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吉林の法輪功学習者・沙耐玉さんの迫害による死亡についての補充情報

(明慧日本)吉林油田紅崗採油会社の社員だった法輪功学習者・沙耐玉さんは2007年7月13日午前10時頃、会社で勤務していた時、2人の悪らつな警官が何の証明書や証拠も提示せずに、強制的に沙さんを両家鎮派出所に連行し、当夜、彼を大安市公安局国保大隊に送った。翌日午後2時頃、沙さんは大安市公安局国保大隊で虐殺された。

 調査によると、7月13日夜、沙さんは大安市公安局国保大隊に送られてから翌日昼にかけて日夜連続して尋問・拷問された。7月14日午後2時頃、沙さんの妻・張淑華さんは会社の幹部と共に公安局へ沙さんを見に行った。張さんは車の中で待っており、会社の幹部は公安局と「610弁公室」の人らと沙さんと家族面会について交渉していた。ちょっとその時、張さんは「バン」という音を聞き、沙さんがあおむけに3階の窓から墜落してきたのを見た。

 悪らつな警察は沙さんが投身自殺したと称した。しかし3階の窓はとても小さく、沙さんは窓に比べちょっと太いため警察の監視の下で自力で窓から飛び降りるのは非常に難しいと思われる。しかも自ら飛び降りる時、あおむけになるはずがない。

  沙さんが墜落した後、大安市第三病院(公安局に指定された病院)に送られ、応急手当をされた。しかし、すべての過程においては、血管が見つからないため、針を差し込めないのを言い訳にし、終始患者に酸素を与えなかった。それに、悪らつな警察は何回も医師に目配せをし、なぞめいた行動をした。応急手当をしてから1時間後、沙さんの呼吸は止まった。現在、死体は大安市葬儀場に保存されている。

 沙さんの妻と娘、親族は告訴できるところがなく、沙さんの会社の邪党書記の孫貴水に会社のほうから公安局が沙さんを死亡させた責任を追及するように要求したが、孫(彼は99年7月20日以来、ずっと積極的に法輪功学習者を迫害するのに参与し、何人かの学習者を洗脳クラス、拘留所と労教所に送った)は「法輪功はX教だ。死なせても自殺として取り扱われる。会社に何の関係もないので、救済金は一切与えない。我々は政府に従わなくていけない」と言った。そして会社の会議で孫は沙さんに同情を寄せないように、それは共産党に服従しない者の末路だとすべての職員に要求した。

 家族は大安市公安局に行った時、悪らつな副局長・楚国軍はなんと沙さんの家族に対して気が狂ったように卓を叩いてののしり、躍起になって法輪功を中傷・攻撃した。そして沙さんは「自殺」したので、公安局には何の責任もないと事実無根の嘘を言った。

 2人の悪らつな警察は7月18日、沙さんの妻に沙さんは法輪功を修煉してから何年になったかと聞いた。沙さんの妻は2、3年くらいだと答えたら、悪らつな警察は「法輪功は違法なので、2,3年ならなぜ警察に通報しなかったか? あなたたちは庇護罪を犯したので、あなたたちを逮捕すべきだ」と脅した。現在、家族全員が親しい人を亡くした悲しみを堪え忍んでいるのに、このような悪らつな警察の威嚇・圧力にも耐えなければならない。

 家族は法律に従って大安市公安局を告訴したが、大安検察院などの法律・裁判機関は公に法律を踏みにじり、案件の審理を拒絶し、法律に対する責任を履行しない。

 正義も道理もない共産党の統治による中国において、身内の者が無辜に虐殺されたのに、訴えようとしても訴えるところもなく、涙を流そうとしても涙はすでにかれ果てた。にもかかわらず、家族は最後まで沙さんに人道・天理を求め、必ず悪人らを法律で裁かせるようにすると示した。

 ここで、我々は全世界の善良・正義感のある人々に援助の手を伸ばしていただき、力を合わせて中国大陸で発生している法輪功学習者に対する悲惨な迫害を制止するように呼びかける。

 注:法輪功学習者を連行・迫害している主要な責任者らの情報については、中国語のページを参照。

 2007年9月15日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2007/7/26/159593.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/8/9/88444.html