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香港の法輪功学習者・陳進樹さんは深セン裁判所の不法な判決に直面

(日本明慧)香港の永住権を持つ法輪功学習者・陳進樹さんは、2007年4月に深センの父親に会いに行ったときに深センの国安に不法逮捕された。2007年7月25日に深セン市の宝安区裁判所は彼が法輪功の書籍を運送したという名目で、密かに法廷を開いて審理を行っていた。しかし弁護士と家族はこの事件は手落ちだらけで、理不尽であると気付いた。いわゆる運送人の「李成」はすでに拘禁されている人で、決して陳進樹さんではない。

 聞くところによると家族が招聘した弁護士は陳進樹さんのために無罪の弁護を行っており、陳進樹さん本人も無罪を主張している。国内外の圧力の下で、深セン裁判所はこの事件は「国家機密にかかわっている」との理由で裁判を延期している。家族は海外の人々がこの信奉や思考の自由、言論の自由を迫害する事件に対して関心を持つことを呼びかけており、中国共産党当局が早く陳進樹さんを釈放し、香港に帰すことを求めている。

 陳進樹さんは2007年4月16日に80歳近い父親に会うため深センに入国した。その日、陳進樹さんは深センの富臨ホテルで父親と一緒にお茶を飲んでいた。その時数人の国安の警察が突然入ってきて彼を捕らえて連行し、また彼の父親が経営する工場と家を捜査した。深セン市公安局の宝安支局は17日にやっと陳進樹さんが法輪功を修煉していることを理由に、家族に1枚の刑事拘留証明を出した。その後、今年7月25日には深セン市宝安区裁判所で秘密裏に彼の審理を行っており、法廷での家族の傍聴は拒絶され、ただ陳進樹さんの家族が招聘した弁護士だけが法廷に出た。法廷上で深セン市検察院はいわゆる「李成」という香港人が、香港の利宝会社の名義で貨物輸送会社を通して、薄いプラスチックを運送するとの名目で、『共産党についての九つの論評』の本と法輪功の書籍を深センに運んできており、その「李成」が陳進樹さんだという証拠を出している。

 2007年9月10日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/9/10/162410.html