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豪州民主労働党の決議:中国共産党の生体臓器狩りに対する豪州政府の冷淡な態度を非難する(写真)

(明慧日本)2007年7月1日、オーストラリア民主労働党(Democratic Labor Party, DLP)はメルボルンで行われた年会において、全会一致の決議を取った。それは、オーストラリア連邦政府が中共の生体臓器狩りに関する報告を知りながら、この問題に対する対応に冷淡な態度を取ったことを非難することである。

 民主労働党は新聞記事を通じて、中国共産党の持続的な暴行に対する連邦政府の反応を非難した。中国共産党政権は監禁所に監禁されている人を対象に強制的に臓器狩りを行っており、その中に監禁され迫害を受けている精神信仰・神を信じている法輪功学習者も含まれている。

 一人の豪州民主労働党党員が6月下旬にメルボルンで行われた英文『共産党について九つの論評』(『九評』と略称)検討会に参加したという。それによって、中国共産党の生きている健康な法輪功学習者を対象とする臓器狩りの調査報告書を知ることになった。このことを受けて、民主労働党の今年の年会でこの問題を主要な議案として取り上げ、全会一致で議決された。

 決議の内容は下記の通りである:


 「民主労働党は連邦政府を非難する。 中国共産党当局の大規模かつ系統的な暴虐と残忍を極める強制臓器狩りの暴行に対する対応が極めて不適切である」。

 オーストラリア民主労働党秘書のジョン・マイフランタ氏は「決議は民主労働党の共産政権の暴虐への我々の観点を表したものである。すなわち、これは人権を踏みにじったスターリンの統治による旧ソビエト政権及びヒトラーのドイツと同じように悪名をはせる。しかも、同様に国際社会をその人権の現状を知りながら、見て見ぬふりをさせようとしている」と指摘した。

 さらに、マイフランタ氏は「オーストラリア政府はすでに最大の貿易パートナーになりながら、我々の民主の価値観に反する暴行を見て見ぬふりをしている。これを非難するべきである」と強調した。

 オーストラリア真相調査団(CIPFG )のビクトリア州のスポークスマンの肖中華氏は、民主労働党の決議に激励されたと話し、この決議から、より多くの政党と民衆は中共の生きている健康な法輪功学習者を対象とする臓器狩りという「前代未聞の罪悪」を広く理解し、非難するようになったことを示していると話していた。

 さらに、彼は「キルガーとマタス両氏の中国共産党の生きている健康な法輪功学習者を対象とした臓器狩りの調査報告書は、西洋社会で広く注目され、大きな波紋を広げている。多くの人々は『九評』を読んだことにより、中国共産党の殺人の本質を見抜いた。多くの民衆は毎日絶えず地元の政府議員や連邦議員、マスコミに手紙を書き、この事件に注目するように呼びかけている。たくさんの団体や個人は真相調査団に加盟した。真相を知った民衆は大きな役割を果たすのだ。今回の議決もこれによるものだ」と述べた。

 続いて彼は「少し前、同じくメルボルンでは、ある普通の市民は中共の法輪功学習者に対する生体臓器狩りの真相を知った後、地元の新聞社に投函し、地元の法輪功学習者を取材するように要請した。こうして、発行数が55万部もある地元の新聞社は、中共の法輪功学習者に対する生体臓器狩り及び中国大陸で法輪功学習者の受けた数々の迫害を報道したいと言い、「先月の『九評』検討会後、多くの参加者は彼らの機構と会社に広く中共の暴行を暴こうとする意向を表していると説明し、皆さんが同時にメルボルンで行われている人権聖火リレーに参加し、中共の暴行に抵抗する意向を示している」と紹介した。

 オーストラリア民主労働党はそもそもオーストラリア労働党から分離した政党であり、1950半ばごろに設立していた。当時、労働党の共産党に対する態度に不満を感じ、 民主労働党から離れて設立した。その中で、多数のオーストラリア・ビクトリア州の労働党党員と支部機構が民主労働党に加盟していた。民主労働党は明確に共産主義を反対する立場を取り、オーストラリアの国家利益と労働者運動が共産主義や共産党派に支配されることを阻止するためにはたらいている。

 2007年9月8日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/7/13/158784.html