日本明慧
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現世現報を論ずる


 文/中国大陸大法弟子

(明慧日本)295号の明慧週間に載っている「大量の現世現報は迫害を終わらせる重要なルートである」を読んで、私は大賛成でした。ここで現世現報についての認識をいくつか補足したいと思います。

 現世現報の狙いを具体的な人に定めることについて、まだ理解できない同修がいます。それは悪行を働くものへの懲罰ですが、人間同士の因縁関係が分からないため、勝手に懲罰を科すると法理に背くのではないかと思っているようですが、個人修煉の段階ではこの認識は間違いではありませんが、法を正す時期は、それは違うと思います。

 まず、師父はこの迫害を認めておられませんから、法を正す時期の大法弟子も認めてはいけません。旧勢力が大法弟子を試練する資格はありません。たとえ輪廻転生の業力の報いや他の因縁関係があるとしても、口実にしてはいけません。すべての迫害は罪で、とんでもない罪なのです。それに迫害に参与したすべての人は新しい宇宙の法への迫害者であり、懲罰を受けてもそれは当然なのです。

 それに、悪行を働く者への懲罰は別に悪いことではありません。軽い懲罰はその者への警告で、重い懲罰はその者に贖罪させているのです。もし悪行を働く者が極悪非道な罪で現世現報により、死亡したとすれば、それは自らその悪の報いを受けたに過ぎません。つまり、大法がすべてを判断しているのです。もし救う価値のある生命なら、師父もまた見守ってくださるのではないかと思います。こういう意味では、それらの人は現世現報により救われる可能性があるかもしれません。

 正念を発して、具体的な人に狙いを定めるときに、恨みや具体的にどんな報いを受けるかを定めず、ただ更に多くの人を救うという目的を持って、受けるべき報いを受けさせ、また旧勢力の按排した最期のときに報いを受けさせるのではなく、直ちに現世現報すると思えばいいと思います。そういう考えは旧勢力の按排も認めないし、大法の法理にも符合しているのです。

 個人の悟りです。不適当なところがありましたら、慈悲なる指摘をお願いします。

 2007年9月20日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/9/15/162690.html