他の空間での所見は、私の精進の励みに
文/アメリカ西洋人の法輪功修煉者
(明慧日本)尊敬たる師父、こんにちは! 在席の皆様、こんにちは!
私は、この原稿を準備していた時、たくさんの執着心が湧き出て、一時やめようと思いました。書いた内容は自分を実証するものばかりではないかと恐れて、書きたくなくなりました。その後、他の修煉者との交流を通じて、自分の執着と疑問を反省してから、観念を抱かずに自分の修煉体験を書き出すことに決めました。自分の修煉体験を皆さんと共有し、互いに励ましながら共に精進していきたいと思います。
私は、1年前に法輪功を修煉し始めました。法輪功を修煉する1カ月前座禅中に見えたことは、私の人生を変えました。当時は、分かりませんでしたが、これは、まさに私が大法修煉の道に入った兆しでした。その時に見えた風景は、非常に鮮明な映像で、いまでも目の前に浮かんでいます。
映像の中で、私は、小さな山の上に立っていて、両側に石や森があり、正面に小さな沙漠がありました。夕焼けの中で、インディアンの人の群れがゆっくり私の前を通っていました。その中の一人が私に向かって「もう時期が来ました」と話しました。自分たちがもう行かないといけないと私に教えたと思いました。その時、突然、嵐がやってきました。この嵐は、普通の風ではなく、巨大な物体の飛行によって引き起こされた狂風のようなものでした。空は真っ黒になり、天空が飲み込まれたような感じでした。徐々にたくさんの赤い目と黒い手が現れ、天空と地面に溢れました。数千数万の悪魔が走りながら叫び、通りかかるところの全ての物を壊しました。悪魔が通った後は、真っ黒になり、すべての生気が消えました。
当時、この嵐は非常に猛烈なものでした。この空間にいる私の身体さえも感じました。多分地獄の門が開かれ、全ての悪魔が私達のこの空間にやってきたのではないかと思いました。恐怖で身動きも取れなくなりました。至る所に悪魔が満ちており、全ての人々を殺そうとしていました。
私が絶望を感じた時、一人の白い服、長い髪の男性が遠い所から現れてきました。彼の目は、優しく、強く、無敵の光が輝いています。彼は、悪魔に向かって前へ前へ進んでいきました。当時、私は「この人はきっとイエス様だ」と思いましたが、同時に「いや、そうではない」という考えも心に現れました。彼は悪魔の群れを通ったところ、後ろに一本の帯状の光が残りました。彼は悪魔の群れを通る時、瞬きもせず、到る所で悪魔が直ちに解体されました。悪魔の狂気の抵抗は、まったく役に立たず、間もなく全滅しました。
彼の歩んで来た道の後側に、光で構成された門があり、中から数百人の人々が外を眺めていました。その人達は、魔鬼が解体される過程を見ながら緊張と怖れの表情が現れました。白い服の男性は、精力を集中し、目は真っ直ぐ前を注視し、悪魔を見ることもしませんでした。最後の悪魔を解体した後、もう一つの光の門が開かれました。彼は、人々に向かって少し頷きました。そして、人々は、喜びの表情で、ゆっくりと門から出てきました。
喜んでいる人たちは、もう一つの門に入って、一つの美しい世界を発見しました。中には、きれいな森林、瀑布、大きな果物、高い樹木、緑の芝生があり、きれいな河が生命にあふれていました。喜んでいる人々は、自分達の命を救った恩人を待っていました。その白い衣服の人は、門の入り口に現れましたが、中に入らず、外に向けて歩いていきました。彼の後ろの帯状の光も消えました。彼は荒廃の大地に立って、無言のままで深く考え込んでいました。
突然、彼は、体を回して私に向いました。私は感動のあまりに涙が雨のように流れ出しました。私は自分も彼のように何も恐れない人になるべきだと思いました。彼は、私の目を見て、「しっかり準備しておきましょう。あなたもきっとこのような人になれます」と言いました。私は、自分の耳を疑いました。心の中で彼はイエスさまですので、自分は彼のような人になれるわけはないはずだと思いました。それから、彼は青空を眺めていると、一束の光りが彼の身に投射してきてきました。そして、彼は空に浮かび上がり、身体が虹のように空に消えました。
そして、私の元神は、体に戻りました。先に見えたことは非常に不思議に思いました。私は涙がぼろぼろ流れて、どうしても自分がそんなに偉い人になれるとは信じられませんでした。法を得て修煉してから、この一幕が師父から按排されたことだと悟り、法を正す時期の大法弟子の使命の重さを感じました。
師父は、『人心を放下し、世の人々を救い済度する』という経文の中で、「法を正す時期の大法弟子にとって、個人の解脱は修煉の目的ではありません。衆生を救いすることこそ、皆さんがやってきた時の大きな願いであり、法が正される中で歴史が皆さんに賦与した責任と使命です。ですから、大量の衆生は皆さんが救い済度する対象になります」と語りました。
最近、正念を発するとき、私は自分の次元で大法弟子の全体の状况が見えました。大法弟子の皆さんは、列に並び、身体に黄色い服を着て、手掌を立てて、前に向いて進んでいます。私達は、残存している悪魔に向かって進んでいます。悪魔達は恐れて後退しています。悪魔達の後ろには、一つ大きな魔王が立っていてそれらを進攻するように迫っています。上空で師父は一人一人を見守っており、私達を励ましています。
前列に立っている弟子達は高大な体で、両目を軽く閉じており、顔に穏やかな微笑を表して、躊躇なく前へ進んでいます。悪魔らは、慌てて逃げまわっています。しかし、一部の漏れるところがある修煉者は、習慣的に人間の観念で問題を考えて、神の考え方で考えていません。悪魔らは、精進している修煉者を避けて、専ら執着心がある修煉者を妨害します。悪魔らは、彼らを引き摺り下ろそうとしています。師父は、この状況を見ながら、とても心配しています。修煉者の精進状況がまちまちで、三つのことをしっかりできる人がいれば、他の人を見ているばかりの人もいます。または、努力しているが、執着心がなかなか捨てられない人もいます。さらに、歩きながら寝ている人もいれば、列の最後を歩いている修煉者たちは、互いに喋るばかりで、周りの情况にまったく無関心の修煉者もいます。
悪魔は透明な黒い壁を作って、列の最後の修煉者を前に進んでいる修煉者から分離して、知らず知らずのうちに彼らを邪な道に連れて行きました。修煉に精進していないので、彼らの服の色も徐々に褪せてきました。これに対して、悪魔たちは大いに喜んで笑っています。師父は、振り返って、心配そうに彼らを見ています。彼らは依然黄色の服を着ているので、師父は彼らを見捨てないと私は感じており、むしろ彼らが追いついてくることを切に待っているようです。師父から何回も言われたように、法を正すことが終わってない限り、まだ追いつく機会があり、速く精進すべきです。
以上に述べたことは、自分の次元で見たことです。師父は、「私は皆様に教えます。同時に正念を発すると、その5分間のうちに、邪悪は三界の空間で永遠に存在しなくなります」(『各地での説法(二)』「米国フロリダ州法会での説法」)と言われました。我々はしっかり法を学び、強く正念を持ち、しっかり真相を伝えることができれば、きっと速やかにこの邪悪な迫害を終わらせることができます。我々の心は、常に法に基づいて考えなければなりません。私は常に自分がたえず精進するように自分を促して、しかも、必ずしっかりできることを信じています。
最後に、師父に感謝致します。また、同修の皆さんに感謝致します。
(二〇〇七年米国中部地区法会での発言稿)
2007年10月5日
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2007/9/27/163405.html)
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