、食事も寝る所もトイレも同じ所でする。そんな不潔なところで、最も衛生的でなければならない製品を作らせている。夏の季節は部屋が非常に暑く、彼らは上半身は裸で、ショートパンツだけを身につけ、床に座り、汗をびっしょりかきながら、爪楊枝を箱に詰める作業をしている。部屋の中は汗の臭いや足の臭いが充満している。輸出される爪楊枝がこんな場所で生産されているのである。

 2001年8月下旬、留置場で飲用水と汚水が混じる事件が起きた。それは水道管を長い間修理しなかったために、管が破裂して汚水に混じり、200人以上の人が熱を出し、下痢をし、赤痢のような症状が出て、約20日間過ぎて治まった。

 留置場は、それぞれの獄室に割り当て数量を決め、それが完成しない時は、寝かせなかった。獄吏は任務が完成出来ない人を思うままに殴って苦しめた。人々は1日に、ただ2つのウオトウと、野菜スープ茶碗2杯(野菜スープには油がない)だけの食事をしている。夜が明けると起きて、夜中まで休みなく、ずっと同じ作業をしなければならない。長い間の奴隷のような仕事で、人々の心身は深刻に傷つけられている。初めは指標を完成出来た人でも、時間が経つにつれて出来なくなり、また歳を取った人も、体の調子が悪い人も、だんだん任務を終わらせることが出来なくなる。そうなると獄吏は、彼らを殴り、睡眠を奪い、休むことなく働かせて苦しめる。それでも完成出来なければ、その人を裸にして、薫製の木(木は親指の太さで、1尺半くらいの長さ)で打ち、毎日のように苦しめている。その目的は、「ニワトリを殺してサルを戒める為」、後に入って来た人が、打たれて苦しめられるのを恐れて、休みの全ての時間、洗面する時間までなくして働かせるためであった。衛生状態が悪いため、シラミが多く、或いは疥癬や、水泡が出来る人も多い。最も衛生的な環境で作らなければならない製品である爪楊枝の生産がこんな環境下で作られているのである。

 1999年7月20日から悪徳な江沢民集団が法輪功の迫害を始めてから、通化市は、不法に捕らえられ、不法に懲役を下された法輪功学習者を長流留置場に監禁し、奴隷のように働かせている。法輪功学習者・隋顔章さんは長流留置場に監禁され、獄吏に苦しめられて骨と皮ばかり痩せこけている。このような奴隷のような労働は中国大陸の各地のすべての留置場に存在しており、今尚、発生しているのである。

 2007年9月6日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/9/3/162022.html