■日本明慧 http://jp.minghui.org/2007/09/23/mh234857.html 



ニュージーランド:公聴討論会で中共による人権犯罪を暴露

(明慧日本)法輪功迫害真相調査連盟が主催した公聴会で、6人の中国問題専門家がニュージーランドの首都ウェリントンのビクトリア大学ピピテア(Pipitea)キャンパスにおいて2007年9月11日夜、「中国の発展の裏に」というタイトルで討論会が開かれた。6人の専門家は、カナダの人権弁護士デービッド・マタス氏、カナダ政府元大臣のデービッド・キルガー氏、アメリカのアジア研究協会会長の張而平氏、中国問題専門家の王軍濤氏、アムネスティ・ニュージーランドのメンバーで「『中国獅』人権の旅」の発起人のケリー・レス氏、ニュージーランドの難民・人権弁護士で、法輪功迫害真相調査団(CIPFG)のニュージーランドスポークスマンのケノ・コタス氏からなっており、司会したのはニュージーランドのベテラン弁護士トニー・エルス氏だった。ウェリントンの各界から200人余りの人が討論会に参加した。パネリストたちは次のように意見を述べた。 

 ケノ・コタス氏は: 人権弁護士として仕事上余りに多くの法輪功学習者の迫害事実を知った。このような残虐な迫害が21世紀に起きるのは想像し難いことだ。皆さんはキルガー氏とマタス両氏が著作した「血まみれの報告書」を実際ご覧になってほしい。できれば、迫害真相調査団に加入してほしい。

 デービッド・マタス氏: 中国では実際何が起きているかは、我々のような弁護士が、中国へ調査に入ることは不可能に近い。当初中国の高智晟弁護士が私たちを調査に中国へ呼ぼうとしたが、当人が刑務所に入れられる状況に陥った。しかしながら、それでも我々は中国の関連部門に電話するなり、嘗て投獄されていた法輪功学習者等にインタービューを行い、中国の統計データを介して関連情報を手に入れることに成功した。「血まみれの報告書」はこのようにして中共が法輪功学習者に対して臓器摘出売買する事実を調査して作成したものである。

 デービッド・キルガー氏: [中国]というとき、我々が指しているのはその土地及び文化であり、「中共政府」というわけではない。もしその土地に真の意味の民主と法律があれば、沢山の中国の問題を取り上げるような今日の検討会は必要ではないだろう。デービッド・マタス氏と共に作成した「血まみれの報告書」は中共政府が数千人の法輪功学習者に対して臓器を摘出し、そして世界中で売買して営利している事実を語っており、事実を証明すべく33件の根拠を示している。この報告書は現在17カ国の言葉に翻訳されている。

 法輪功学習者は強制労働施設で毎日16時間の労働を課せられており、シャワーの時間も5分足らずである。また、そこでは十分な食事が与えられておらず、夜は20人単位で睡眠をとるようにさせられている。その上、共産党政府が利益のために彼らの臓器を摘出し、売買している。どんな政府が国民にこのような残酷なことができるのであろう。中国からこういった施設で作った製品を輸入する時、我々がこのような輸入業者に事実を知って貰う義務があると考える。

 中共がすぐに法輪功学習者への迫害を停止しなければ、2008年の北京オリンピックは「血まみれのオリンピック」に改名すべきだ。

 今回の討論会は時間の制限上パネリストたちに10分間ずつの時間しか与えられなかったものの、一人一人の観点が素晴らしく、拍手の音がしばしば聞こえていた。

 また、討論会では質問時間を設けた。様々な質問が出されており、司会者が時間コントロールのために途中で中断させざるを得ないこともあった。質問は法輪功学習者の臓器が摘出売買される内容以外にも、中国の低品質商品の問題・政治経済制度の問題・自由貿易の問題・2000中国人が共産党関連機構を脱退・2008年北京オリンピックの問題などの話題に及んだが、パネリスト達が長年の中国問題に対する分析研究を基に説明をした。

 討論会の定時終了後も多くの来場者が居残って、自分たちが関心をもつ話題について講演者と更なる交流を行った。中でもキルガー氏と話したく、5人の来場者が並んでいた場面もあった。この盛況ぶりは退場時間まで続いた。

 2007年9月23日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/9/15/162696.html

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