日本明慧
■印刷版   

協調の中で高まる

(明慧日本)数年間の修煉を経て、書きたいことはたくさんあり、ここで如何に協調者の役割をしっかりと果たしてきたかについて師父と同修の皆さんに報告したいと思います。

 2002年に師父の保護の下に私は某県にやってきた。当時、この地区に労働教養所で転向させられて釈放された同修が大勢いた。同修間の接触が少なく、町で会っても挨拶する勇気がないほどみんながばらばらな状態であった。数多くの同修が新経文を読まず、法輪功への弾圧は間違っていると訴えることもなおさら少なかった。多くの同修はこのような状態にいるため、邪悪が思う存分に迫害をしていた。このような状況に対して、私は「私を加持してこの地区の学習者に法の上で高まってもらい、大法修煉に戻ってほしい」と師父に求めた。そのとき、私はどんなことをやっても頭の中で法を暗記し、あるいは正念を発していた。師父の助けの下に私は玉姉さんと文兄さんとチームを組んだ。私は文さんと一緒に同修と交流し、玉さんが正念を発した。

 私たちは最初に転向させられた同修Aさんと交流することを決めた。お昼は皆が忙しく、交流は夜しかできない。私はいつも文同修と一台の自転車でA同修の家に行き、A同修と一緒に法を学び、彼女の迫害された原因を分析し、如何に教訓をくみ取り、言行を法の基点に戻すかを交流した。毎回家に戻るのは深夜の3時以降となった。ある日、私たちはA同修の家を深夜の2時で出て辺りは暗く、帰り道にはたくさんの墓があり、私はたくさんの奇怪なものを見てちょっと怖くなった。加持するようにと師父に求めながら正念を発した。このとき、頭の上に強烈な風が吹いてきた。頭を上げてみると、一つの大きな法輪が頭のてっぺんで速やかに回転しており、法輪が回転するにつれ、あらゆる邪悪な要素が一掃された。空気が固まったかのようになり、このとき、熱い強大なエネルギーが全身を貫き、私の涙があふれてきた。このように数回の交流を経てA同修は完全に回復した。その後、A同修を通してもう一人の同修と交流できたが、このように一人一人と交流して行き、この地区の数多くの同修が表に出てくるようになった。

 同修と交流していた際にたくさんの不思議な現象が現れた。ある日、私が家で法を学んでおり、連続して五講を読んだが、学べば学ぶほど心が静かになった。第五講まで読んでいったとき、本に一人の同修の形象が現れたが、私は妨害だと思った。旧勢力が同修の形象を利用して私の学法を妨害することは許せないと心の中に師父の加持を求めた。学法を続けていたが同じ形象がまた現れた。私は学法をやめ、師父の法身に対して、もしこの学習者が私に用事があるなら、私が行く。もし私が悟り間違ったら、ドアを出たらトラブルが生じ、もし私の悟りが間違わなかったら同修の家に順調につかせてくださいと心の中に師父に求めた。結局、私は順調に同修の家に着いた。同修の家に入ると、たくさんの人がいた。

 同修の頭はひどく腫れ上がり、目や口が開けられないほど腫れ上がっていた。すぐに家族に原因を聞いたが、家族は20数日間何も食べず、飲まず、眠れず、痛くてずっとうなっていると言った。本人に聞いたところ、「ある日の夜に夢を見た。前世に五人を殴ったが、夢に五人がやってきて彼の顔を殴ったが、結局こうなった。私は今借りを返している」と本人が言った。その話を聞いて私は「違うよ、借りを返すことは現在あるわけがない。問題があったらまず自分の内心に向かって探さなければならない。あなたは以前補導員であり、1999年7.20後あなたが同修を連れて北京へ真相を伝えに行ったが、現在あなたは真相を伝える大法の仕事をやらず、補導員もやっていないから、怠けた心が邪悪に隙に乗じられたのだ。あなたは現在表に出て来ず、法を正す過程についていないではないかと考えるべきです。まず少し食べよう」と私は言った。

 彼は頭を振りながら「だめ」と言ったが、私は「師父はわれわれに辟穀をさせておらず、常人社会の状態に符合しながら修煉させておられるから、あなたは食べなければならない、ものを食べることも邪悪の按排を打ち破ることです。なぜなら、邪悪があなたに食べさせないからです。邪悪に対抗し、法に従っていれば絶対大丈夫です」と彼に言った。すると、彼は少しスイカを食べた。私はまた一皿のスイカを盛ってあげたが、彼は「もうだめ」といったが、私は「あなたは食べなければならない、2回目の邪悪の按排を打ち破ってください」といった。すると、彼はそれをも食べた。家族がこの光景を見て「彼は20数日間何も食べていませんが、お粥を少し食べさせて大丈夫ですか?」と私に聞いた。私は「大丈夫です。これは3回目の邪悪の按排を打ち破ることです」と言った。このようにして彼はおかゆも食べた。私は彼の家に一晩泊まり、彼と一緒に『2004年ニューヨーク国際法会での説法』を勉強した。

 「邪悪は表面では騒いでいますが、心の中で怖がっています。皆さんは大法弟子であり、心の中で怖がってはいけません。もしある修煉者が本当に生死を放下することができれば、生死は永遠にあなたから離れてしまいます」を勉強した。彼は学法を通して自分の不足を見つけ、自分に恐れる心があることに気づいた。認識が高まった彼はぐっすりと眠った。翌日に彼の体からたくさんの膿が流れ出てきたあと、完全に回復した。同修と常人が大法の不思議さを目にして、たくさんの常人が大法の修煉に入ってきた。

 だんだん皆は大法修煉に戻ってきた。正の要素が強くなり、邪悪が前ほど思う存分に迫害する勇気がなくなった。

 大法の修煉に戻ってきた学習者らは学法を通して自分の使命と責任をよりはっきりと認識するようになった。そこで私は彼らを連れて真相資料を配り横断幕をかけるなどの大法を証明する活動をやり始めた。

 最初に一緒に真相を伝える活動をしたとき、私は同修Bと彼女の娘と息子と一緒にある村に行った。この村の党書記は非常に邪悪で、法輪功への迫害に積極的に加担しており、現地に法輪功の真相を知っている人は少なかった。われわれは仕事を分担し、資料を配ったり、両面テープを貼ったり、横断幕をかけたりした。村に大きな拡声器があり、われわれが真相を伝える活動をやり終わった後に「この党書記が真相資料の内容を読んでくれるように」と一緒に強大な正念を発した。果たして翌日に村の党書記が真相資料を見つけたあと、村の大拡声器を通して真相資料の内容を読み上げた。このことを通して同修らは皆正念の作用を実感し、法理上に速やかに高まり、地元に集団で真相を伝える局面を形成させた。

 師父は「全ての人が責任者であり、大法の一粒子であり、皆法の中で精錬されており、どのようにすべきかが全ての人は分かっています」。(『2003年旧正月15日米国西部法会での法の解説』)と言われた。学法を通して私は如何に周りの同修を助けるか、全体的な高まりとはいったい何かがわかるようになった。私は一番身近な同修からはじめ、一緒に絶えず学法、交流し、まずわれわれの数人が自分の心の中に自分の責任をはっきりさせて、その後、これらの同修は各自の身近な同修と一緒に学法、交流する。何かの問題が生じたら、われわれの小環境に戻り、皆は一緒に学法・交流し、法理上での認識が高まった後、また各自の身近な同修と交流する。このようにして皆が鍛えあう機会があり、あっという間にこの地域が一体化した。

 大法弟子の責任は重大であり、自分の地域が高まるだけでなく、周辺地域の同修と共に高まっていかなければならない。この考えを持ってからまもなく周辺地域の同修に接触するチャンスがやってきた。接触後、彼らと法理上に交流し、法に基づいて修煉中に表れた問題を解決した。一人の年配の同修が長期にわたって病魔に惑わされていた。半身不随となっており、自力で生活ができない。私たちは彼女の家で小型の交流会を開いた。彼女はたくさんの質問をした。私たちは一緒に法から答えを探し、内心から法を認識した。彼女は自分が病魔に惑わされているため怒りっぽくなっており、いつも夫に怒りをぶつけていた。

 私たちは一緒に師父の『転法輪』を読み、「殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さない」、善を持って人と接するように師父はわれわれに要求しており、われわれは成し遂げていない。師父はまた『精進要旨』・「境界」で「悪者は嫉妬心の致すところ、私の為、気の為、自ら不公平と謂う。善者は慈悲心常に在りて、怨無く、恨無く、苦を以て楽と為す。覚者は執着心無存にして、幻の為に迷う世人を静かに観る」とおっしゃった。また、師父は『洪吟』・「実修」で「做すところ到るは是れ修」とおっしゃったが、私たちは成し遂げなかった。これらの法を読んだあと、彼女は必ず改めると決意した。結局、1週間たたずに彼女は立ち直った。皆が大法の不思議さと師父の偉大さを感じた。今回の交流によって、われわれは真に法理上で高まり、地域間の間隔を打ち破り、いくつかの地域が一体化して、邪悪を震え上がらせた。

 一人の協調者として、自分を厳しく律しなければならない。多く法を学び、しっかりと法を学び、法理上に問題の本質を見て、問題から自分が法を完全に認識できないところを見つけてこそ、はじめて同修と一緒に法理上で高まることができる。問題を解決する過程はわれわれの修煉する過程であり、いかなる問題が表れても問題の解決を急がず、静かに聴き、冷静に自分の内面に探し、この問題において自分が如何にするかを考え、そして平静な気持ちで自分の法理上での認識を同修と交流すべきである。なぜなら師父は「冷静に、穏やかにトラブルから抜け出して、トラブルを見れば、はじめて本当に解決することができます」とおっしゃったからである。

 ある日、一人の同修が邪悪に隙に乗じられて連行された。私はすぐに発正念とチラシの製作を同修に知らせた。この救援活動で個別の学習者がしっかりと成し遂げておらず、発正念を忘れてうとうとと眠る状態に入った。力を同修への救援に使わず、同修の不足への指摘に使っており、自分の認識をあちこちに伝え、結局、同修間の矛盾が深まった。これらの問題が表れたあと、すぐにこの同修と交流せず、皆一緒に法を学び、自分の内面を探した。なぜわれわれすべての人の心に触れたのか? なぜ皆が彼の言葉に動じたのか? われわれが法理に符合しないところがあるのではないか? われわれの心性の容量を拡大しなければならないのではないか? 修煉者なら、自分の内面を見るべきで、法の基準に合っているかどうかを見るべきである。これらの問題を明らかにした後に私たちは小型の交流会を開いた。この問題において同修を非難することなく、すべての人がこの問題において自分が如何に法の基準に基づいてやっているかを交流した。結局、皆が間隔なしに自分の体得や考えを率直に言い、とてもよい効果を収めた。結局、しっかりしている同修がもっと精進し、不足のある同修が自分の足りないところを見つけて高まった。

 ある日、この地区のひとつの比較的大きな資料点が破壊された。10数人の同修が連行され、混乱の虚像が現れた。同修間に動揺が起き、互いに疑いあったり、指摘しあったりするようになった。この状況下に皆一緒に『2005年サンフランシスコでの説法』を勉強した。学法を通して皆の認識が高まった。同時に皆がひとつの答えを出した。:われわれがやっていることが最も正しいことであり、邪悪はわれわれに試練を与える資格はない。なぜなら師父が「人にこの大法を試す資格がありません。神にもありません。あえて試した人がいたら、それがその人の罪です」とおっしゃったからである。

 また、師父は「このことを覚えておいてください。つまり、どこかに問題が現れたら、それは真相を伝える必要のあるところです」とおっしゃった。法に従ってやれば問題ないと悟り、このことを利用して真相を伝え始めた。各種の真相資料を作り、あらゆる人に邪悪の悪行を知らせ、同時に迫害に参与している人々に警告した:「天が中共を滅ぼす、中共に追随して法輪功への迫害に参与したら、あなたが中共の一分子となり、中共は滅びるが、あなたも滅びる」。結局、2週間後、10数人の同修が正念で労働教養所から正々堂々と出てきた。

 これらのすべてのことを通して、一人の協調者が大法の仕事において協調するだけでなく、真の協調は如何に法をしっかりと学ぶか、如何に法理上での認識を高めるか、問題が表れたら自分の内面に探すか、如何に自分の行動を法に照らすかのことにあり、絶えず自分を正し、共に高まりを成し遂げることである。

 以上は私が法を正す過程での自分の修煉体得であり、今後、私は周りの同修とよりよく融合し、協調の仕事をよりしっかりと成し遂げ、師父がわれわれに与えた使命をしっかりと果たしていこうと思った。

 2007年9月12日
 
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2007/7/31/159909.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/8/16/88636.html