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オーストラリア:高等裁判所は薄熙来への告訴案件を開廷、原告側は欠席判決を申請(写真) (明慧日本)2007年10月8日、オーストラリアのニューサウスウェールズ州高等裁判所で、オーストラリアの法輪功修煉者が中共の商務大臣・薄熙来を拷問の罪で告訴した案件の法廷が再び開かれた。原告の弁護士・アンドリュー氏は原告代理人として出廷し、APEC(アジア首脳会議)期間中の9月4日、原告側はすでに訴状を被告である薄熙来へ送達したと述べた。開廷日に、被告は告訴に応じず、代理として出廷する弁護士にも委託しなかった。法廷は、1カ月のうちに被告に対して欠席判決を行うという原告側の弁護士の要請を認め、次回の開廷は11月5日と決まった。
シドニーの法輪功修煉者は法廷の外で、横断幕を掲げて、中共が法輪功を迫害し、法輪功修煉者に対して生体から臓器を収奪する蛮行を暴いた。通りすがりの多くのシドニー市民は、迫害に関する真相にショックを受け、もっと詳しい情報を知ろうと相次いでチラシを受け取り、法輪功修煉者に対して支持と同情の意を表した。 原告の法律アドバイザーであるニュートン氏は、開廷後に取材を受け、次のように語った。訴状を送達した後に被告・薄熙来は、オーストラリアの法律に従って法廷に対して何の応答もなかったため、原告側は薄熙来に対して欠席判決を下すよう裁判所に要請した。ニュートン氏によれば、現在、この案件の進展具合は非常に順調で、被告が法廷の裁判に応じなくても、それによって法律の懲罰から逃れることはできないという。原告の弁護士は、原告が被告に対して欠席判決を下すよう法廷に対する要請に協力した。このケースの進展は、原告、そして原告と同じように中国で迫害を受けている法輪功修煉者への協力と支持を表し、またそれは被告・薄熙来及び薄熙来と同じように今でも積極的に江沢民に追随して法輪功修煉者を迫害している中共の政府関係者と警察にとって、もし即時に迫害への関与をやめなければ、最終的には正義の懲罰から逃れられないという厳重な警告でもある。ニュートン氏と原告は、アンドリュー氏及び黙々と大量の関連事務をこなしている他の人権弁護士に感謝の意を表した。 2006年4月、薄熙来は温家宝首相に付いてオーストラリアを訪問した際に、オーストラリアの国民で法輪功修煉者の潘宇氏は、ニューサウスウェールズ州高等裁判所に薄熙来を拷問の罪で告訴した。2007年9月4日、APEC首脳会議の間に薄熙来がオーストラリアの首都・キャンベラに到着した日の夜、法輪功修煉者のジョナサン氏とゲアリー氏は被告・薄熙来への訴状の送達に成功した。今回、薄熙来に送達された訴状は、2006年の訴状の補足である。 現在、ニューサウスウェールズ州高等裁判所では、法輪功修煉者が迫害の元凶を告訴した他の二件のケースは、すでに欠席判決を申し立てる段階にまで進んだ。オーストラリアの華人画家である章翠英氏が迫害の元凶・江沢民、610弁公室、そして羅幹に対して申し立てた訴状は、今年7月にオーストラリア外務省の協力の下で、中国大使館を通して被告に送達された。もし被告が10月末までにその告訴に応じなければ、章翠英氏は被告に対して欠席判決を申し立てるという。また、シドニーにおける法輪功修煉者の謝イァン氏と李富英氏が広東省610弁公室の責任者で現在、広東省共産党委員会副書記長である陳紹基を告訴したケースの訴状は、2006年12月に直接被告に送達した後、被告は法廷に出なかったため、法廷の承諾のもとで、原告の法律アドバイザーは、積極的に被告への欠席判決の申し立てを準備している。 情報によると、今世界で法輪功修煉者への人道に反する罪、拷問の罪で江沢民、羅幹、薄熙来、そして周永康などの法輪功を迫害している中国の高官を告訴するケースは、すでに70件を越えている。 2007年10月14日 (中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/10/11/164265.html) (英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/10/12/90413.html) |
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