日本明慧
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恐れる心を放下し、世の人々を呼び醒ます

(明慧日本)ある時、私は国道に面した村へ、真相資料を配りに行きました。村のある所から入り、村中をぐるりと一回りして、資料を全部配ったら、ちょうど都合よrく別の出口から公道に行き着きました。

  私が家に帰ろうとすると、20歳くらいの黒い服を着た若者が、腰に携帯電話を下げて出現しました。どうも羽振りが良さそうなのは、派出所で「ごろつき警備」の仕事をしているせいかもしれません。

 彼は、片手で私の自転車を掴んで放さず、もう片方の手で真相資料をもって私の面前に突き出し、「この資料を配ったのは、おまえだな!俺には、一目で法輪功修煉者だと分かる。おまえが、どこに住んでいて、姓名が何か名乗れば、すぐに解放してやる!でなければ、派出所に報告して、逮捕させるからな!」と脅してきました。 

  私は、「なんの根拠があって、私を拘束しているのか?」と問いました。

 私は、彼と睨み合いながら、彼に真相を話し続けましたが、彼は依然として私を解放しませんでした。

 やがて昼食を食べようとする人が、辺りの畑から戻ってくる頃になり、人々がますます多くなってきました。私は、自転車を放し、民家の玄関口にある石の上に座り込み、正念を発し始めました。 

  すると、ある人が言いました。「・・・だったら、そこの若いの!その真相資料とやらを読んで、皆に聞かせたらいいじゃないか!」。

 しかし、その若者は識字率が低く、読んでも分りませんでした。

 私は、「あなたが読んでも分らないのだったら、私にやらせて!私が読んで聞かせるから!」と言い切りました。すると彼は、資料を私に手渡し、私が読み上げると、皆が議論し始めました。

 すると、対面にいた三十歳位の婦人が、「この人の言っていることは、素晴らしい。法輪功を修煉している人たちは、皆が良い人だ」と言いました。

 また、ある人は「天安門自殺事件が本当は嘘だった?」と疑問を口にし、またある壮年の男子は、「共産党が策をめぐらしたのは、本当か?」と言いました。実際、私が真相資料を読み終えると、人々はよく納得してくれました。 

  また、ある別の婦人は、「天安門自殺事件が、本当であったと信じ込まされていましたが、これを聞いてやっと分りました。共産党は、本当に悪い!」と言いました。

 70歳くらいのお婆さんは、この若者を指弾して、「あんた・・この人を行かせないなんて!・・もう話し疲れて、読んで喉も渇いただろうに・・なのに、あんたは水の一杯も飲ませないなんて!・・それで、あんたに理があるのかねぇ・・」と非難しました。もうこの段になると、若者は空気の抜けたボールのようになり、一言の抗弁もありませんでした。 

  皆は、お婆さんの話に随い、「・・もう行こう。誰が行かせないようにしているのか・・だったら、もう昼なのだから、彼に飯を奢ってもらおう」と言いました。

 この一件を通して、どのような情況下であるとも、正念が大事であると私は悟りました。

 もしあの時に、私に正念がなく、悪人が私を脅し、私の心が動いて、彼に真正面から取り組んでいなかったら、その結果はこのようなものにならなかったでしょう。 

  つたない体験談を書かせていただきましたが、同修と切磋琢磨できたらと思います。

 2007年9月18日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/9/16/162768.html