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全世界華人声楽大会は、正統な中華文化の魅力を世界に広げる(写真)

(明慧日本)新唐人テレビ局は2007年10月15日〜17日、米国ニューヨークのカウフマンコンサートホール(Kaufmann Concert Hall)で第一回「全世界華人声楽大会」を開催する。現在、世界20カ国と地域から100人以上の声楽を専門とする人たちが大会に参加登録をしている。「全世界華人声楽大会」は世界各地の専門の声楽家たちの交流の場であり、また正統な中華文化の美しさと魅力を世界に広げ、人々に明るい希望と未来を与える大会でもある。

 華人の声楽に対する理解を高める新唐人の企画はすばらしい

 中華民国声楽家協会理事長・孫清吉氏は、「新唐人が声楽大会を開催することは、全世界の華人にとってよいニュースです。コンテストの形で華人が声楽への志を高めることは大変喜ばしいことです。成功をお祈りします。期待しています」 と話した。  

中華民国声楽家協会理事長・孫清吉氏

 孫氏によると、声楽には三つの部分があり、その一つは国内外の芸術歌曲、もう一つは民間歌謡で、三つめは歌劇である。また、声楽の発展は人々の神に対する信仰と忠誠から始まったという。「人々は天の神を尊敬し、天の神を恐れる。歌声で天と神を感動させます。その意味では早期の声楽は宗教と同じです。ですから音楽の発展は神と関係があります」と話した。 

 孫氏はさらに、「声楽は一つの歌あるいは詩を心から、感覚、感情で表し、真実の気持ちを歌で表現します。特に歌劇の90%以上はそうです」と語った。

 中華民国声楽家協会は1992年に設立され、台湾の歌唱に熱心な声楽家たちで構成されている。皆は今回の大会を通じて交流を深め、台湾の音楽文化をさらに発展させたい、と非常に期待を寄せている。

 声楽大会は失われた文化の純真さを取り戻す

 韓国世宗大学教授の声楽家・呉垠ケイ氏は、韓国の最高レベルのソウル大学声楽学部を卒業後、アメリカに渡りマンハッタンミュージック大学とStony Brookニューヨーク州立大学でそれぞれマスターと博士号を取得した。呉氏はかつて数多くの歌劇に出演しており、韓国で知られている有名な声楽家である。 

韓国世宗大学教授の声楽家・呉垠ケイ氏

 呉氏は、「人々を感動させる音楽は必ず優秀な作曲家、訓練を積んだ演奏家とすばらしい観客の三者が共同で創り上げるものです。観客は今までの知識ではなく、純真な心で鑑賞することです」と指摘した。

 声楽大会は中華文化のその美しさを世界中に広げる

 台湾からイタリアに留学したテノール歌手で高雄市立国楽団団長の呉宏璋氏は、新唐人の声楽大会を高く評価した。今回の大会は中華文化のその美しさを世界中に広げる良いチャンスだと称賛した。 

高雄市立国楽団団長のテノール歌手・呉宏璋氏

 呉氏はイタリアへ留学して声楽を習った。国内外の数々の大会に参加し、「魅力的なテノール歌手」と言われるようになった。呉氏は、本当の歌唱の芸術の中身とは真・善・美の精神の域を展開することであるとし、歌唱は彼に善の心で日常生活に遭うさまざまなできごとや困難に向き合う心を与え、生命の存在の価値を最も尊敬する体験を与えたという。

 呉氏は「世界の視点から見ても、我々中華民族の文化、中華民族の歌曲は非常に特色があり、もしそれを華人が自分の声で表現できたら、非常にすばらしいことです。今回の大会を通じて、この美しさを世界中の人々に伝えると同時に、華人が自国の歌曲と文化を愛するようになれたらとても嬉しいです」と語った。

 呉氏は1991年に留学先のイタリアから帰国、その後1992年に台湾合唱団を設立し、2004年から高雄市国樂団団長に就任。2005年9月に国樂団を率いてアメリカ・ニューヨークレーガンセンターで公演した。これは華人が始めてレーガンセンターで公演したとして歴史に刻まれた。

 声楽コンテストは国際的交流の場である

 マレーシアのペナン(Penang)出身で、かつてマリアンナマダル豪州合唱コンテスト受賞、現在、香港演芸学院大学教授で声楽と合唱を教えている柯大衛氏は、以前、30を越える歌劇に出演した世界的に有名なテノール歌手である。「新唐人の全世界声楽大会を歓迎します。これは声楽界に対して、国際的交流の場を提供することになります」と柯大衛教授は高く評価した。
香港演芸学院大学教授・柯大衛氏
 

 第一回全世界華人声楽大会は正統な声楽を世界に広げる

 ドイツとオーストリア音楽学院を卒業した、台湾台北教育大学音楽学部教授であり有名なバリトン歌手・姚和順氏は、屏東文化局で台北教育大学主催の「春風を再度望む」音楽コンサート前の記者会見で、若手歌手たちに今回の新唐人の「全世界華人声楽大会」に積極的に参加するように促した。 

台湾台北教育大学音楽学部教授のバリトン歌手・姚和順氏

 姚氏は、新唐人の企画は意義深いと今回の声楽大会を高く評価した上で、若手歌手たちが積極的に今回のコンテスト大会に参加すべきであると促した。

 姚氏は、声と心は繋がっており一体であるとし、歌詞の中身と作曲家の精神が歌手の声と一体になり、人々を美しい世界へ導くと話した。

 純真純美の正統文化を広げるチャンス

 新唐人は現在、中国の正統文化の復興に全力を注いでいる。また来年3月からシリーズで国際的なコンテストを計画中。今回の正統文化の復興には、純善の文化の内包と純美な文化の表現形式の二つの側面が含まれている。中華正統文化は、神に対する信仰と道徳の内包を引き継ぎ、天を尊敬し、道徳を重視する。つまり、心を修煉し、善を目指し、仁儀礼智真の美徳を大事にする正統文化の広がりを促すものである。衣装、飲食、表現、音声、踊り、美術、撮影など、さまざまな形で正統文化を広げていく計画である。

 2007年10月13日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/10/11/164286.html