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法理を明晰にさせることはこの迫害を終わらせることの根本である

(明慧日本)《明慧週刊》288号と289号に掲載された同修の2編の文章を読んで、いろいろ考えさせられました。

 288号の文章《現世現報と善悪にそれなりの報いがあることに対する認識》の中で次のことを述べました。善にはそれなりの報いがあり、悪にもそれなりの報いがある。見舞わないことはなく、ただまだ報いる時間になっていない。その時間になれば、すべては報いるという言い方がありますが、それは古い宇宙の変異した理です。その理に従えば、悪事を働いたら、報いがあるとは言え、それはすぐに遭うのではなく、後半生や来世に報いに遭うことになる可能性があります。もし後半生だったら、それは前半生の働いた悪事による報いであると言うところまで連想できないかもしれません。来世に報いるとすれば、転生するとき記憶が抹消されたため、それは前世の働いた悪事の報いであることも分かりません。そうすると、邪悪を震わせ、世の人々を目覚めさせ、人々の心と行為を制約する効き目はありません。それに、邪党により無神論を注ぎ込まれたため、人々はもう善悪にそれなりの報いがあると言うことを信じなくなり、悪事を働き、それにより、人類は生死の瀬戸際に立たされることになりました。それも大法弟子がずっと迫害されてきた原因のひとつでもあります。

 「法正天地、現世現報」は新しい宇宙の理だと私は悟っています。現世現報こそ人々の心を制約することができ、すべてを正しく戻らせることが出来るのです。私たちは正しい法理をはっきり認識できず、思想や観念の中でずっと古い宇宙の理を認めていたので、旧勢力もその隙に付け入りきりなく迫害してきたのです。それは正に私たちの法の学習不足、法に溶け込むことが出来ないことからもたらした教訓なのです。

 私たちは毎日のように、口先で旧勢力の邪悪な按配を認めないと言っているのに、実際はずっと古い宇宙の理に基づいて今まで歩んできたのです。それなら、どうやって旧勢力の迫害を終わらせることが出来るのでしょうか。

 師父は《2003年カナダバンクーバー法会での説法》の中で教えてくださいましたが、「イエスが人間を済度し、これほど良いことをしているのに、天上の生命はなぜこのようにこの全てを左右したのでしょうか? なぜ彼を十字架に磔にしたのでしょうか? 人間の替わりに苦しめられているように見えますが、神がなぜこのようにされなければならなかったのでしょうか? 更に次元の高い神はなぜ関わらなかったのでしょうか? 神はなぜ直接人間の罪を滅し減らすことができないのでしょうか? この全ては今までの宇宙の理だったのです。全てはこういうことだったのです。私から見れば、旧宇宙の法はこの面においての智慧に欠けています。次回はこのようではなくなります」

 師父の説法を学んでから、なるほど、これから人を救い済度する神は今までのように迫害されることはないと私はやっと分かったのです。それは師父がこの理を変えられたのです。しかし、私は師父の説法を私たちの法を正す修煉と結び付けることなく、ただそれは法を正すことが終わった以降のことだと思っていました。

 師父はまた《米国西部国際法会での説法》の中で説かれましたが、「実は私が切り開きたいこと、法を正す中で解決したい問題の中に、今後この世に下り人を済度する神が二度と三界内の衆生に迫害されないようにするということも含まれています」この説法について、昔私も間違って悟りました。それは法が世間を正す以降の新しい宇宙でのことだと思い込んでしまったのです。つまり、思想や観念の中ではやはり古い宇宙の理を認めることになり、旧勢力が大法弟子への迫害を黙認し、古い宇宙の理に基づいて修煉の道を歩んでいるのです。

 世間のすべての情勢はみな大法弟子の心によって促成されたのです。なぜ迫害が今日まで続いてきたのでしょうか。なぜ今になって始めて徹底的に迫害を終わらせることをはっきりと認識するようになったのでしょうか。私たちが精進できないことは、すでに法を正すことと衆生に計り知れない損失をもたらしたのです。大法弟子として、われわれの悟りがあまりにも遅すぎて、本当に師父に会わせる顔がないのです。

 将来の修煉の道を切り開く大法弟子として、われわれは迫害されない道を歩むべきではないのでしょうか。師父の法を正す按配の中にそもそも大法弟子が迫害される魔難はありませんから、私たちも否定すべきではありませんか。われわれは心の中から旧勢力の押し付けた迫害を徹底的に否定し、邪党を直ちに解体し、衆生が外在の圧力のない元で将来の道を選択するようにしなければなりません。

 それでは、どうやってこの迫害を終わらせることが出来るのでしょうか。

 先ずは、大法弟子は心の中からこの迫害を否定し、また迫害を終わらせることの緊迫性をはっきりと認識しなければなりません。邪党の存在は衆生を救い済度することに妨害と破壊の作用を働きかけるだけで、その邪党が一日も長く存在すれば、更に多くの衆生が救われるチャンスを失うことになります。だから、邪党邪霊のすべての要素を徹底的に取り除かなければなりません。

 また、他の空間のすべての邪悪な生命と要素を取り除くように真面目に正念を発しなければなりません。邪悪が解体されないと、正念も止まりません。この迫害はどんな形で現れているにもかかわらず、実は他の空間の邪悪な生命と要素が世間の悪人を制御してやったのです。われわれ大法弟子は師父の与えてくださった佛法神通を持って、この不法な迫害を終わらせ、「法正乾坤、邪悪全滅 法正天地、現世現報」と言う法の強大な威力を表すようにしなければなりません。悪事を働く物と世の人々に善悪はそれなりの報いがあると言う天理を分からせ、悪事を働かないようにして、それにより、迫害は維持できなくなり、失敗の結末になるに違いありません。

 それから、すべての条件を生かして《九評》を伝え、法輪功の真相を分からせ、三退を勧め、世の人々が目覚めるようにしなければなりません。そのようにすることによって、共産邪霊が人々に憑くことが出来なくなり、生存する空間を失わせ、自動的に解体させるようにします。だから、真相を伝えることは直ちに迫害を終わらせるもっとも有効的な手段とも言えるでしょう。

 我々は皆で自分の一つの閃きや一念にある古い宇宙の理に符合するものを打ち破り、新しい宇宙の理を以ってすべてを修正し、師父の要求された道を歩みましょう。

 2007年10月9日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/10/4/163793.html