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三つのことをよくやり、修煉中の睡魔に打ち勝つ


 文/中国大陸大法弟子

(明慧日本)《明慧週刊》に掲載された同修たちの睡魔に打ち勝った体験を読んで私自身が刺激されましたので、自己の修煉中に邪魔に打ち勝った体験を書いて、同修の皆さんと切磋琢磨したいと思います。自分自身が睡魔に何度も悩まされ、最後には本当にそれらを取り除いたとしても、進んで書く気にはなりませんでした。しかし、それからの二ヶ月余の検証を経て、有効なことが分りましたので、それを書くことにしました。到らないところがありましたら、慈悲をもって指摘して下さい。

 私は面と向かって真相を伝え、三退を勧めています。北方では旱魃が続き、気候が異常で、夏に入ってからは猛暑でした。私は週に三日、午前中法を学び、午後真相を伝えに出て行くことにしました。天気は暑いし、路上にも人がまばらなので、いつもと同じ量の資料を持って行っても、ずいぶん遠くまで行かないと資料を配りきれず、とても尻込みしました。だから、法を学び終わってから、同修の家を出て、わざと回り道をして、出会った人に真相を伝え、残りの資料は全部近くの住宅に配るようにしました。これで法を正すことができたと思って、とても安心していました。

 真相を伝えることを怠ったので、睡魔が狂ったように襲来してきました。以前にも睡魔に悩まされましが、とても今度ほどではありませんでした。法を学ぶときも眠りたいし、正念を発するときもうとうとしていました。自分自身を整理しようと、一旦座禅の体勢に入ると、(うとうとして)何十分も過ぎたのに、まだ正念を発せず、別空間を整理しようとしたら、随分長く過ぎた気がするのに、目を開けてみたら三、四分しか経っていないのです。《転法輪》を四回も暗誦しているのに、今頭に分厚い椰子の殻を被せられて何かに抑制されたようで、一時間に一段落も覚えられませんでした。私は正念を発して睡魔を整理しようと、師父に整理を助けてもらいたいと求めましたが、どうやっても役に立ちませんでした。焦った私は、絶えず自分の頭を叩いていましたが、やはり何の好転も見えませんでした。

 問題に合ったら、自己の内に向けて探すべきだと師父は教示しました。私は、三つのことをよく行ったのでしょうか?法を学ぶと眠くなり、正念を発すると意識が混濁し、真相を伝えることも怠っている。その原因は、やはり私自身にあるのです。心の底ではやはり自分の向上と圓満のために行っていて、それは誰かに見せるためのようであり、別に真心から衆生を救い済度しようとするのではなくて、それをひとつの任務として見なしていなかったのです。これは正に、自分を実証しています。真相を伝えるときも、歓喜心、自己顕示心欲などが絶えず涌いてくるのです。実は、自分の一切は師父が与えてくださったのです。もし師父の慈悲なるお守りがなければ、この一年どころか、一日でさえも順調に真相を伝えることが出来ません。別に自分にこの睡魔を取り除く能力がないのではなければ、師父が助けてくださらないのでもなく、自分は執着に縋り付いて放そうとしないから、この魔難を強めただけなのです。外に向けて求めて悟らず、神通力で整理しようとし、師父に応援を求めても、果たして作用するものでしょうか!?

 自分の間違いが分かると、翌日法を学んで、昼頃ちょっと休んでから、すぐ真相を伝えに出かけました。師父の御加持の下で、三時間くらいで18人の三退に成功しました。その晩、法を学んでも、法を暗誦しても、正念を発しても、頭がはっきりしていて、とても効き目がよかったのです。これ以降、私は怠けたこともないし、睡魔に邪魔されたこともありません。このように、眠りたいという魔を追い払ったのです。だから、睡魔に邪魔されている同修にも、自分自身に対して三つのことがよくできているか探して下さい。特に真相を伝え、衆生を救い済度するのは、どのようにしていますか?

 2007年10月6日 

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/9/27/163440.html