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吉林省:不法に差し押さえられた現金の返却を求め、再び連行された

(明慧日本)吉林省吉林市の法輪功学習者・鄭鳳祥さんは2006年7月14日、妻の李文華さんと17歳の息子・鄭雲龍さんと一緒に家から長江路派出所の警官に理由なしに連行された。派出所で警官は未成年の鄭雲龍さんをつるし上げて殴打した。雲龍さんは胸や下半身を何十回も蹴られて、しかも連続24時間寝かせてもらえず、16日の深夜になって、ようやく釈放された。そのため、雲龍さんは大きな打撃を受け、家に戻った後も、めまい、吐き気などの症状が現れ、意識が朦朧としていた。

 父親の鄭鳳祥さんも同様につるし上げられ、6時間あまり殴打された。その間、彼は数回にわたって失神した。失神するたびに冷水をかけられて、目が覚めたらまた引き続き迫害された。警官の励成宝は鄭さんを虐待しながら「俺の名前は励成宝だ、覚えておけ、俺を訴えてみな」と言いふらした。その後、鄭さんは九台飲馬河労働教養所に送られたが、健康診断で不合格のため、入所が断られた。

 妻の李文華さんは不法に15カ月の労働教養を言い渡され、現在、長春市黒嘴子労働教養所に監禁されている。2007年6月13日、鄭鳳祥さんは息子および他の3人の親友とともに、妻との面会に行ったが、労働教養所に入ってから行方不明になった。他の親族が各方面に問い合わせたが、5人とも黒嘴子労働教養所と長江路派出所が共謀して連行された。

 労働教養所で鄭さんは滅多打ちされ、重体となり、救急車で病院まで運ばれた。警察側は責任を負うことを恐れるために彼を釈放した。他の4人も殴打、恐喝などを受けて釈放された。

 2007年7月2日に体が完全に回復していない鄭さんはかつて不法に差し押さえられた5800元の現金の返却を派出所に求めに行ったが、再び連行された。情報筋によると、鄭さんは現在、吉林市看守所に監禁されているという。

 2007年10月5日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/10/4/163867.html