日本明慧
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正念で真相を伝えた経験


 文/中国大陸大法弟子

(明慧日本)私は1999年以前に法を得た老年の大法弟子です。師父の見守りの中で今日まで歩んできました。私はこの万古の機縁をとても大事にしていて、自分のベストを尽くして世の人々に真相を伝え、師父を助けて法を正しています。次に挙げるのは何日か前に私の身に起きたことですが、同修の皆さんと交流したいと思います。

 ある夜、団地に真相チラシを配りに行ったら、真相の分からない1人の住民に見つかり、彼女は「何をしているの? 法輪功でしょう。政府に禁止されているのにまだそんなものを配るの」と大声で叫びました。これを聞いて私が最初に思ったのは、「大法を汚す言葉を言ったら、とんでもない罪を犯すから黙ってほしい」ということでした。そうしたら、彼女は本当に口を閉じたのです。しかし、ずっと尾行して来ました。私はもう70歳に近いのですが、40歳くらいに見える彼女は、わたしに追いつけませんでした。私は師父が守ってくださったと悟りました。

 2階に下りたとき、「今は夏で、涼んでいる人が多いから、彼女が追いついて来ると、まずい」と思い、「私は大法弟子だ。邪悪が、真相の分からない人を利用して大法弟子を迫害することを認めない。彼女が追いついて来ないように師父に加持していただきたい」と思ったら、彼女は本当に私が無事にこの団地を離れるまで、出てこなかったのです。

 私は家に帰ってから、いま出会った出来事は偶然なことではないと悟ったのです。その人が出てきた以上きっと原因があります。私は大法弟子として、虚言で騙された人々を救い済度する責任があります。彼女は縁のある人かもしれません。

 それから1週間後に、再度彼女の家を訪ねました。ちょうど彼女がドアを開けたので、「私のこと、覚えていますか?」と聞いたら、彼女は何も覚えていないようで「知らないねー」と答えました。私は正念を発しながら、優しい口調で「私はもともと、どこそこに勤めていたが、今はもう退職している者です。ちょっと話がありますから、入ってもいいですか?」と言うと、彼女はちょっと疑わしそうにしながらも、入らせてくれました。部屋に入ってから「忘れたのですか? 1週間前に私を尾行したじゃないですか」と言ったら、「じゃ、何しに来たのですか?」と彼女はまた疑わしそうに聞き返したので、私は「真相を伝えに来たのです」と答えました。

 それから、1時間くらいかけて、邪党の下劣な本質、迫害の真相、法輪大法が世界中に伝わっている盛況な有様を教え、心を込めて「法輪大法が素晴らしい、真、善、忍が素晴らしい」を常に唱えると自分自身にとって、とてもいいことだとも教えました。それから「三退」も承知してくれました。帰るときには、彼女は階下まで降りて見送ってくれ、「これで全部分かりました。ありがとう」と私の手を取りながら感謝してくれたのです。

 師父は『洪吟二』で「慈悲能溶天地春 正念可救世中人」(「法正乾坤」)

 「慈悲は能く天地の春を溶かし正念は世中の人を救う可し」と書いておられますが。確固たる正念で天地の春を溶かすほどの慈悲を持てば、必ずよくなり、更に多くの世人を救い済度することができるのです。

 2007年9月11日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/9/8/162306.html