■日本明慧
http://jp.minghui.org/2007/09/18/mh195127.html
ウィーン:音楽の都は正義の叫びをあげた(写真)
(明慧日本)「9.11」は世界に衝撃を走らせたテロ組織がニューヨークの世界貿易センターを襲撃した日である。その時、全世界の人々はテロリズムを強烈に非難した。しかし、今日の中共はテロリストより甚だ恐ろしく、彼らは全面的な国家テロリズムを実行し、しかもひそかにそれを全世界に伸ばした。現在、中共が生きた法輪功学習者を対象とする強制的な臓器摘出等を含めた人権侵害の行為が、すでに全世界で広範囲に注目された。2007年8月9日、法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)は人権聖火をアテネで点火して以来、すでに1ヶ月を経て、順次ドイツ、チェコ、ルーマニアからオーストリアへとリレーされ、至るところで当地の人々の大きな反響を呼んでいる。多くの政界要人、人権組織及び民間団体が続々と聖火リレーに参加し、中共の任意に人権を踏みにじる行為及び法輪功学習者に対する生体臓器摘出を有力に暴露した。
オーストリア国会議員アルボス・スタンハサイル氏は聖火を引き継いだ
国際人権組織オーストリア支部キャサリン・グリエブ主席は、中共の蛮行が五輪の精神に背くと指摘
16歳のアレクサンダーさん(左)は2人の同級生とともに人権聖火リレーに参加した
集団虐殺罪は五輪の精神に背く
ピーター・スタンウェンダー先生:「今日の活動は、学生たちに極めて有益」
人権聖火を声援し、迫害に反対する民衆
2007年9月11日午前10時30分、国際人権組織(IGFM)と法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)が共同で人権聖火を迎える活動を主催した。オーストリアの国会議員アルボス・スタンハサイル(Albert Steinhauser)氏はウィーンを代表し、ルーマニアから伝わってきた聖火を受け取り、講演を行った。それに次いで、ウィーンをめぐって4キロの聖火リレーが始まった。リレーの隊列においてボーグ・ウェンナー(Borg Wiener)体育学校の58人の学生と3人の教師が非常に目立った。リレーが終わった後、「人権聖火の歌」に伴い、著名な歌手であるSabina Hank氏とGuenther Mokesch氏ら音楽家たちは、風雨の中で野外コンサートを行った。
各界の要人は支持の意を表し 国会議員は会場に臨んで聖火を引き継いだ
オーストリア緑の党(Australian Greens)のアルボス・スタンハサイル国会議員は会場に臨み、ウィーンを代表して人権聖火を引き継ぎ、同時にその場で講演を行った。彼は、「中国の五輪による経済的利益への重視は、死刑への関心よりはるかに超えている。現在の中国では70種類以上の死刑罪名がある。経済的利益は酷刑への関心を超越し、経済的利益は臓器売買への関心を超越してしまった。そして経済的利益は報道の自由を超越してまった」と指摘し、彼は人々が中共の仮面に騙されないように、仮面の背後に中共の人権侵害の蛮行を見抜くように呼びかけた。彼は中共のような野蛮な政権に対して、ニ国間の会談のみに頼れば問題解決できず、ほかの可能な公開の措置を講じなければならないとの見解を示した。
今回の人権聖火リレーはオーストリアChristoph Schonborn枢機卿、オーストリアEU議員のハワード・エト(Harald Ettl)氏、クリスタ・プレス(Christa Prets)氏、カリン・レセタリス(Karin Resetarits)氏という各界の要人らの支持を受けた。カリン・レセタリス氏は、「中国(中共)は公に国連の人権準則に則して人権改善を承諾したが、中国においては未だに数え切れないほど多くの人権侵害事件があり、信仰の自由を圧制・迫害している」と指摘した。
「沈黙することは有罪でもある」
活動の開催者の一人である国際人権組織オーストリア支部キャサリン・グリエブ(Katharine Grieb)主席は、「五輪の始原は人々が神様に尊敬の意を表し、つまり、平和と美徳につながるものである。しかし、中共の生きた法輪功学習者を対象とする臓器摘出の蛮行は五輪の精神に背く行為である」と指摘し、彼女は、「我々はただ現在あるいは将来において中国で五輪を行う時、何の蛮行が並行しているのかを一人一人に教えるに過ぎないのです。今でも、もし誰かが自分は何かが発生しているのか気づかなかったり、それに興味がないと言ったりすれば、私にはその人は自殺するほうがましだと思います。世界中の誰もが分かっています。ただし、それに対して誰もが沈黙者であればその人は有罪者でもあります。もし中国で共産党独裁政権がなくなれば、五輪がそこで行われることができないわけはないでしょう。当然ながら、我々が反対するのは中国人民ではなく、中国共産党独裁政権です。」と強調した。
すべての芸能人が舞台を利用して人道・正義を守るべき
ウィーンで暮らしている歌手Renate Reich氏は人権聖火を支持する慈善公演に参加した。中共の生きた法輪功学習者を対象とする臓器摘出の蛮行に対して、彼女は「このような行為は本当に重大なことだ。私に2000年前のヨーロッパ大陸でのキリスト信徒への迫害を思い出させる。何はともあれ信仰に対する迫害は発生すべきではない。人々はお互いに寛容になるようにすべきだ」と語った。
さらに、彼女は人権聖火のような活動から、人々は一つの事実が分かったという。つまり、中国では「形勢が非常によい」ということを多くのマスコミは経済・貿易面の情報を重視するが、そうではなく、今日のような活動は明らかに人々に真実を教えており、こうした活動は非常に必要であり、非常に良いと思う。これからもより多くの人々が関心を寄せてもらえるように希望すると述べた。
名歌手のサビナ・ハンク(Sabina Hank)氏は音楽名門校の出身で、母親はチェロ演奏者であり、父親はオペラ歌手である。彼女は「芸能人として私は常に慈善公演の招待を受ける。私には三つの重要なことから、今日のコンサートに遠くから参加した。つまり、今日のコンサートが中国の人権のためであること、ナチスの独裁統治に反対すること及び彼方で発生している不公正なことを人々に伝えるという三つのことである。すべての芸能人が舞台を利用して人道・正義を守るべきだ」と強調した。
多くの観光客とウィーン市民は中国の人権現状と法輪功学習者の境遇を聞いた後、次々と活動への支持を示した。
今日の活動は学生たちには極めて有益だ
人権聖火リレーが始まると、タイマツを取り囲んでいた一群の15〜17歳の中学生が人々の注目を引き付けた。彼たちは3人の先生に引率されたボーグ・ウェンナー体育学校の(in Neustadt, Borg Wiener)の58人の生徒であった。
16歳のマティアスさんはリレーの全コースを走り終えた後、記者に「人権聖火が法輪功学習者の受けた迫害と迫害の真相を、世界とマスコミに伝えることができるので、人権聖火リレーに参加してうれしかった」と述べた。
彼らの先生ピーター・スタンウェンダー(Peter Steinwender)氏によれば、先週金曜日に一人の学生から人権聖火活動の情報を知り、彼は直ちに参加する学生を募集し、今回の日程を立てた。学生たちは終始、元気よく人権聖火活動に参加した。その後、彼らは自らの思考と実践において今回の体験を活かしたいと述べ、彼は「要するに、今日の活動は学生たちには極めて有益だ」と言った。
さらに、彼は「我々の国のすべての人たちは中国で何が」発生しているのかは分かっているが、人権侵害がどれほど進行しているのかは誰も思いつかない。中国政府の官僚らがオーストリアに来た時、オーストリア政府はいつも法律でデモ活動を禁止している。彼らは中国とのビジネスに関することに興味があるだけだ。こうした活動(人権聖火)が人々に気づかせてくれて非常にうれしかったと言い、さらに彼はより大きく広げるには、それらの政治家たちに深刻に考えさせざるを得ないと示した。
2007年9月18日
(中国語:
http://www.minghui.org/mh/articles/2007/9/14/162654.html
)
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